ネームスペースを作成する

 
 
 

ファイルの参照やシーンへの読み込み時だけでなく、ネームスペース エディタ(Namespace Editor)でネームスペースを作成できます。ファイルの参照や読み込み時にネームスペースを作成すると、既定でファイル名がネームスペースとして使用されます。

ネームスペースは、コマンド ラインから -namespace -add "newNs" MEL コマンドを使用して作成することも可能です。

ネームスペースを作成した後は、ネームスペース エディタ(Namespace Editor)を使用して編集できます。詳細については、ネームスペースを編集するを参照してください。

ネームスペース エディタ(Namespace Editor)を使用してネームスペースを作成する

ネームスペース エディタ(Namespace Editor)を使用してネームスペースを作成するには

  1. ウィンドウ > 一般エディタ > ネームスペース エディタ(Window > General Editors > Namespace Editor)を選択してネームスペース エディタ(Namespace Editor)を開きます。

    ネームスペース エディタ(Namespace Editor)が表示されます。

  2. 新規(New)をクリックします。

    Maya でネームスペースが新規作成されます。

  3. 新しいネームスペースの名前を変更するには、ダブルクリックします。

    ネームスペースの名前変更(Rename Namespace)ウィンドウが表示されます。

  4. ネームスペースの名前変更(Rename Namespace)ウィンドウで新しい名前を入力してから OK をクリックします。

参照中または読み込み中にネームスペースを作成する

ファイル リファレンスの作成やファイルの読み込み時に、参照または読み込むオブジェクトが使用するネームスペースを作成できます。

注:リファレンス オプション(Reference Options)ウィンドウと読み込みオプション(Import Options)ウィンドウでは、同じ設定を使用してネームスペースを作成します。この手順は、リファレンス オプション(Reference Options)ウィンドウではなく読み込みオプション(Import Options)ウィンドウを参照してファイルを読み込む際にネームスペースを作成するために利用できます。

ファイルの参照または読み込み中にネームスペースを作成するには

  1. 親ファイルでファイル > リファレンスの作成(File > Create Reference) > を選択します。

    リファレンスオプション(Reference Options)ウィンドウが表示されます。

  2. ネームスペース オプション(Namespace Options)ネームスペースの使用(Use namespaces)をオンにします
  3. 以下の 1 つを選択し、ネームスペースの生成方法を指定します。
    • 選択したネームスペースをペアレントとして使用し、新しいネームスペース(ファイル名)を追加(Use selected namespace as parent and add new namespace (file name)): ファイル名を使用してネームスペースに接頭辞を付けます。
    • 選択したネームスペースをペアレントとして使用し、次の新しいネームスペース文字列を追加(Use selected namespace as parent and add new namespace string): テキスト文字列を使用してネームスペースに接頭辞を付けます。表示されるフィールドに文字列を入力します。
    • 選択したネームスペースにマージして一致する受信オブジェクトの名前を変更(Merge into selected namespace and rename incoming objects that match): オブジェクトのネームスペースを既存のネームスペースとマージします。

      重複したネームスペースが発生すると、それらのネームスペースがマージされ、重複したオブジェクト名に番号を使用して増分的に接尾辞が付けられます。参照されたオブジェクトまたは読み込まれたオブジェクトに同じ名前が付いているたびに新たなネームスペースが累積することを防ぐには、このオプションを使用します。

  4. ネームスペースのファイル名ではなく、一意の名前やテキスト文字列を指定する場合は、新規ネームスペースの文字列(New Namespace String)を選択してから、表示フィールドに文字列を入力します。
  5. リファレンス(Reference)をクリックします。

    ファイル ブラウザ(File Browser)が表示されます。

  6. 参照するファイルへナビゲートし、リファレンス(Reference)をクリックします。

    ファイルは親シーンによって参照されます。アウトライナ(Outliner)を開くと、すべてのリファレンス元のオブジェクト名にリファレンス元のファイル名かネームスペース文字列のどちらかが接頭辞として付属しています。

ネームスペースは、ネームスペース エディタ(Namespace Editor)リファレンス エディタ(Reference Editor)、MEL コマンドのいずれかを使用して編集できます。詳細については、ネームスペース エディタ(Namespace Editor)の概要リファレンス エディタ(Reference Editor)の概要(『』ガイド内)、ファイル リファレンスを操作するを参照してください。

コマンド ラインからネームスペースを作成する

以下の MEL コマンドを使用して、コマンドラインでネームスペースを作成できます。-namespace コマンドとともに-add "newNS" フラグを使用すると、コマンド ラインで以下のようにネームスペースを作成できます。

ノード名を変更するときにも、新しいノードのネームスペース名を指定することによってネームスペースを作成できます。

例:

rename "ns1:obj1" ":newNs2:obj1": 新しいnewNs2 ネームスペースを作成します(まだ存在しない場合)。

関連項目