Render Manager > mental ray(グローバル レンダラ)
Render Manager >[パスを展開](expand a pass)> mental ray
タブ: 精度(「プロパティ リファレンス」)
オプション: マップ ファイルおよびGI とコースティクス
ファイナル ギャザリング マップは、レンダリング前(場合によってはレンダリング中)に計算されたファイナル ギャザリング情報を保存したファイルです。これまでのフレームに記録されたファイナル ギャザリング ポイントは、以降のフレームで再利用されます。これにより計算時間が大幅に節約されます。
マップが初めて生成される際に、ファイナル ギャザリング マップはファイナル ギャザリングの精度値を記録します。精度値が変わると、同一シーンの 2 つのレンダ間などにおいてマップが無視されます。さらにファイナル ギャザリング ポイントが再生成され、新しいファイナル ギャザリング マップが作成されます。
[マップ ファイル](Map File)テキスト ボックスに、ファイナル ギャザリング マップの名前とパスを指定します。現在のパスは、[解決されたマップ ファイルのパス](Resolved Map File Path)テキスト ボックスに表示されています。
いずれかの[マップ ファイル設定](Map File Settings)を選択して、ファイナル ギャザリング マップ ファイルをどのように使用するのかを定義します。次のいずれかのモードを選択します。
[生成された FG ポイントでファイルを上書き](Overwrite file with generated FG points): 各フレームのファイナル ギャザリング ポイントを計算し、その結果をファイナル ギャザリング マップ ファイルに保存します。ただし、既存のマップ ファイルがある場合は上書きされます。つまり、各フレームでファイナル ギャザリング マップが再構築されます。
この設定は、ライトやオブジェクトが頻繁に変更されたり、以前のフレームでは表示されていたオブジェクトが表示されなくなったポイントにカメラが移動したりするシーンで有効です。
[生成された FG ポイントをファイルに追加](Append generated FG points to file): 既存のファイナル ギャザリング マップ ファイルを使用するか、最初にレンダリングされたフレームのファイナル ギャザリング ポイントを計算します。mental ray が、レンダリング時に以降のフレームの追加のファイナル ギャザリング ポイントを計算する場合は、これらのポイントがマップ ファイルに付加されます。
[ファイルが存在しない場合にのみ FG ポイントを生成](Generate FG points only if file doesn't exist): 既存のファイナル ギャザリング マップを使用(または最初にレンダリングされたフレームのファイナル ギャザリング ポイントを計算)しますが、レンダリング時に計算された新しいポイントは付加されません。最初の計算の後、マップ ファイルはファイナル ギャザリングの[レイの数](Number of Rays)値を変更した場合のみ修正されます。複数のコンピュータが同じファイナル ギャザリング マップを使用するようなレンダ ファーム設定では、このオプションが便利です。
ファイナル ギャザリングの計算は、パス カメラの位置に基づいて実行されます。この設定を使用する場合は、レンダリングするシーケンス内の全カメラ位置に対し、マップ ファイルが十分なファイナル ギャザリング データを持っていることを確認してください。