3D ビューでカスタム パラメータおよびプロキシパラ メータを表示する
 
 
 

パラメータ値を 3D ビューに直接表示し、編集できます。これは、[ヘッドアップディスプレイ](heads-up display)[HUD]HUDと呼ばれることがあります。

名前が[DisplayInfo]で始まるカスタム パラメータ セットを作成すると HUD が可能になります。たとえば、自社についてや特定のシーン ショットについての情報を表示したり、パラメータをマークしてその値を変更できます。1 つのオブジェクトは、名前が DisplayInfo で始まるプロパティを複数持つことができます。

[DisplayInfo]カスタムパラメータセットの作成

空の[DisplayInfo]カスタム パラメータセットを作成するには

  1. カスタム パラメータ セットを作成し、[DisplayInfo] で始まるように[名前](Name)を入力します。後にはどのような名前も入力できます。たとえば、[DisplayInfo_Company] または [DisplayInfo_MyFilm] と入力できます。

  2. 3D ビューに表示する情報のカスタム パラメータまたはプロキシ パラメータを作成します。詳細については、「カスタム パラメータを作成する」および「プロキシ パラメータを作成する」を参照してください。

マークしたパラメータから新しい DisplayInfo セットを作成するには

  1. パラメータをマークします。

  2. [アニメート]ツールバーから[作成](Create) [パラメータ](Parameter) [マークパラメータから新規表示情報](New DisplayInfo from Marked Parameters )を選択します。名前に「MarkedParameters」が付加された、新しい DisplayInfo セットが作成されます。

  3. このセットの名前は自由に変更できますが、DisplayInfo を名前の先頭に必ず残しておいてください。

3D ビューで情報を表示する

  1. 3D ビューで目のアイコンをクリックし、[可視性オプション](Visibility Options)を選択します。

  2. [カメラの表示/非表示]プロパティ エディタの[ステータス]ページで、[DisplayInfoカスタムパラメータを表示](Show Custom "DisplayInfo" Parameters)を選択します。

    [プロキシパラメータ名の使用](Use Proxy Parameter Names)を選択すると、DisplayInfo セットで表示されるようにプロキシ パラメータの名前が表示されます。プロキシ パラメータが参照するパラメータの名前ではありません。たとえば、ヌルのスケール X パラメータ用に作成されたプロキシ パラメータは?そのパラメータ セットでは [null Scaling X] と呼ばれます。一方、null Scaling X が参照するパラメータは [sclx] と呼ばれます。

  3. [DisplayInfo]カスタム パラメータ セットが設定されているオブジェクトを、1 つまたは複数選択します。何も選択しないと、シーン ルートの[DisplayInfo]セットが表示されます(存在する場合)。

3D ビューでパラメータ値を変更する

3D ビューに表示されたパラメータは、簡単に変更できます。インタラクションをコントロールするプリファレンスがあります。

  • 画面編集が無効になっていても、バーチャル スライダを使用してパラメータをマークして変更できます。

  • 画面編集が有効になっている場合は、画面で直接値を変更したりアニメートできます。

画面編集を有効または無効にするには

  1. [ファイル](File) [設定](Preferences)を選択してプリファレンス ウィンドウを開きます。

  2. [ディスプレイ](Display)をクリックします。

  3. [一般]タブで、[DisplayInfo カスタムパラメータのスクリーン上での編集を有効](Enable On-screen Editing of "DisplayInfo" Parameters)のオン/オフを切り替えます。

画面編集が無効な場合

  1. [DisplayInfo]カスタム パラメータ セットが設定されているオブジェクトをいくつか選択します。

  2. [F4]キーを押し、バーチャル スライダ ツールをアクティブにします(「バーチャルスライダを使用した値の入力」(「インタフェースおよびツール」)を参照)。

  3. マークするためパラメータ名をクリックします(マーク可能と仮定します)。または[Shift]キーを押しながらクリックして複数のパラメータをマークします。

    [Ctrl]キーを押しながらクリックして、マークしたパラメータのマークを切り替えます(これはマークしたパラメータのリストでパラメータをマークする場合と同様に機能します)。

