エミッタとパーティクルを接続するには、いくつかの方法があります。
- 既存のパーティクル オブジェクトをエミッタに接続する簡単な方法として、を使う方法があります(ダイナミック リレーションシップ エディタ(Dynamic Relationships Editor)を参照)。オブジェクト上の複数のエミッタの中から選択したエミッタに既存のパーティクル オブジェクトを接続するには、この方法を使用しなければなりません。
- 放出されるパーティクルのカラーやその他のアトリビュートを設定した後に、新しいエミッタを作成してそれをパーティクルに接続することができます。新しいエミッタは、同じアトリビュートが設定されたパーティクルを放出します。新しいエミッタは、異なるレートや方向で放出を行うことができます。また別のタイプのエミッタを作成することもできます。
たとえば、火のエフェクトを作成した後でそのサイズを大きくしたいとします。この場合、放出を行った元のオブジェクトにエミッタを追加して、既存の放出された「火」のパーティクル オブジェクトを新しいエミッタに接続することができます。追加したエミッタから放出されるパーティクルには、既存のパーティクルと同じアトリビュートがあります。
- 2 つ以上の空のパーティクル オブジェクトを作成してそれぞれに独自のアトリビュートを定義し、それらを 1 つのエミッタに接続することができます。これによって、同じエミッタから火や煙などの異なるパーティクル エフェクトを放出することができます。
複数のパーティクル オブジェクトを 1 つのエミッタに追加した場合、エミッタはそれぞれのアトリビュートを使用してパーティクル オブジェクトを放出します。たとえば、赤のパーティクル オブジェクトと緑のパーティクル オブジェクトがあり、その両方のオブジェクトを
1 つのエミッタに接続した場合、エミッタは緑と赤の両方のパーティクルを放出します。
- オブジェクト上の複数のエミッタの中から希望するエミッタに、既存の放出されたパーティクルを接続することができます。
- 既存の放出されたパーティクル オブジェクトを別のオブジェクトで置き換えるには、エディタを使用して既存のパーティクル オブジェクトとの接続を解除して、目的のパーティクル オブジェクトだけが放出されるようにします。
- 既存の独立したエミッタを、選択した 1 つのオブジェクトに追加することができます。そのエミッタは、別のオブジェクト内に存在していてはなりません。Maya API を使用してエミッタを作成する場合、この方法を使用して目的のオブジェクトにエミッタを追加します。
エミッタにパーティクル オブジェクトを接続するには
- エミッタに接続するパーティクル オブジェクトを選択します。
- Shift キーを押しながらエミッタ(またはそれを含んでいるオブジェクト)をクリックします。でエミッタを選択している場合は、Ctrl キー(Windows および Linux)、または Command キー(Mac OS X)を押しながらクリックして、連続していないエミッタを選択します。
- パーティクル > 選択したエミッタの使用(Particles > Use Selected Emitter)を選択します。
空のパーティクル オブジェクトを作成するには
- パーティクル > パーティクル ツール(Particles > Particle Tool) > を選択し、オプション ウィンドウを表示します。
- ボックスに 0 と入力し、 キー(Windows および Linux)、 キー(Mac OS X)を押します。
- マウス カーソルをワークスペースに移動して キー(Linux および Windows)または キー(Mac OSX)を押します。
空のパーティクル オブジェクトが内に作成されます。
オブジェクトに既存のエミッタを追加するには
- オブジェクトを選択し、Shift キーを押しながらエミッタを選択します。
- パーティクル > オブジェクトから放出(Particles > Emit from Object)を選択します。
では、オブジェクトの下にエミッタが下層表示されます。オブジェクトの位置を移動すると、エミッタの位置も移動します。