シーンやモデルを作成する際、変更したくない、他のユーザに変更されたくない部分があるとします。このような変更を防ぐために、ロック機能を使用し、シーンの部分に許可する変更タイプをコントロールできます。たとえば、テクニカル ディレクタは、キャラクタの特定のパラメータに対するアニメーションをロックすることができます。これにより、ロックされたパラメータは利用可能ですが、キーは設定できなくなります。
オブジェクトとパラメータのアニメーションをロックする方法については、「シーン エレメントをロックおよびタグ付けする」(「データ交換」)を参照してください。
アニメーション レベルでシーン エレメントがロックされている場合、キーの設定も、Animation Editor での F カーブの編集もできません。
FCurve Editor では、ロックされた F カーブがこの図のように点線で表示されます。
ロックされている F カーブは選択できないため、そのカーブ上のキーを選択することも編集することもできません。F カーブからキーをコピーするには、DopeSheet を使用できます。
ロックされているトラックは、左端に黒い鍵のアイコンが表示されます。折りたたまれたトラックにすべてロックされているトラックが含まれている場合は、黒いアイコンが表示されます。ロックされているトラックとされていないトラックが混在する場合は、鍵のアイコンは黒と緑の混じったものになります。
ロックされている F カーブ(トラック)上で領域を選択または作成してキーのコピーおよび貼り付けを行うことはできますが、キーの編集はできません。
キーを編集しようとすると、対象の F カーブはロックされているため編集できませんという内容のエラーメッセージがスクリプト ウィンドウに表示されます。
F カーブおよび DopeSheet の詳細については、「F カーブの編集」および「DopeSheet でアニメーションを編集する」を参照してください。