レイトレーシングには、光線の反射、屈折、遮断の計算が含まれます。非常にリアルな結果を得られますが、プロセスに時間がかかることがあります。シャドウの生成時に使用するライトが多いほど、シーンのレンダリング時間が長くなります。
ライト シェーダのプロパティ エディタ(デフォルトでは soft_light)で、[シャドウ有効](Shadows Enabled)を選択します。
シャドウの暗影(メイン)領域の透明度係数がこれで定義されます(デフォルトは 0.75)。これにより、シャドウを投影する対象となるマテリアルとシャドウのブレンド方法が制御され、よりリアルなシャドウが作成されます。
レンダリング前に[Render]ツールバーから[レンダ](Render) [レンダラオプション](Renderer Options) を選択し、現在のレンダパスの[mental ray レンダー オプション]プロパティ エディタを開いて以下のオプションを設定します。
[レイトレース]タブで、[レイトレース]の[タイプ](Raytraced Type)にレンダリング方法を設定します。
シャドウを落として、[Visibility]プロパティ エディタを表示するオブジェクトを選択します。[レンダリング]タブをクリックし、[シャドウ キャスタ](Shadow Caster)および[レシーバ](Receiver)オプションが有効になっていることを確認します。詳細については、「Shadow Casters and Receivers(シャドウ キャスタとレシーバ)」を参照してください。
レンダ領域内でレイトレース シャドウを表示するには、領域を描画し([Q]キーを押す)、[レンダ](Render) [領域](Regions) [アクティブなビューポートのオプション](Active Viewport Options)を選択して、[現在のパスのオプションを使用](Use Current Pass Options)を選択します。
シャドウ マップや、より手間のかかるエリア ライト シャドウを使用せずに、レイトレース シャドウのぼかしを調整してシーン内のライトを作成することができます。
デフォルトの[ソフト ボディ]シェーダによって、[ぼかし](Softness)および[サンプル](Samples)パラメータを設定してハイクオリティのブラーをレイトレース シャドウのエッジに適用できます。「レイトレース ソフト シャドウ」(「シェーダ リファレンス」)を参照してください。
あるいは、[Physical Sun(mia)(自然の太陽(mia))]シェーダをライトに接続し、[シャドウのぼかし](Shadow Softness)パラメータおよび[サンプル](Samples)パラメータを使用してシャドウのエッジを不鮮明にします。