Shape Manager でクラスタを操作する
 
 
 

Shape Manager では、完全なオブジェクト(オブジェクト全体に対して 1 つのクラスタ)を容易にシェイプ アニメートできますが、また、1 つのオブジェクト上の複数のクラスタに対してシェイプを使用して作業することもできます。オブジェクトのクラスタのうちシェイプを持つものはすべて、シェイプ リストに表示されます。

A

オブジェクト全体に対して作成された既定のクラスタ。クラスタ名をクリックすると、そのクラスタのシェイプのリストが展開および集約されます。

B

口周辺のポイントからなるクラスタに対して、シェイプが設定されています。

C

鼻周辺のポイントからなるクラスタに対して、シェイプが設定されています。

D

右の眉周辺のポイントからなるクラスタに対して、シェイプが設定されています。

注:シェイプ リスト内のクラスタ名は変更できません。

クラスタ内のポイントを選択する

クラスタを使った作業では、クラスタだけでなく、クラスタ内の特定のポイントも容易に表示し、選択することができます。

  • Shape Manager のメニュー バーで[編集](Edit) [クラスタ](Cluster) [現在クラスタのポイントの選択](Select points of current cluster)を選択し、クラスタ内のポイントのうち、選択しているシェイプの影響を受けるポイントのみを選択します。

    オブジェクト上に複数のクラスタがある場合、このオプションを使用すると、同じクラスタに対してシェイプを作成する目的に合った適切なポイントをいつでも容易に選択できます。

    シェイプ リスト内の鼻シェイプが選択されています。クラスタ内のポイントのうち、そのシェイプの作成に使用されるポイントは、タグ付け(選択)され、赤色で表示されています。

タグ付きポイント含めた新規クラスタを作成する

  • Shape Manager のメニュー バーで[編集](Edit) [クラスタ](Cluster) [選択されたポイントから新規作成](New from selected)を選択し、選択された任意のポイントを含む新規シェイプおよびクラスタを作成します。作成したクラスタには「Point」、シェイプには「ShapeKey」という名前が付けられます。

    クラスタ上のシェイプにわずかな調整を加える場合は、新規にクラスタおよびシェイプを作成すると便利です。ただし、適切なシェイプを得るにはクラスタ周辺のポイントをいくつか選択する必要があります。たとえば、シェイプ付きの口クラスタがありますが、適切な表情を得るには、口クラスタ周辺のポイントをいくつか選択して、新規にシェイプを作成する必要があります。

    シェイプ リスト内のほほ笑むシェイプが選択されています。このシェイプに使用されている口クラスタ内のポイントは、緑で表示されています。一方、選択(タグ付け)されたポイントは、赤で表示されています。

    [選択されたポイントから新規作成]コマンドを選択すると、これらのポイントをすべて含んだ新規のクラスタ、およびこの新規クラスタ用のシェイプが作成されます。

クラスタおよびポイントを表示する

オブジェクト上の、影響を受けたポイントまたはクラスタを表示するには

  • Shape Managerのメニューバーから[ビュー](View) [影響されるポイント](Affected Points)を選択します。これにより、選択されたシェイプによる影響を受けたポイントが(緑で)表示されます。

    このオプションは、オブジェクト相対またはローカル相対リファレンス モードで設定されたシェイプ キーに対してのみ使用可能になります(「デフォーメーションとシェイプ参照モード」を参照)。

  • Shape Managerのメニューバーから[ビュー](View) [現在のクラスタ ポイント](Current Cluster Points)を選択します。これにより、選択されたシェイプによる影響を受けたクラスタ ポイントが(薄いグレーで)表示されます。

    シェイプ リスト内の鼻シェイプが選択されています。

    • [影響されるポイント](Affected Points)をオンにすると、このシェイプの影響を受けるポイントのみが緑色でハイライト表示されます。

    • [現在のクラスタ ポイント](Current Cluster Points)がオンの場合、このシェイプの生成に使用された、クラスタでのすべてのポイントが薄いグレーで強調表示されます。