チェインエレメント(ボーン、ルート、およびエフェクタ)とヌルの表示を別のシェイプやサイズに変更したり、エレメントごとにシャドウアイコンを作成することができます。エレメントを表示するためのシェイプには豊富な種類があります(何も表示しないようにすることも可能です)。これにより、チェインをデフォルトの表示とは見栄えが大きく異なるようにセットアップできます。
また、チェインエレメントおよびヌルごとにシャドウを作成することもできます。シャドウは、小さすぎて表示できないチェイン エレメントや、確認と選択が困難であるチェイン エレメントを容易に選択するためのビジュアル リファレンスです。シャドウは、エレメント自体を 3D で表したものであるため、リグ設定の目的に特定のコントロール オブジェクトやアイコンを作成して拘束する必要はありません(詳細については、「リグ設定について」を参照)。
チェイン エレメント(ボーン、ルート、エフェクタ)およびヌルの表示を変更して、別のシェイプやサイズにすることができます。エレメントを表示するためのシェイプには豊富な種類があります(何も表示しないようにすることも可能です)。これにより、チェインをデフォルトの表示とは見栄えが大きく異なるようにセットアップできます。
チェイン エレメントのシェイプやサイズを変更すると、数々の問題を解決することができます。
すべてのルートまたはエフェクタのシェイプを互いに見分けが付くように変更する。これは、ルートおよびエフェクタが両方ともデフォルトではヌルになり、多くの場合は同じ場所に配置されるためです。
ボーン サイズを縮小済みのキャラクタに比例するように縮小するか、エフェクタなどのチェイン エレメントを選択が容易になるように拡大する。
チェイン エレメントおよびヌルのシェイプおよびサイズを変更するには
ボーン、ルート、エフェクタ、またはヌルを選択し、[Enter]キーを押してそのプロパティ エディタ([Chain Bone]、[Chain Root]、[Chain Effector]、または[Null]プロパティ エディタ)を開きます。
ボーン、エフェクタ、ルート、またはヌルを複数選択して、多数のチェイン エレメントの表示プロパティを同じ方法で一括変更することもできます。
[ボーン表示](Bone Display)または[主表示](Primary Display) [アイコン](Icon)リストからシェイプを選択し、チェインエレメントまたはヌルのシェイプを変更します(エフェクタ、ルートおよびヌルは、オプションが同じです)。該当のプロパティエディタ内のさまざまな表示オプションについては、「ボーンのアイコンとそのシャドウに使用するシェイプ」および「エフェクタ、ルート、ヌルのアイコンとそのシャドウに使用するシェイプ」(「プロパティ リファレンス」)を参照してください。
[サイズ]スライダの値をエレメントのアイコンのスケールが変更されるように設定します。
すると、すべての軸上でエフェクタ、ルート、およびヌルの表示アイコンが一括してスケーリングされます(均等スケーリングの場合と同様)ただし、ボーンをサイズ変更する場合、これによりボーンの Y 軸および Z 軸沿いでは表示アイコンが変更されますが、X 軸(長さ)沿いでは変更されません。
チェイン エレメントおよびヌルごとにシャドウを作成できます。シャドウは、小さすぎて表示できないチェイン エレメントや、確認と選択が困難であるチェイン エレメントを容易に選択するためのビジュアル リファレンスです。スケルトンの構造やエンベロープのシェイプを損なわずに、見栄えをよくするためにシャドウのオフセットおよびサイズ変更を実行できます。
次のようなさまざまな方法でチェイン エレメントの表示を変更することで、多くの問題を解決できます。
エンベロープ スケルトンを使って作業するにあたり、チェイン エレメントのシャドウを作成して、選択が容易になるようにエンベロープから突出させる。
用途に応じて(たとえば、FK リグ設定用ボーンには平坦化された円柱を使用し、IK リグ設定用ボーンにはボックスを使用し、デフォーム用ボーンにはリングを使用するといったように)、シャドウをさまざまなシェイプで作成する。各ボーンに一貫したシャドウを付ければ、キャラクタで作業中の他の人は誰でも、どの用途に合わせて何を選択すべきか直ちに察知します。
変換するエレメントのすべてのシャドウを黄色にし、回転させるエレメントのすべてのシャドウを青色にし、ボディの左側のエレメントのシャドウを緑色にし、右側のエレメントのシャドウを赤色にするといったように、シャドウを各用途に応じて色分けする。
チェイン エレメントのシャドウを、ウェイト付け用エンベロープ上の対応するカラーに合わせて色分けする。
ボーン(円柱)、ルート(矢印円)、およびエフェクタ(円)上に設定されたシャドウは、サイズ変更によって識別および選択が容易になりました。
ボーン、ルート、エフェクタ、またはヌルを選択し、[Enter]キーを押してそのプロパティ エディタ([Chain Bone]、[Chain Root]、[Chain Effector]、または[Null]プロパティ エディタ)を開きます。
また、ボーン、エフェクタ、ルート、またはヌルを複数選択して、多数のエレメントのシャドウを同じ方法で一括設定することもできます。
[シャドウ表示](Shadow Display) [アイコン](Icon)リストからシェイプを選択し、そのシェイプのシャドウを作成します。
[アイコン](Icon)シェイプを[なし]以外に選択すると、プロパティ ページにシャドウのカラー、位置(オフセット)、サイズ、およびロック状態を変更するためのオプションが表示されます。
A |
このリストからシャドウ シェイプを選択します。選択したチェイン エレメントのタイプによって、「ボーンのアイコンとそのシャドウに使用するシェイプ」または「エフェクタ、ルート、ヌルのアイコンとそのシャドウに使用するシェイプ」を参照してください。 |
B |
ボーンの場合、ビューポートで現在選択されているディスプレイ モードでシャドウ シェイプが表示されます。「ビューポートのディスプレイ モードを使用してボーンを表示する」を参照してください。 |
C |
[ワイヤフレーム]または[カスタム]を選択します。[カスタム]を選択すると、カラー スライダを使用してワイヤフレーム シャドウのカラーを設定できます。 ボーンで[ディスプレイ モードを使用]を選択すると、カスタム カラーは[ワイヤフレーム]ディスプレイ モードでのみ使用されます。 |
D |
シャドウを軸上のチェイン エレメントからオフセットします。 |
E |
任意の軸上でシャドウのサイズを設定します。値 1 は、シャドウがそのチェイン エレメントのサイズと同じサイズ(1:1 の比率)であることを意味します。 |
F |
オプションを選択すると、チェイン エレメントを Y と Z 軸でスケールした場合にシャドウ シェイプは同期しません。ただし、長さは別です。 |