ソースおよびクリップをロード(作成)する
 
 
 

イメージ ファイルは Softimage にいくつでもロードできます。たとえば、シーンを開始する前にすべてのイメージを[Sources]フォルダにロードしておけば、クリップとしていつでも利用できます。

Softimage では、すべてのイメージ クリップがリニア浮動小数点データに変換されることに注意してください。各イメージ クリップを正確に変換してレンダリングするために、元のイメージが作成されたカラー スペースを選択できます。これによって、mental rayに対して、ガンマ補正データが保存されるかどうかなど、イメージクリップを現在のカラースペースからリニア浮動小数点カラースペースに(必要に応じて)変換する方法が示されます。詳細については、[Image Clip]プロパティエディタ(「プロパティ リファレンス」)の[調整]タブにある[ カラープロファイル]オプションを参照してください。

便宜上、入力イメージを作成するために通常使用するカラー スペースを mental ray に対して宣言するカラー プロファイル プリファレンスを設定することもできます。これによって、新しく作成されたすべてのイメージ クリップが、既定で適切に変換されます。レンダリング設定の[カラープロファイル]オプション(「プリファレンス リファレンス」)を参照してください。

ソースおよびクリップを作成する

ソースとクリップを最も簡単に作成するには、Softimage ブラウザでイメージ ファイルを選択してから、ビューポートの背景にドラッグ アンド ドロップします。これは特に、大量のイメージを読み込むときに便利です。Windows をお使いの場合は、Windows エクスプローラまたはフォルダ ウィンドウからドラッグ アンド ドロップを行えます。

クリップを含めずソースのみを作成する場合は、エクスプローラを開き、範囲をソース/クリップに設定し、イメージを[Sources]ノードに直接ドラッグします。

[レンダ]ツールバーからソースとクリップを作成するには

  • シーンを作成するか開いてから、[Render]ツールバーの[取得](Get) [クリップ](Clip)を選択します。このメニューでは、クリップを作成する 3 つの方法からいずれかを選択できます。

    作成方法

     

    ファイルからソースを作成する

    イメージ ファイルを選択できるブラウザが開きます。ファイルを選択すると、そのイメージ ソースが作成され、イメージ ソース プロパティが開きます。ここでソースの名前を変更することができます。

    ファイルからクリップを作成する

    イメージ ファイルを選択できるブラウザが開きます。ファイルを選択すると、イメージ ソースとイメージ クリップがすぐに作成されます。イメージ クリップのプロパティ エディタが表示されます。このエディタを使って、新規に作成されたイメージ クリップを編集または操作できます。

    ソースからクリップを作成する

    別のサブメニューが開き、イメージ クリップとしてコピーする、既存のソース ファイルを選択するよう要求されます。ソースを選択すると、イメージ クリップのプロパティ エディタが表示されます。このエディタを使って、新規に作成されたイメージ クリップを編集または操作できます。

    重要: TIFF ファイルを使用する場合は、LZW 圧縮を避けてください。LZW で圧縮された TIFF ファイルは、mental ray レンダラでサポートされていないため、正しくレンダリングされません。

    A

    [Sources]>[Images]フォルダには、元のイメージ ファイルが含まれます。ソース ファイルは読み取り専用です。

    B

    [Clips]>[Images]フォルダには、イメージ ソースのインスタンスが含まれます。オリジナル ソースに影響を与えずにクリップを修正できます。

    C

    クリップのアイコンをクリックして[Image Clip]プロパティ エディタを開き、ここでカラー補正、クロップ、ブラーなどの変更を施すことができます。

    ソースのクリップを作成すると、シーンのイメージ クリップの任意の一覧から、そのクリップを使用できるようになります。たとえば、[Image]シェーダのプロパティ エディタで、[イメージ](Image)メニューからイメージ クリップを選択できます。

    Softimage のメニューには、クリップとソースの両方にアクセスできるものもあります。たとえば、ソースをテクスチャとして適用すると、そのソースからクリップが作成され、そのクリップが適用されます(ソースそのものが適用されるのではありません)。

    A

    すべてのイメージ クリップは、[Image]シェーダのメニューで使用できます。

個別のイメージからのイメージクリップの作成

イメージのファイル名が基本的に同じで連続番号が含まれている場合、それらのイメージは単一のシーケンスとして扱われます。または、以下に示す方法で、イメージ ファイルのリストから手動でシーケンスを作成することもできます。

イメージ クリップをシーケンス テクスチャから作成するには

  • 拡張子が SCR のスクリプト、または一連のピクチャ ファイルの位置を絶対パスで示す単純なテキスト ファイルを作成します。イメージ ファイルからクリップを作成する代わりに、このスクリプト ファイルを使用します。

使用していないクリップおよびソースの削除

シーンを作成していくと、最終的にはまったく使わないイメージ ソースやイメージ クリップが出てくることがあります。コマンドをいくつか使用して、これらをシーンから削除します。

不要なイメージ クリップ/イメージ ソースを削除するには

  • [レンダ]ツールバーで以下のいずれかを選択します。

    • 不要なソースを削除する場合は[クリップ](Clip) [未使用イメージソースの削除](Delete Unused Image Sources)を選択します。

      または

    • 不要なソースと不要なクリップを両方とも削除する場合は、[クリップ](Clip) [未使用イメージソースとクリップの削除](Delete Unused Image Sources and Clips)を選択します。