サイズ自動変更(Auto Resize)アトリビュートがオンの場合、流体の密度の増減に応じて、流体コンテナの境界(サイズ(Size)と解像度(Resolution))のサイズがダイナミックに変更されます。流体の密度が分散すると流体の境界サイズが変更され、正の流体密度のみが収められます。fluidShape ノードのサイズ自動変更(Auto Resize)セクションにあるサイズ自動変更のしきい値(Auto Resize Threshold)アトリビュートを使用すると、流体コンテナのサイズ変更が起こる密度のしきい値を設定できます。サイズ自動変更のしきい値(Auto Resize Threshold)の設定値を大きくすると、それだけコンテナの境界での流体の密度が大きくなります。サイズ自動変更(Auto Resize)がオンの場合、コンテナ内のボクセルは正方形のまま維持されます。詳細については、ボクセルを正方形に維持(Keep Voxels Square)を参照してください。
流体のサイズ自動変更(Auto Resize)は、流体エミッタをアニメートした流体コンテナでも機能します。サイズ自動変更(Auto Resize)がオンの状態でアニメートした流体エミッタを使用すると、流体コンテナはエミッタの位置に応じて膨張または収縮します。エミッタへのサイズ変更(Resize To Emitter)をオンにすると、流体コンテナは開始フレームの流体エミッタの位置に配置されます。詳細については、エミッタへのサイズ変更(Resize To Emitter)を参照してください。サイズを自動変更された流体コンテナの境界線をコントロールする方法については、サイズを自動変更された境界線のコントロールを参照してください。
サイズ自動変更(Auto Resize)は、流体コンテナを比較的小さい状態に保てるため、ミサイルの噴射煙の軌跡や爆発で巻き上がる煙などのすばやく移動する流体エフェクトの場合に非常に効果的です。サイズ自動変更(Auto Resize)をオンにすると、シミュレーションの速度が上がってメモリの使用量を低減できるため、流体キャッシュ ファイルが小さくなり、流体のレンダー時間も短縮されます。