既定では、シミュレーションは評価(# フレームごと)またはサンプリングされ、その結果はフレームごとにキャッシュに保存されます。ただしシミュレーションのサンプリングと保存方法は、評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))と保存(# 評価ごと) (Save every # evaluation(s)) のキャッシュ オプションで変更できます。
評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s)) で、シミュレーション時にサンプルを取得する回数を指定できます。たとえば 評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))を 2 に設定した場合、シミュレーションは 1 フレームおきにサンプリングされます。保存(# 評価ごと) (Save every # evaluation(s)) で、シミュレーション時に保存するサンプルを指定できます。たとえば、保存(# 評価ごと) (Save every evaluation(s))を 2 に設定した場合、シミュレーションは 1 サンプルおきに、ディスク上の nCache に保存されます。
評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))と保存(# 評価ごと) (Save every # evaluation(s)) は、シミュレーションをサブサンプルまたはオーバーサンプルする場合にも便利です。たとえば nCache の長さをスケールしてスロー モーション エフェクトを作成する場合は、評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))を 0.1、保存(# 評価ごと) (Save every # evaluation(s))を 1 に設定して、追加のキャッシュ データを nCache に保存します。これで nCache を 10 単位でスケールしたときに、シミュレーションがスロー モーションで表示されます。追加のキャッシュ データを保存していない場合、キャッシュされたシミュレーションは、キャッシュされたフレーム間で線形的に補間されます。
評価(# フレームごと) (Evaluate every # frame(s))と保存(# 評価ごと) (Save every # evaluation(s)) nCache オプションは、新規キャッシュの作成(Create New Cache)、キャッシュの置き換え(Replace Cache)、キャッシュのマージ(Merge Caches)、キャッシュにアペンド(Append to Cache)、キャッシュ フレームの置き換え(Replace Cache Frame)オプション ウィンドウにあります。詳細については、「nDynamics メニュー」の章を参照してください。