[New]ボタンを使用して接続を追加するには

1. Scripted Operator Editor の左上のリストで[接続](Connections)が選択されていることを確認します。

2. [New]ボタンをクリックします。

   新しい列がグリッドに追加され、ポップアップ エクスプローラが開きます。

3. Explorer を使用して、接続先のシーンエレメントを選択します。

   • パラメータに接続するには、パラメータをクリックします。

   • プロパティに接続するには、プロパティ ノードをクリックします。実際にはプロパティではない[kine]には接続できません。ただし、[local]または[global]には接続できます。

   • オブジェクトのジオメトリに接続するには、[polymsh]、[srfmesh]、[crvlist]、[lattice]、[cloud]、あるいは[hair] などのオブジェクトの下のプリミティブ ノードを選択します。

   • テキスト オブジェクトのテキスト文字列に接続するには、[TextToCurveList](text)オペレータの下の[text](TextToCurveList)ノードを選択します。

   • カラーに接続するには、Explorer でパラメータを表示させ、R、G、B、および A チャンネルに個別に接続します。

   接続したエレメントを後で変更するには、[編集](Edit)の[...]をクリックして新しいエレメントを選択するか、[値](Value)列に値を直接入力します。

4. 出力接続の場合は、[アクセス](Access)列をクリックして[Out]を選択します。

5. 必要に応じて、[名前](Name)列の名前を変更します。この名前は、スクリプト オペレータのコードでこの接続を参照するときに使用されます。デフォルト名は、接続タイプと接続するパラメータに基づきます。

ドラッグ アンド ドロップで接続を作成するには

1. Explorer でエレメントをクリックします。

2. Scripted Operator Editor にドラッグ アンド ドロップします。

   • 新規接続を作成するには、リストの最後の接続の下の空白にドロップします。

   • 既存の接続を変更するには、[値](Value)列の対応する行にドロップします。

例 1: パラメータの入力接続を取得する

[InRad]という名前の入力接続がシーンの 3D オブジェクトの[sphere.radius]パラメータに接続されている場合は、次の行を入力できます。

dim i_rad
i_rad = InRad.Value

この後、コード中でオブジェクトの半径に関して処理する必要がある個所では、[i_rad]を使用できます。

例 2: パラメータの入力接続を取得する

プロパティに入力接続がある場合は、スクリプト名を使用して個々のパラメータを取得します。たとえば、[InXform]という名前の入力接続が[Local Transform]プロパティに接続されている場合、[Pos X]パラメータの値は次の方法で取得できます。

myPosx = InXform.Value.Parameters("posx").Value

短い書式も使用できます。

myPosx = InXform.Value.posx.Value

例 3: ジオメトリの入力接続を取得する

[InGeom]という名前の入力接続が 3D オブジェクトのプリミティブ プロパティに接続されている場合は、次の行を入力してオブジェクトのポイント位置を取得します。

myPnts = InGeom.Value.Geometry.Points.PositionArray

次に、以下の VBScript の構文を試用し、ポイント位置を介してループさせます。

For i = 0 to UBound(myPnts,2)
	' Do something with myPnts(0,i) (X position)
	' Do something with myPnts(1,i) (Y position)
	' Do something with myPnts(2,i) (Z position)
Next

例 4: パーティクル クラウドの入力接続を取得する

クラウドのパーティクルの位置配列の取得は、ジオメトリ オブジェクトのポイントの位置配列の取得とは少し異なります。[InCld]と呼ばれる入力接続がクラウドのプリミティブ プロパティである場合は、次の行を使用してパーティクルの位置配列とカウントを取得します。

set myParts = InCld.Value.Particles
myPartsPos = myParts.PositionArray
myPartsCount = myParts.Count

次のような VBScript の構文を使用すれば、パーティクルの位置を介してループできます。

For i = 0 to myPartsCount - 1
	' Do something with myPartsPos(0,i) (X position)
	' Do something with myPartsPos(1,i) (Y position)
	' Do something with myPartsPos(2,i) (Z position)
Next

例 1: 単一パラメータ接続の出力値の設定

パラメータに接続する出力接続が1つだけある場合は、次の例のように出力値に[myNewValue]: の値を設定します。

Out.Value = myNewValue

例 2: 単一プロパティ接続の出力値の設定

[Local Transform]プロパティに接続する出力接続が1つだけある場合は、次の例のように[Pos X]パラメータに[myNewValue]: 値を設定します。

Out.Value.Parameters("posx").Value = myNewValue

短い書式も使用できます。

Out.Value.posx.Value = myNewValue

例 3: 単一ジオメトリ接続の出力値の設定

オブジェクトの単一出力接続では、次のようにポイントの位置を更新します。

Out.Value.Geometry.Points.PositionArray = myPnts

例 4: 単一パーティクルクラウド接続の出力値の設定

クラウドの単一出力接続では、次のようにポイントの位置を更新します。

Out.Value.Particles.PositionArray = myPartsPos

例 5: テキストの出力値を設定する

次の一般的な構文を使用して、テキスト オブジェクトのテキスト文字列を更新します。

Out.Value.Parameters("text").Value = myNewString

例 6: 複数接続の出力値を設定する

出力接続が複数ある場合は、条件文(VBScript での[If]または[Select Case]など)を使用して[Out.Name]をテストし、正しい値が戻ることを確認します。たとえば、次のように記述します。

if Out.Name = "OutRadius" then
	Out.Value = InSphere.Value
elseif Out.Name = "OutHeight" then
	Out.Value = 2 * InSphere.Value
else
	LogMessage "Unknown output"
end if

不要な接続をスクリプトオペレータから削除するには

1. Scripted Operator Editor の左上のリストで[接続](Connections)が選択されていることを確認します。

2. 関連付けられている行のどこかをクリックして、接続を選択します。

3. ボタンをクリックします。