キーフレーミング(または「キー設定」)は、時間の経過に従って値をアニメートする処理です。Face Robot の場合は、顔をアニメートするアニメーション コントロールの位置や回転のパラメータ値をアニメートすることを意味します。キーフレームは、極端な(重要な)ポーズの適切なフレームで保存され、特定の瞬間にその動きの「スナップショット」が作成されます。キーフレーム間は Face Robot によって補間されます。
キーは任意のコントロールに、どのような順序でも、またどの時点でも設定できます。新しいキーを追加すると、Face Robot は前のキーと次のキーとの間の補間を再計算します。既にパラメータに設定されたキーがあるフレームでそのパラメータのキーを設定すると、古いキーは新しいキーで上書きされます。
顔の部分を調整し、アニメーションに従って適切に変形する必要がある場合は、[調整](Tune)ボタンをクリックして次のステージステージ 6: 調整に移動します。
キー設定はアニメーション コントロールを選択して[Act(アクト)]パネルの[Key All(すべてキー)]ボタンまたは[Key Sel(選択項目のキー)]ボタンをクリックすると実行されます。また、Softimage の標準のキー設定方法([K]キーを押す、キー アイコンをクリックする、自動キーを使用するなど。詳細は「キー設定の概要」を参照)も使用できます。キー設定するときに、Face Robotでは選択したアニメーションコントロールに正確なパラメータのキーが自動的に設定されます。
[Act(アクト)]パネルの[Face(顔)]>[Select(選択)]タブで、配置してキーを設定する 1 つまたは複数のコントロール ポイントを選択します。
すべてのコントロールを選択するには、[すべての選択](Sel All)ボタンをクリックします。
このタブでコントロールを選択すると、ビューポートの顔の対応するコントロールが選択されます。ビューポートで直接コントロールを選択することもできます。
各コントロールの名前については、「アニメーション コントロール セット」を参照してください。
アニメーション コントロールのすべてをアニメートできますが、一般的に必要なのは黄色のコントロールのみです。ローカル空間(グローバルまたはビューではなく)で作業する場合は、モーション キャプチャで動いている場合でも、コントロールは常に(0,0,0)の位置にあります。モーション キャプチャ上でキーフレーミングを開始してから、ニュートラルな状態に戻すときに便利です。
[Ctrl]+[Shift]+[R]キーを押すと、ニュートラル ポーズに戻すことができます。アニメーションをレイヤ化するときには、頻繁にキー設定をニュートラル ポーズに戻すことをお勧めします。そうすると、モーション キャプチャが誤ってモデルとはかけ離れた形になることがありません。
[選択項目のキー](Key Sel)ボタンをクリックして、このフレームの選択したコントロールにキーを設定します。または、[すべてキー](Key All)ボタンをクリックしてこのフレームのすべてのコントロールにキーを設定します。
タイムライン上の別のフレームでも、このようにキーの設定を繰り返します。
左のイメージでは、ニュートラル ポーズでのアニメーション コントロールのために、シーンの最初のフレームにキーが設定されています。
右のイメージでは、微笑を作るためにアニメーション コントロールが後のフレームに移動されており、この状態には別のキーが設定されています。
Fカーブを編集するには、アニメートしたコントロールを選択して Animation Editor を開きます。「Fcurve Editor の概要」を参照してください。
顔の部分を調整して適切に変形する必要がある場合は、[Tune(調整)]ボタンをクリックして次のステージに移動します。ステージ 6: 調整