オーディオ波形を表示する

 
 
 

オーディオをアニメーションと同期化する助けになるように、Animation Editor の F カーブ エディタのグラフの背景およびタイムラインに、オーディオ クリップの波形を表示することができます。

タイムラインでの波形を表示する

選択されたオブジェクトによって、そのオブジェクトのアニメーション ミキサ内に 1 つまたは複数のオーディオ クリップがロードされている場合は、タイムラインに波形を表示することができます。これは、アニメーションとサウンドを同期するのに役立ちます。各オーディオ クリップが時間軸上のどこに発生するかが容易にわかるようになります。

タイムラインにオーディオ波形を表示するには

  1. モデルの Animation Mmixer で、トラック上にオーディオ クリップが存在することを確認します。

  2. タイムラインを右クリックし、[オーディオ クリップ](Audio Clip)メニューからオーディオ ファイルを選択します。使用可能なオーディオ クリップが、アルファベット順に一覧表示されます。

    フレームおよびキーの後ろに、オーディオ波形が薄いグレーで表示されます。

注:タイムラインに波形が表示されない場合、理由としては、サウンドが非常に小さく、したがって非常に小さく表示されるということが考えられます。

F カーブ エディタで波形を表示する

波形は適切な時間とスケール(波形が関連付けられているオーディオ クリップの時間とスケール)で描画されます。また、オーディオ クリップの値を変更すると波形にも反映されます。たとえば、オーディオ クリップを移動またはスケールすると波形が更新され、この変更情報が表示されます。

オーディオ波形は、F カーブ グラフの背景に薄いグレーで表示されます。

F カーブ エディタに波形を表示するには

  • ミキサまたは Explorer(モデルの[ミキサ](Mixer) [トラック](Tracks) [オーディオ](Audio) [Mixer Audio_Trackn] [クリップ リスト](Clip List)フォルダにある)から F カーブ エディタのグラフに、オーディオ クリップをドラッグ アンド ドロップします。

    または

  • Explorer のオーディオ ソースまたはブラウザのオーディオ ファイルを、F カーブ エディタのグラフにドラッグ アンド ドロップします。

    • オーディオ ソースにクリップが存在しない場合は、現在のモデルの下にクリップが自動的に作成されます。

    • オーディオ ソースに異なるモデルのクリップが複数存在する場合はポップアップ メニューが表示され、ここからクリップが属するモデルを選択できます。

    波形は縦軸に固定されているため、縦方向にパンまたはズームしようとしても移動/スケーリングされません。

波形の表示を切り替えるには

  1. F カーブエディタのコマンド バーで[ファイル](File) [設定](Preferences)を選択し、[Preferences: FCurve Editor]プロパティ エディタを開きます。

  2. [オーディオ]タブをクリックし、[オーディオ波形表示](Audio Waveform Display)オプションのオンとオフを切り替えます。

    同様に、[ミキサ オーディオ クリップ](Mixer Audio Clip)パラメータは、表示されている現在のオーディオ ファイルのフル パスを表示します(例: Mixer.Mixer_Audio_Track.Clip)。このフィールドに新しいパスを入力したり、既存のパスを削除してオーディオ クリップを消去することができます。

オーディオ波形のサイズを変更するには

波形は、既定では、F カーブ エディタのグラフに 100% で表示されますが、波形の表示領域の大きさは変更できます。

  • [Preferences: Fcurve Editor]プロパティ エディタの[オーディオ]ページで、[オーディオ波形表示領域](Audio Waveform Display Area)にパーセンテージ値を設定します。

波形の描画は常にグラフの左上隅から開始されます。このため、たとえば、波形の表示領域を 50% に変更すると、波形は元の高さの半分となり、グラフの上半分に描画されます。

マーカーとラベルを表示する

マーカーを持つオーディオ クリップの波形をF カーブ エディタに表示すると、F カーブ エディタにもマーカーが表示されます。F カーブ エディタ内のマーカーは表示専用であるため、選択または移動できません。

マーカーの作成およびマーカー値の設定の詳細については、「クリップのフレームへのマーキング」を参照してください。

オーディオ クリップに関連付けられているマーカーとラベルを表示するには

  • [Preferences: Fcurve Editor]プロパティ エディタの[オーディオ]ページで、[オーディオ マーカーの表示](Show Audio Markers)[ラベルの表示](Show Labels)および[デュレーションの表示](Show Duration)オプションのオンとオフを切り替えます。

    A

    [オーディオ マーカーの表示](Show Audio Markers): 現在表示されているミキサのオーディオ クリップにマーカーがあれば、ここに黒の縦線で表示されます。マーカー表示レベルが考慮される点に注意してください。

    B

    [ラベルの表示](Show Labels): クリップ マーカーに追加したマーカー値があれば、マーカーの右下に表示されます。

    C

    [デュレーションの表示](Show Duration): フレーム内でのマーカーのデュレーションが、マーカー上にゴーストの灰色のボックスとして表示されます。

マーカー表示レベルを設定するには

マーカー表示レベルも考慮されます。最小レベルではビューの上から半分程度の場所に描画され、最大レベルでは一番下付近に描画されます。

  • [オーディオ マーカーの最小描画レベル](Audio Marker Min Drawing Level)は、マーカーの最小レベルを描画する上限を設定します。小さい値を指定するほど、グラフの高い位置にマーカーが表示されます。

  • [オーディオ マーカーの最大描画レベル](Audio Marker Max Drawing Level)は、マーカーの最大レベルを描画する下限を設定します。大きい値を指定するほど、グラフの低い位置にマーカーが表示されます。