大気中の細かい粒子(フォグ、煙、塵など)のエフェクトを表現します。こうした粒子は、大気の外観や大気中のオブジェクトの外観に影響を与えます。特定のライトによって照らされる大気中のパーティクルをシミュレートするには、ライト フォグ(Light Fog)を使用します(ライト フォグ(Light Fog)を参照)。
環境フォグ(Environment Fog)には、単純フォグ(Simple Fog) (既定値)と物理フォグ(Physical Fog)という 2 つのタイプがあります。それぞれには特定のアトリビュートがあります。
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環境フォグ(Env Fog)は影を落とすことはできません。シャドウを投影したい場合は、ライト フォグ(Light Fog)を使用します(ライト フォグ(Light Fog)を参照)。「マットの不透明度(Matte Opacity)」も参照してください。
環境フォグ(Env Fog)の濃さが 100% に達する(フォグのカラー値がカラー(Color)アトリビュートの値に到達する)地点をカメラからの距離で指定します(距離はシーンの作業単位 (Working Units)のリニア(Linear) (プリファレンス(Preferences))で指定した単位で測られます)。このアトリビュートは、フォグの内部または背後にあるオブジェクトがフォグによってどの程度隠されるかを制御します。スライダの範囲は 0.001 ~ 200 です。既定値は 100 です。
飽和距離(Saturation Distance)アトリビュートとカラー(Color)アトリビュートの値を調整すると、環境フォグの中または背後にあるオブジェクトが不明瞭になる程度を変更することができます。
高さの使用(Use Height)アトリビュートがオンに設定されている場合に、環境フォグが現れる領域の範囲を原点からの最小距離と最大距離(高さ)で指定します(高さはシーンの作業単位 (Working Units)のリニア(Linear) (プリファレンス(Preferences))で指定した単位で測られます)。高さの最大値(Max Height)を高さの最小値(Min Height)より小さい値に設定すると、高さの最小値(Min Height)から無限大に環境フォグが広がります。スライダ レンジは -10 ~ 10 です。高さの最小値(Min Height)の既定値は -1、高さの最大値(Max Height)の既定値は 1 です。
物理フォグ(Physical Fog)のアトリビュートを利用するには、このアトリビュートをオンに設定する必要があります(アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のスウォッチの下にあるチェック ボックスをクリックしてください)。
シーン内でフォグをシミュレートする方法を指定します。目的のフォグ効果に応じて複数の選択肢が用意されています。このアトリビュートは、物理フォグ(Physical Fog)がオンに設定されている場合に限って使用することができます。
フォグ(Fog)アトリビュートは、選択するフォグ タイプ(Fog Type)に応じて有効か無効になります。
フォグ層の高さを設定します。フォグ タイプ(Fog Type)が大気(Atmospheric) (または水/大気(Water/Atmos))である場合、フォグの密度はフォグの高さの最小値(Fog Min Height)から上方向に向かって指数的に減少します。フォグ タイプ(Fog Type)が空(Sky) (または水/空(Water/Sky))である場合は、フォグ層の最上部の高さがフォグの高さの最大値(Fog Max Height)になります。このアトリビュートは、物理フォグ(Physical Fog)がオンに設定され、フォグ タイプ(Fog Type)が均一フォグ(Uniform Fog)でない場合に限って効果があります。
大気(Air)アトリビュートは、選択するフォグ タイプ(Fog Type)に応じて有効か無効になります。次の表は、フォグ タイプ(Fog Type)によって使用可能な大気(Air)アトリビュートの一覧です。
大気層の高さを設定します。フォグ タイプ(Fog Type)が大気(Atmospheric) (または水/大気(Water/Atmos))である場合、大気の密度は大気の高さの最小値(Air Min Height)から上方向に向かって指数的に減少します。フォグ タイプ(Fog Type)が空(Sky) (または水/空(Water/Sky))である場合は、大気層の最上部の高さが大気の高さの最大値(Air Max Height)になります。このアトリビュートは、物理フォグ(Physical Fog)がオンに設定され、フォグ タイプ(Fog Type)が均一フォグ(Uniform Fog)でない場合に限って効果があります。
これらのアトリビュートを使用できるのは、フォグ タイプ(Fog Type)が水(Water)、水/フォグ(Water/Fog)、水/大気(Water/Atmos)、水/空(Water/Sky)のいずれかである場合に限られます。
太陽の強度(Sun Intensity)はフォグを照らす太陽光の全体的な明るさを設定します。このアトリビュートは、物理フォグ(Physical Fog)がオンに設定され、フォグ タイプ(Fog Type)が均一フォグ(Uniform Fog)でない場合に限って効果があります。
クリップ プレーンの距離(Distance Clip Planes)アトリビュートがフォグの近/遠(Fog Near/Far)に設定されている場合に、環境フォグが現れる領域の範囲をカメラからの最小距離と最大距離で指定します(距離はシーンの作業単位 (Working Units)のリニア(Linear)プリファレンス(Preferences)で指定した単位で測られます)。
フォグの遠距離(Fog Far Distance)をフォグの近距離(Fog Near Distance)より小さい値に設定すると、フォグの近距離(Fog Near Distance)から無限大に環境フォグが広がります。スライダ レンジは 0~ 200 です。フォグの近距離(Fog Near Distance)の既定値は 0、フォグの遠距離(Fog Far Distance)の既定値は 200 です。