ウォークスルー: プラグイン マネージャ

 
 
 

このウォークスルーは、プラグイン マネージャを使ってワークグループ内でプラグインを作成する方法を示したものです。 一連の手順には、新規ワークグループの作成、カスタム コマンドの作成、ツールバーの作成、アドオン ディレクトリの作成などが含まれています。

ワークグループの作成

  1. プラグイン マネージャで、[ワークグループ](Workgroup)タブをクリックし、[ファイル](File)[作成](Create)を選択します。

  2. [ワークグループの作成](Create Workgroup)ダイアログ ボックスで、次の操作を実行します。

    • [ワークグループ フォルダ名](Workgroup Folder Name)ボックスに、ワークグループの名前を入力します。

    • [ワークグループの位置](Location of Workgroup)ボックスの横にあるをクリックし、ワークグループを含むフォルダの場所を指定します。

    • [OK]をクリックします。 これで、次のような形式のワークグループ用フォルダ構造が作成されます。

カスタム コマンドの作成

  1. プラグイン マネージャで、[ツリー](Tree)タブをクリックします。

  2. ワークグループを展開し、[プラグイン](Plug-ins)フォルダを右クリックして、[新規作成](New)[コマンド](Command)を選択します。

  3. コマンドウィザード[コードの生成](Generate Code)をクリックすると、カスタム コマンドが生成されます。

    ワークグループの[プラグイン]フォルダの下部のプラグイン ツリーに、プラグインおよびカスタム コマンドが表示されます。

    生成されたコードは、ワークグループの Application¥Plugins フォルダに格納されます。

    スクリプト言語を選択した場合、生成されたプラグインは自動的にロードされて実行されます。 その後、どの言語を選択していても、生成されたコードがスクリプト エディタ内で開きます。

  4. プラグインを処理(たとえば、アンロード、キャッシュから除去、あるいは削除)するには、プラグインを右クリックします。

    スクリプト エディタでプラグインを編集した場合は、変更内容を保存したときに自動的にプラグインが再ロード(更新)されることに注意してください。 外部エディタを(たとえば、C++ プラグインの編集や再コンパイルに)使用している場合、コンテキスト メニューの[更新](Update)コマンドを使用して、プラグインを再ロードすることができます。

    プラグインにヘルプ ファイルが付属している場合は、コンテキスト メニューに[ヘルプ](Help)コマンドが表示されます。

  5. コマンドを実行するには、プラグインを展開し、コマンドを右クリックして、[実行](Invoke)を選択します。

    Script Editor から簡単にコマンドを実行できますが、 カスタム プロパティに関してはプラグイン ツリーでシーン ルート上にプロパティのインスタンスをすばやく作成する方法が用意されています。プロパティを右クリックし、[プロパティの作成](Create Property)を選択するだけです。

ツールバーの作成

  1. ワークグループで、[ツールバー]フォルダを右クリックして、[新規作成](New)[ツールバー]を選択します。

  2. [ツールバー ウィザード](Toolbar Wizard)で、ツールバーの名前を入力し、[OK]をクリックします。

    このウィザードで、新規ツールバーが作成されて開いた後、ツールバー .xsitb ファイルがスクリプト エディタにロードされます。 また、新規ツールバーは Softimage メニュー バーの[表示](View)[ツールバー](Toolbars)メニューにも追加されます。

    ツールバーには、既に作成されたコマンド用のボタンも組み込まれています。 ワークグループ内にさらにコマンドを作成した場合は、それらのコマンドをプラグイン ツリーからツールバーにドラッグしてツールバーに追加することができます。

注:

  • .xsitb ファイルを編集するには、プラグイン ツリーで[ツールバー](Toolbars)フォルダを展開し、.xsitb ファイルを右クリックして、[編集](Edit)を選択します。

  • ツールバーを開くには、プラグイン ツリーで、.xsitb ファイルをダブルクリックします。

アドオン ディレクトリの作成

ワークグループ内にプラグインを作成し続けると、Application¥Plugins フォルダが大きく、複雑になっていきます。 プラグインごとにソースコードを切り離したい場合、プラグインごとにアドオン ディレクトリを作成することができます。 アドオン ディレクトリは、ワークグループの[アドオン]フォルダに格納されます。 各アドオン ディレクトリには、固有の Application フォルダおよび Data フォルダが含まれます。

また、アドオン ディレクトリを使用すると、配布用アドオンのパッケージング プロセスが簡略化されます。

  1. プラグイン ツリーでワークグループを右クリックし、[新規作成](New)[アドオン ディレクトリ](Add- Directory)を選択します。

  2. [アドオン ディレクトリの作成](Create Add-on Directory)ダイアログ ボックスで、アドオンの名前を入力します。 この名前には、フォルダとして有効な名前を指定してください。

    プラグイン ツリーで、ワークグループの下部に、新規の[アドオン]フォルダ ノードが表示されます。

  3. アドオン フォルダを展開し、プラグインをワークグループからアドオン内のプラグイン フォルダにドラッグします。

    これにより、プラグインがワークグループ Application¥Plugins フォルダからアドオン ディレクトリ内の Application¥Plugins フォルダに移動します。

  4. 必要に応じて、ツールバーも同様に(.xsitb ファイルをワークグループから[アドオン]フォルダ内の[ツールバー]フォルダにドラッグするという方法で)移動できます。

配布用アドオンのパッケージング

ワークグループにアクセスできないユーザにアドオンを配布する必要のある場合、アドオン ディレクトリの内容をすべて、.xsiaddon ファイルに容易にパッケージングできます。

  1. プラグイン ツリーで、[アドオン]を右クリックし、[アドオンのパッケージ](Package Add-on)を選択します。

  2. [Package Location Options] ダイアログ ボックスダイアログ ボックスで、次のパッケージング オプションを設定します。

    • [ソース]はアドオン ディレクトリの名前です。 .xsiaddon ファイルには、ソース フォルダの下にある内容がすべて格納されています。

    • [デスティネーション]は、.xsiaddon ファイルが作成される場所です。

    • [除外するディレクトリ]には、.xsiaddon ファイルを格納しないフォルダをセミコロン(;)で区切って列挙します。