[Act(アクト)]パネルについて

 
 
 

アクトは顔に生命を吹き込むプロセスです。[Act(アクト)]パネルにあるツールを使い、アニメーション コントロールを動かしてその位置にキー設定するか、モーション キャプチャ データをアニメーション コントロールに適用することによって、顔をアニメートできます。また、まばたきのアニメーションに役立つツールも用意されています。

[Act(アクト)]パネルは、上部の[フェイス]パネルおよび下部の[Library(ライブラリ)]パネルの 2 つのセクションで構成されています。次の図および表に[Act(アクト)]パネルにあるすべてのオプションの場所と説明を示します。

A

[選択]タブにはアニメーション コントロールおよびキー ボタンがあります。「アニメーション コントロール セット」を参照してください。

B

[表示]タブにはシーンのエレメントの表示を切り替えるオプションがあります。「エレメントを表示/非表示にする」を参照してください。

C

[カメラ]タブにはカメラ ビューをすばやく変更するボタンがあります。「カメラを切り替える」を参照してください。

D

[読み込み/書き出し]タブには Face Robot で作成した頭をさまざまな方法でエクスポートするコマンドや、アニメーションをキャッシュするコマンドがあります。「Face Robot から書き出す」を参照してください。

E

アニメーション コントロールをアニメートするキー ボタンです。「アニメーション コントロールのキーフレーミング」を参照してください。

F

[モーション]タブにはロードしたすべてのアニメーション クリップがあります。「モーション キャプチャ データを適用する」を参照してください。

G

[ポーズ]タブにはロードしたすべてのアニメーションのポーズ クリップがあります。「ポーズを適用および作成する」を参照してください。

H

[リップシンク]タブにはリップシンク アニメーションを作成するコマンドがあります。「リップシンク アニメーション」を参照してください。

I

[ツール]タブには、さまざまなアニメーションの問題を解決するコマンドがあります。I、J、K を参照してください。

J

[ツール]タブのこれらのコマンドでは、モーション キャプチャ アニメーション データを操作できます。「モーション キャプチャのプロセス」を参照してください。

K

[ツール]タブの[Lip Stiction(唇の粘着)]コマンドでは、唇の粘着をコントロールできます。「「唇の粘着」問題を解決する」を参照してください。

L

[ツール]タブの[Blink(まばたき)]コマンドでは、すばやくまばたきをアニメートできます。「まばたきをアニメートする」を参照してください。

ヒント:[Stage 6: Tune(ステージ6: 調整)]パネルが表示されている場合、[F6]キーを押すと[Act(アクト)]パネルの Synoptic View が開きます。このフローティング パネルを使えば、調整の際にいつでもアニメーション コントロールにアクセスできるので便利です。「[Act(アクト)]パネルのシノプティック ビューを表示する」を参照してください。

アニメーション コントロール セット

Face Robot には、標準のアニメーション コントロールのセットがあり、人の顔にさまざま表情を付けることができます。軟部組織パラメータとともに、アニメーション コントロール セットによって、キーまたはモーション キャプチャ データを使用して顔のアニメーションを動かします。

A

B

左眉内側/反対側に右眉内側

C

左眼窩上部/反対側に右眼窩上部

D

左眉外側/反対側に右眉外側

E

左上瞼/反対側に右上瞼

F

左下瞼/反対側に右下瞼

G

左目の下のたるみ/反対側に右目の下のたるみ

H

左耳/反対側に右耳

I

上唇の中央

J

上唇の左/反対側に上唇の右

K

左口角/反対側に右口角

L

下唇の左/反対側に下唇の右

M

下唇の中央

N

顎のふくらみ

O

顎(顎の先端)

P

のど仏(喉頭)

Q

首右側の腱/反対側に首左側の腱

R

首右側の付け根/反対側に首左側の付け根

S

舌の先端

T

舌の前方

U

舌の後方

V

舌の付け根

W

右頬のふくらみ/反対側に左頬のふくらみ

X

右小鼻のふくらみ/反対側に左小鼻のふくらみ

Y

右鼻孔/反対側に左鼻孔

Z

鼻の先端

エレメントを表示/非表示にする

[アクト](Act)パネルで[顔](Face) [表示](Display)タブをクリックして、ビューポートに表示または非表示にするエレメントや、表示モードを変更するエレメントを選択します。

表示のトグル オプション

コントロールのトグル(Toggle Controls)

アニメーション コントロールの表示/非表示を切り替えます。

顔のトグル(Toggle Face)

フェイス メッシュの表示/非表示を切り替えます。

選択の可/不可のトグル(Toggle Selectability)

シーン エレメントを選択できるようにするかどうかを切り替えます。

ベクトルのトグル(Toggle Vector)

口の周りにある赤いカーブの表示・非表示を切り替え、唇のアニメーションをすばやく確認できます。このオプションを選択すると、顔が非表示になり、歯、眼球、アニメーション コントロールだけが表示されます。

プロキシのトグル(Toggle Proxy)

口のプロキシ メッシュの表示・非表示を切り替え、口のアニメーションをすばやく確認できます。このオプションを選択すると、顔が非表示になり、歯、眼球、アニメーション コントロールだけが表示されます。

X 線のトグル(Toggle Xray)

X 線(透視図)表示の設定のオンとオフを切り替えます。

ワイヤーフレーム/シェーディングのトグル(Toggle Wireframe / Shaded)

メッシュの表示モードをワイヤーフレームまたはシェーディングのいずれかに切り替えます。

ヘッドライトのトグル(Toggle Headlight)

ヘッド ライトのオン/オフを切り替えます。マット(オンの場合)または光沢のあるサーフェイス(オフの場合)になります。

高速再生のトグル(Toggle Fast Playback)

高速再生オプションのオン/オフを切り替えます。詳細については、「高速再生キャッシュ ファイルを保存およびロードする」を参照してください。

注:Face Robot の頭およびアニメーション コントロールを非表示でシーンを保存し、シーンを再ロードすると、保存した状態でロードされます。ただし、評価のタイムラインが表示され、顔とコントロールの表示/非表示はリセットされます。

解決策として、[表示](Display)タブの[顔のトグル](Toggle Face)または[コントロールのトグル](Toggle Controls)を選択し、顔またはアニメーション コントロールを非表示に戻すことができます。

カメラを切り替える

別のカメラに切り替えることで、すばやく頭の別の部分を表示することができます。

カメラの視点を切り替えるには

  • [フェイス]>[カメラ]タブで、顔のカメラ プロジェクションをクリックしてカメラの視点に切り替えます。

A

目の部分をズーム インして表示します。

B

頭の左側を表示します。

C

口の部分をズーム インして表示します。

D

頭全体を表示します。

E

ビューポートのユーザ カメラで使用していた前の設定に戻します。

F

頭の右を表示します。