フォトン マップを使用する

 
 
 

場所:

フォトン マップは、本質的にはシーン中のフォトンの位置と何千ものフォトンのそれぞれの RGB エネルギー レベルを格納するマップです。

mental ray では、空間の特定のポイントに対するフォトン マップの影響を定義する必要がある場合があります。この場合、レイトレーサでフォトン マップが調べられ、どのフォトンが近い(指定された半径内にある)かが決定されます。指定された半径以内にあるすべてのフォトンのエネルギー レベルに基づいて、シーンの総合的なライティングにどの程度フォトンを使用するかが計算されます。ライトの数とは関係なく、マップは 1 つしか作成されません。

コースティック イルミネーションを使用した場合のフォトンのパス

下のどちらのシーンにも、同じ数のライトと同じタイプのシェーダがあります。

このシーンでは、コースティック エフェクトは使用されていません。

このシーンでは、コースティック エフェクトが使用されています。ガラスの鉛筆立てによって生じたテーブルの上の反射に注目してください。コースティック エフェクトのレンダリング方法では、ガラスの反射と屈折の両方が重要な役割を担っています。

フォトン マップ ファイルを指定する

[フォトン マップ]テキストボックスでフォトン マップを指定することもできます。ブラウズ ボタン(...)をクリックし、ブラウザを開いてマップ ファイルを選択します。

重要:フォトン マップへのパスが正しいことを確認してください。パスが正しくないと、フォトン エフェクトを使用してシーンをレンダリングする際にレンダリングが中止されます。

フォトン マップをリビルドする

領域でコースティクスの表示を修正するには、[リビルド](Rebuild)オプションを選択して(フォトン マップが計算、表示されるまで待機します)、コースティック エフェクトのマップを生成します。続いて、コースティクスの事前計算済みのマップを使用して、レンダ領域でズーム、パン、アニメーションの再生を行うことができます。この方法ではなく、[自動更新]のチェックを入れている場合、変更のたびにコースティック エフェクトを再計算するため、レンダリング時間が長くなります。