スクリプト オペレータを作成および編集する
 
 
 

スクリプト オペレータの作成、編集、適用、削除のプロセスは、エクスプレッションに対するそれぞれのプロセスと似ています。

スクリプト オペレータを作成する

[Animation]パネルの[アニメーション]メニューで[スクリプト オペレータの設定](Set Scripted Operator)コマンドを使用すると、ジオメトリ上のスクリプト オペレータ(ポリゴン メッシュ、サーフェイス、カーブ、ラティス、パーティクル クラウド、ヘアなど)、プロパティ([可視性]または[ローカル変換]など)、またはパラメータを作成、編集することができます。パラメータの編集には、Explorer やプロパティ エディタも使用できます。

何らかの方法で一度スクリプト オペレータが作成されると、[スクリプト オペレータ]ノードが出力接続の子として Explorer に表示されます。

パラメータの場合、新しいスクリプト オペレータには 1 つの出力接続があり、パラメータにはその現在値が設定されます。スクリプト オペレータが操作するパラメータは、Explorer およびプロパティ エディタに[S]アイコンで示されます。

ジオメトリの場合、入力と出力の接続が作成されます。ジオメトリ上のオブジェクトは入力接続と出力接続を持つ必要があります。そうでなければ、ジオメトリをシーンに再ロードしてもジオメトリが初期化されません。

マーク パラメータのスクリプト オペレータを作成するには

  1. スクリプト オペレータで制御するパラメータにマークを付けます。

  2. [Animation]パネルから[Animation] [スクリプト オペレータの設定](Set Scripted Operator)を選択して、Scripted Operator Editor を開きます。

    出力接続が定義された状態で Scripted Operator Editor が開きます。必要なその他の接続を作成するには、「接続を作成する」を参照してください。

    注:複数のエレメントを選択していると、スクリプト オペレータはその 1 番目のエレメントに適用されます(デフォルト)。ただし、他のエレメントに接続を手動で追加することもできます。

Explorer からスクリプト オペレータを作成するには

  • Explorer で、スクリプト オペレータを使って制御したいシーン エレメントを右クリックし、[スクリプト オペレータの設定](Set Scripted Operator)を選択します。

    • パラメータに接続するには、パラメータを右クリックします。

    • プロパティに接続するには、プロパティノードを右クリックします。

      実際にはプロパティではない[キネマティクス]には接続できません。ただし、[ローカル変換]または[グローバル変換]には接続できます。

    • オブジェクトのジオメトリに接続するには、オブジェクトの下にあるプリミティブ ノードを右クリックします。Explorerでは、このノードのラベルは[Polygon Mesh][NURBS Surface Mesh][NURBS Curve List][Lattice][Particle Cloud]、または[Hair]になります。対応するスクリプト名は [polymsh][srfmesh][crvlist][lattice][cloud]、または [hair] になります。また、Explorer でクラスタのノードを右クリックして、そのクラスタへ接続することもできます。

    • テキスト オブジェクトのテキスト文字列に接続するには、テキスト カーブ オブジェクト(実線または平面のポリゴンメッシュを作成した場合はデフォルトで非表示になっています)のオペレータ スタックの[テキスト-カーブ コンバータ]の下にある[テキスト]オペレータを右クリックします。

      A

      プリミティブ: ジオメトリに接続します。

      B

      テキスト: テキスト文字列に接続します。

プロパティ エディタからパラメータのスクリプト オペレータを作成するには

  • プロパティ エディタにおいて、スクリプト オペレータで制御するパラメータのアニメーション アイコンを右クリックし、[スクリプト オペレータの設定](Set Scripted Operator)を選択します。

スクリプト オペレータの適用

スクリプト オペレータの変更後(接続、変数、コードの修正など)は、変更内容を適用するまで有効になりません。下部ペインの追加コードを変更した場合も同様です。

重要:変更を適用せずに Scripted Operator Editor ウィンドウを閉じると、変更内容は失われます。

変更をスクリプト オペレータに適用するには

  • Scripted Operator Editor ウィンドウ上部の[適用](Apply)ボタンをクリックします。

スクリプト オペレータを編集する

スクリプト オペレータを作成したら、いつでもこれを編集できます。編集手順は、スクリプト オペレータの適用前後ともに同じです。

スクリプト オペレータを編集するには

  • 次のいずれかの操作を実行します。

    • Explorer で[スクリプト オペレータ]ノードを右クリックし、[スクリプト オペレータの編集](Edit Scripted Operator)を選択します。

      または

    • Explorer で[スクリプト オペレータ]ノードを選択し、[Animation]パネルから[スクリプト オペレータの設定](Animation) を選択します。

    [Scripted Operator Editor]が開き、現在適用されているオペレータが表示されます。変更を完了したら、必ず[適用](Apply)ボタンをクリックしてください。

スクリプト オペレータを削除する

スクリプト オペレータを削除するには、そのオペレータを選択して削除するだけです。さらに、パラメータのスクリプト オペレータを削除する場合は、Explorer ビュー、プロパティ エディタ、および[Animation]パネルから[アニメーションの削除](Remove Animation)コマンドを使用できます。

重要:スクリプト オペレータに複数の入力接続がある場合は、1 つの接続からスクリプト オペレータを削除するだけですべての接続からスクリプト オペレータが削除されます。

スクリプト オペレータを削除するには

  1. Explorer で、1 つの入力接続の子である[Scripted Op]ノードを選択します。

  2. [Delete]キーを押します。

Explorer でパラメータのスクリプト オペレータを削除するには

  1. Explorer で、スクリプト オペレータを削除したいパラメータを右クリックします。

  2. メニューから、[アニメーションの削除](Remove Animation)を選択します。

プロパティ ページでパラメータのスクリプト オペレータを削除するに

  1. プロパティ エディタで、スクリプト オペレータを削除するパラメータのアニメーション アイコンを右クリックします。

  2. メニューから、[アニメーションの削除](Remove Animation)を選択します。

[Animation]パネルを使用してパラメータのスクリプト オペレータを削除するには

  1. スクリプト オペレータを削除するパラメータにマーキングします。

  2. [Animation]パネルの[アニメーション]メニューから、[アニメーションの削除](Remove Animation)を選択します。