nParticle オブジェクトを作成し、エフェクトをセットアップした後で、シーンを再生してシミュレーションを開始できます。Maya Nucleus ソルバはシミュレーションを実行し、システムにあるすべてのオブジェクトの、すべてのパラメータと設定を計算します。
キャッシングはシミュレーションで重要な役割を果たします。キャッシュ ファイルには、nParticle シミュレーションで使用するすべての位置、速度、ダイナミック、レンダー データが格納されています。キャッシュがあることで、シーンの再生時やレンダー時に Maya が実行する計算数を削減できます。これはダイナミックな計算の代わりに、キャッシュされたシミュレーション データをディスクから読み取るためです。nCache からのレンダリングはシステムに依存しません。つまり、異なるシステムのプラットフォーム上で作成された nCache をレンダーしても正しいシミュレーション結果が得られます。
nParticle のキャッシングにはさまざまな方法があります。フレームごとのデータを含む一連のキャッシュ ファイル、あるいは nParticle オブジェクトのシミュレーションのすべてのフレームの全データを含む 1 つのキャッシュ ファイルを作成することができます。
