顔オブジェクトを組み立てる

 
 
 

作業を開始する前に、Face Robot で使用する頭のモデリング要件やステージ プロセスを理解するために確認しておく必要がある情報セクションがいくつかあります。

この最初のステージでは、頭と必要な顔のパーツ(眼球、歯、舌(オプション))を Face Robot にロードします。すべてのパーツが揃っていない場合は、眼窩、眼球、口内壁を Face Robot を使用して作成できます(「顔の部分の作成」を参照)。

すべてのパーツを選択したら、顔のパーツが Face Robot で処理できるかどうかを確認する診断が実行されます。問題がある場合は、その情報が表示されます。Face Robot ですべての顔のパーツが使用可能だと確認されるまでは、先に進むことができません。

すべて使用可能な場合は、頭とパーツを Face Robot でスキャンすることができます。スキャンによって顔のパーツのモデリング スタックがフリーズし、この時点までに終了したモデリングがメッシュに焼き付けられます。スキャンによって、コンストレイントも削除され、顔のパーツのアニメーションがすべてフリーズされます。

顔のパーツのジオメトリ(ポイントの移動など)およびトポロジ(ポイントおよびポリゴンの追加または削除など)を変更してから、スキャンを実行できます (次の手順のステップ 5 を参照してください)。ただし、オブジェクトをスキャンしたら、トポロジは変更できません。ジオメトリのみ変更できます。

注:このトピックに関するビデオを表示するには、「Softimage YouTube Learning Channel」の Face Robot プレイリストをご覧ください。
 

 

次のステージに進む前に、次のオブジェクトが Face Robot にロードされていることを確認してください。

顔オブジェクトを組み立てるには

  1. 次のいずれかの方法で、頭、2 つの眼球オブジェクト、上下の歯オブジェクトを Face Robot にロードします。

    • メイン メニューバーから[ファイル](File) [読み込み](Import)を選択して、サブメニューからモデルに適切なファイル形式を選択します。

    • メイン メニューバーから[ファイル](File) [開く](Open)を選択し、Face Robotシーンをロードします。「Face Robot でシーンをロードおよび保存する」を参照してください。

    • メイン メニューバーから[ファイル](File) [読み込み](Import) [モデル](Model)を選択し、モデルをインポートします。

    • [ステージ1: アセンブル](Stage 1: Assemble)パネルで、[ライブラリ](Library)セクションのタブをクリックして既存のジオメトリをロードします。次のロード先にロードできます。

      • 個別の頭のメッシュ([頭](Heads)タブ)

      • 個別の眼球、歯、舌のメッシュ([パーツ](Parts)タブ)

      • すべてのパーツを含む完全な Face Robot キャラクタ([アクタ](Actor)タブ)

      • 使用可能な任意のモデル([カスタム](Custom)タブ)

      注:[ライブラリ]のタブには、デフォルトのパスを設定できます。「デフォルトのライブラリ パスのプリファレンス」を参照してください。
  2. [タイプ]タブで DNA ファイルを選択し、顔が対称か非対称かを決定します。「DNA の選択」を参照してください。

  3. [オブジェクトのピック](Pick Objects)ボタンをクリックして次のパネルのステージ 2: オブジェクトを開きます。終了したら、次の手順に進みます。

  4. オブジェクトを選択した後でこのパネルに戻り、[ツール]エリアで顔オブジェクトの診断を確認します。

    場合によっては、穴の修正や変換のフリーズが必要です。これらの方法の詳細については、「顔の診断と問題の解決」を参照してください。

  5. 問題を解決し、顔が「READY TO SCAN(スキャン可能)」と診断されたら、[スキャン](Scan)ボタンをクリックします。

    スキャンによって顔のパーツのモデリング スタックがフリーズし、この時点までに終了したモデリングがメッシュに焼き付けられます。スキャンによって、コンストレイントも削除され、顔のパーツのアニメーションがすべてフリーズされます。

    注:スキャンした後では、顔のパーツのトポロジを変更できないことに注意してください(つまり、ポイントやポリゴンの追加や削除ができません)。
  6. スキャンが終了すると、ステージ 3: ランドマークのパネルが開きます。

デフォルトのライブラリ パスのプリファレンス

[ステージ 1]パネルの[ライブラリ]セクションにあるタブ([頭]、[パーツ]、[アクタ]、[カスタム])に対し、カスタム プリファレンスを設定することで、デフォルト パスを設定できます。

  1. メインメニューから[ファイル](File) [設定](Preferences)を選択します。

  2. [設定]プロパティ エディタで[Face Robot]を選択します。

  3. ステージ 1 の各ライブラリに対し、任意のパスを設定します。デフォルトでは、前回使用したパスが保存され、次回 Softimage を開いたときに使用されます。