[アクションコネクション レゾリューション]ダイアログ ボックス

 
 
 

アクション クリップおよびオブジェクトをインスタンス化する際に、アクション ソースに保管されたパラメータ名が現在のモデルで使用できない場合に表示されます。これらのコントロールを使用して、アクション ソースのアニメーションをリダイレクトすることで、その他の使用可能なオブジェクトとパラメータを操作できます。

詳細については、「モデル間でアクション ソースをコピーする」(「Animation Mixer のノンリニア アニメーション」)を参照してください。

検索および置換(Find and Replace)

名前の一部(部分文字列)を置き換えます。最初のテキスト ボックスに検索文字列を入力し、次のボックスに置換文字列を入力して[置換]ボタンをクリックします。

ターゲット(Target)

オンになっているときに[置換]ボタンをクリックすると、置換操作が[接続できなかったもの]列ではなく、[接続先]列で実行されます。このオプションでは、いくつかの部分文字列の置換を繰り返し結合できます。たとえば、最初にプリフィックスを変更し、次にサフィックスを変更することができます。

オフになっているときは、置換は[接続できなかったもの]列で実行され、以前に[接続先]列で行った変更は失われます。

オブジェクトのみ(Obj Only)

部分文字列の置換をオブジェクト名(最初のピリオドの前の部分)に限定します。オンになっていると、[置換]ボタンをクリックしてもパラメータ名に影響を与えません。

接続できなかったもの(Unconnectable)

現在のモデルで接続できなかったアクション ソースのパラメータをリストします。パラメータが接続できないのは、現在のモデルでパラメータが存在せず、最初のアクティブ コネクション リゾルーション テンプレートで再マップされていない場合です。

接続(Connect To)

アニメーション ソース アイテムに接続している新しいパラメータをリストします。この列にオブジェクトとパラメータ名を直接入力することができます。オブジェクト名を入力して[Tab]キーを押すと、[接続できなかったもの]列からパラメータ名が自動的に記述されます。

行が空白になったまま[接続]ボタンをクリックすると、[接続できなかったもの]列の対応するパラメータは、結果となるアクション クリップで現在のモデルのパラメータを使用しません。

オートフィル オブジェクト名(AutoFill Object Name)

オンになっている場合、[接続先]列にオブジェクト名を入力して[Tab]キーを押すと、[接続できなかったもの]列のオブジェクト名のすべてのインスタンスを、自動的に入力した文字列に置換できます。

テンプレートとマージ(Merge with Template)

オンになっている場合、[接続]をクリックすると、[接続できなかったもの]列と[接続先]列の内容が、最初のアクティブ コネクション リゾルーション テンプレートの新しいルールになります。[接続できなかったもの]列のパラメータを含むアクション クリップを次にインスタント化するときに、コネクション リゾルーション テンプレートが最初のアクティブなテンプレートのままだった場合、そのパラメータは自動的に[接続先]列の対応するパラメータに接続されます。

キャンセル(Cancel)

接続処理をキャンセルし、ダイアログ ボックスを閉じます。

確認(Validate)

クリックすると、現在のモデルに[接続先]列のオブジェクト名とパラメータ名が存在するかを確認できます。無効な名前は赤で表示されます。

接続(Connect)

クリックするとクリップがインスタンス化されます。[接続できなかったもの]列にはパラメータ用にアニメーションが格納され、[接続先]列の対応するパラメータを使用します。

接続パラメータを指定する

[接続できなかったもの](Unconnectable)列に表示された各パラメータに対して、[接続先](Connect To)列に新しいパラメータを入力します。パラメータのスクリプト名を全部入力することも、オートフィル機能を使用することもできます。ソース パラメータを接続せず、何もアニメートされないようにする場合は、対応する列を空白のままにします。

パラメータ名を自動入力する

[接続先]ボックスにパラメータ名を入力する際に、オブジェクト名のみを入力して[Tab]キーを押すと、パラメータ名の残りの部分が自動的に補完されます。

たとえば、次のように入力します。

	cone

これを最初の行に入力して、[Tab]キーを押すと、結果は以下のようになります。

	cone.kine.local.posx

オブジェクト名を自動入力する

[オートフィル オブジェクト名](AutoFill Object Name)オプションがオンのときにオブジェクト名のインスタンスを置換すると、すべてのインスタンスが置換されます。

同じ例を使って、次のように入力します。

	cone

次に[Tab]キーを押すと、すべての行が以下のように変更されます。

	
	cone.kine.local.posx
	cone.kine.local.posy
	cone.kine.local.posz

名前の一部を置換する(部分文字列)

名前全体でなく、一部(部分文字列)を置き換えたい場合は、[検索および置換](Find and Replace)オプションを使用します。

  1. 最初のテキスト ボックスに検索文字列を入力します。

  2. 次のテキスト ボックスに置換文字列を入力します。

  3. [置換](Replace)をクリックします。

接続できなかった各パラメータ名に含まれる最初の一致語句が置換されます。[オブジェクトのみ](Obj Only)をオンにすると、検索範囲が最初のピリオドまでのオブジェクト名だけに限定され、パラメータ名の残りの部分は無視されます。

部分文字列の反復置換

場合によっては、パラメータ名に対する検索/置換を何回か行う必要が出てくることがあります。たとえば、prefix_Object1_suffix を Object1 に、prefix_Object2_suffix を Object2 に変換するとします。

このとき、「prefix_」を空文字列で置き換えると、[接続先](Connect To)列は次のようになります。

	Object1_suffix. ...
	Object2_suffix. ...
	...

しかし、その後に「_suffix」を空文字列で置き換えると、[接続先](Connect To)列は次のようになります。

	prefix_Object1. ...
	prefix_Object2. ...
	...

これは、置換が[接続できなかったもの](Unconnectable)列に対し適用されたためです。この問題を解消するには、[ターゲット](Target)オプションをオンにします。これで、置換が[接続先](Connect To)列に対し行われ、検索/置換を反復実行して希望する結果を得られるようになります。

	Object1. ...
	Object2. ...
	...

検証および接続する

[接続](Connect)をクリックする前に[確認](Validate)ボタンを押して、置換のテストをすることができます。[接続先](Connect To)列に認識できないパラメータ名がある場合、赤色で表示されます。

接続不可能なパラメータに対応する新しいパラメータの指定が完了したら、[接続](Connect)をクリックしてアクション クリップを作成します。[接続先](Connect To)列に認識できないパラメータ名がある場合、赤色で表示されます。ただし、行を空白にしておくと、対応するパラメータが接続されず、何も変化しません。

[テンプレートとマージ](Merge with Template)オプションがオンのとき、[接続できなかったもの](Unconnectable)列と[接続先](Connect To)列は、新しいルールとしてアクティブなコネクションマッピング テンプレートに保存されます。アクティブなテンプレートが存在しない場合、新しいテンプレートが作成されます。つまり、次に同じソース パラメータでクリップを作成するとき、保存された前回の値が自動的に使用されます。