nCache フレームの置き換えオプション(Replace nCache Frames Options)ウィンドウで指定された現在選択されているオブジェクトのキャッシュ フレームを置き換えます。これにより、nCache ファイル内の個々のキャッシュ フレームを計画的に置き換えることができます。たとえば、オブジェクトの一部を特定のフレームで再シミュレートし、nCache ファイル内にあるそれらのフレームを置き換えることで、オブジェクトのキャッシュされたシミュレーションを改良できます。
nCache フレームの置き換えオプション(Replace nCache Frame(s) Options)ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、現在選択されているオブジェクトのキャッシュと置き換える nCache フレームを指定できます。
オンにすると、フレームの置き換えの開始(Start Replace Frame)からフレームの置き換えの終了(End Replace Frame)までの範囲のフレームが、現在選択されているオブジェクトのキャッシュと置き換えられ、オリジナルの変更されていないキャッシュと記述ファイルのバックアップが生成されます(既定の名前は、backup#_originalCacheName)。
たとえば nCache 内のフレーム 10 ~ 20 を置き換える場合、このオプションを使用してフレーム 10 ~ 20 のキャッシュを作成し、選択したオブジェクトの現在のキャッシュ内の該当範囲のフレームを、新しく作成したキャッシュと置き換えることができます。開始/終了(Start/End)は既定でオフです。
nCache の作成時、オブジェクトのシミュレーションのサンプルがフレームごとに 1 つ取得され、既定で nCache に保存されます。
評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))は、nCache 作成時にサンプルを取得する頻度を指定します。たとえばこの値が 2 の場合、キャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)の間、現在選択されているオブジェクトのシミュレーションが 1 フレームおきにキャッシュされます。
保存(# 評価ごと) (Save every # evaluation(s))は、nCache 作成時に保存するサンプルを指定します。たとえばこの値が 2 の場合、評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))オプションで指定したサンプルを 1 つおきに、nCache に保存されます。
詳細については、nCache の作成を参照してください。
オンにすると、置き換えるキャッシュ フレームがディスク上の nCache ファイルから削除されます。削除は永続的で、編集 > 元に戻す(Edit > Undo)や[Ctrl]+[z]で元に戻すことはできません。