  4. 以下の手順でマウスを左右にドラッグします。画面の幅いっぱいを使用して水平方向にスクラブできます。

    • 中央クリックして右にドラッグすると値が増加し、左にドラッグすると値が減少します。既定の増分は、プロパティ エディタにあるパラメータのスライダの範囲に比例します。

    • [Ctrl]キーを押して大まかな調整(既定の 10 倍の増分)ができます。

    • [Shift]キーを押して細かな調整(既定の 10 分の 1 の増分)ができます。

    • [Ctrl]+[Shift]キーを押して極めて細かな調整(既定の 100 分の 1 の増分)ができます。

    • プロパティ エディタでパラメータ スライダの範囲を超える場所まで延長するには、[Alt]キーを押します(スライダの範囲がその合計範囲よりも小さい限り延長できます)。

    • 上下の矢印キーを押すと、値が 1 単位ずつ増減します。[Ctrl]キーを押しながら矢印キーを押すと 10 ずつ増減し、[Shift]キーを押しながら矢印キーを押すと 0.1 ずつ増減します。

  5. 右クリックすると、バーチャル スライダ モードを終了します。

画面編集が有効な場合

画面編集が有効な場合は、パラメータがビューの透明ボックスに表示されます。パラメータ セットのタイトルが上部に表示されます(「DisplayInfo_」プリフィックスは表示されません)。各パラメータには、キーを設定できるアニメーション コントロールがあります。

以下のいずれかの操作を実行します。

  • パラメータ名をクリック アンド ドラッグし、値を修正します。バーチャル スライダ ツールを明示的にアクティブにする必要はありません。

    • 値を小さくするには左側にドラッグし、大きくするには右側にドラッグします。

    • 大まかに調整するには、[Ctrl]キーを押します。

    • 細かに調整するには、[Shift]キーを押します。

    • 極めて細かに調整するには、[Ctrl]+[Shift]キーを押します。

    • プロパティ エディタでパラメータ スライダの範囲を超える場所まで延長するには、[Alt]キーを押します(スライダの範囲がその合計範囲よりも小さい限り延長できます)。

    クリックしたパラメータがマークされていない場合はマークされます。既にマークされている場合は、すべてのマークされたパラメータがドラッグに応じて修正されます。

  • 数値をダブルクリックすると、キーボードを使って編集できます。現在の値がハイライト表示になり、新しい値を入力できます。複数のパラメータがマークされている場合でも、クリックしたパラメータのみが編集されます。

  • ブール値はダブルクリックすることによって切り替わります。複数のパラメータがマークされている場合でも、クリックしたパラメータのみが編集されます。

  • アニメーション アイコンをクリックして、対応するパラメータのキーの設定または削除を行います。

  • アニメーション アイコンをクリックし、対応するパラメータのアニメーション コンテキスト メニューを開きます。

  • 右上隅の三角形をクリックすると、パラメータ セットを展開または集約できます。

アニメーション アイコンの色によって、次のような情報が示されます。

  • [グレー](Gray): パラメータがアニメートされていません。

  • [赤](Red): 現在のフレームの現在値にキーがあります。

  • [黄](Yellow): パラメータはファンクション カーブによってアニメートされ、現在値は変更されていますがキーは設定されていません。

  • [緑](Green): パラメータはファンクションカーブによってアニメートされ、現在値はキー間で補間された結果を示します。

  • [青](Blue): パラメータはファンクション カーブ以外(エクスプレッション、コンストレイント、ミキサなど)によってアニメートされます。

アニメーション アイコンの色は常に現在のアニメーション レイヤのステータスに対応します。現在のレイヤ以外のレイヤにアニメーションが含まれているかどうかは表示されません。アニメーション レイヤ全般の詳細については、「アニメーション レイヤ」(「アニメーション」)を参照してください。

注:シーン ルートに[DisplayInfo]プロパティが存在する場合、シーン ルートを選択しない限り、そのパラメータを画面上で編集できません。