エンベロープの操作のためのヒントとコツ

 
 
 

ここにはエンベロープでの作業にあたり、便利な情報を記載します。

エンベロープをミュートする

エンベロープは、他のデフォーメーションと同様の方法でミュートできます。エンベロープのミュートにより、作業中エンベロープを継続的に更新せずにスケルトンをポーズできるため、パフォーマンスが向上します。

デフォーマをポーズしながらエンベロープをミュートするには

  1. エンベロープを選択します。

  2. 次のいずれかの操作を実行します。

    • Explorer で、[エンベロープ オペレータ]を右クリックし、[ミュート](Mute)をオンにします。

      または

    • [Select]パネルの[選択](Selection)ボタンをクリックし、[Envelope Operator]のアイコンをクリックして、プロパティ エディタを開きます。[ミュート](Mute)オプションをオンにします。

      [ロック]アイコンをクリックして、このプロパティエディタが再利用されないようにします。ロックすることにより、後で簡単にミュートを解除できます。

  3. デフォーマのポーズをとります。

  4. スケルトンが目的の位置にある場合は、エンベロープのミュートを解除します。

エンベロープの転送およびマージをする

エンベロープは、シーン内のオブジェクトどうしの間で転送しマージすることができます。「属性の転送」(「データ交換」)を参照してください。

エンベロープとソフト ボディのデフォーメーションを結合する

オブジェクト上でソフト ボディとエンベロープのデフォーメーションを結合するには、エンベロープの前にソフト ボディ オペレータを適用する必要があります。

また、ソフト ボディをエンベロープ デフォーマに適用する方法もあります。スケルトンにはポイントがないため、ソフト ボディを直接適用できない点に注意してください。ただし、オブジェクトとボーンを組み合わせ、そのオブジェクトにソフト ボディを適用することはできます。その後、組み合わせたオブジェクトをエンベロープ デフォーマとして使用してください。

ボリューム デフォーメーションとエンベロープを併用する

ボリューム デフォーマをスケルトンの子にして、そのボリューム デフォーマを使用してエンベロープに盛り上がった筋肉を作成する場合は、[プロポーショナルボリューム オペレータ]プロパティ エディタの[エンベロープモード](Envelope Mode)がオンになっていることを確認します。このオプションは、ボリューム デフォーマを親(この場合はスケルトン デフォーマ)に相対させ、ボリューム デフォーマがスケルトンの移動に応じて期待する結果を生みます。

クラスタにボリューム デフォーメーションを常に適用して、ボリューム デフォーマがスケルトンの曲がりに応じてエンベロープの不要領域に影響しないようにすることも、よい方法です。

ボリューム デフォーメーション全般の詳細については、「ボリュームによってポイントを操作する」(「データ交換」)を参照してください。

ウェイトを再正規化する

ウェイトをフリーズした後デフォーマを削除したときなど、ウェイトの正規化が解除された場合、大きなブラシ半径と極小さい不透明度を使用して[スムーズ]モードでペイントすることにより、すばやく再正規化できます。この手法による極少量のスムージングは、通常見た目にはわかりません。