特定のネームスペースからノードを除去してから、予約したネームスペースをシーンから完全に除去することが必要になる状況があります。たとえば、次のような状況です。
ネームスペースを除去する際には、リファレンス オブジェクト ネームスペースまたは読み込まれたオブジェクト ネームスペースを親シーン内に存在するネームスペースとマージすることもできます。重複したネームスペースが発生すると、それらのネームスペースがマージされ、重複したオブジェクト名に番号を使用して増分的に接尾辞が付けられます。
ネームスペース エディタ(Namespace Editor)または MEL コマンドを使用してネームスペースを除去できます。
オブジェクト/ノードのネームスペースがチャネル ボックス(Channel Box)とアウトライナ(Outliner)にハイライト表示されます。たとえば、ネームスペースを割り当てたオブジェクトの名前は次のように表示されます。
spaceJunk:pSphere1
除去するネームスペースにノードが含まれている場合は削除:(Delete:)ネームスペース ウィンドウが表示されます。
次の 2 つのプロシージャでは、namespace MEL コマンドを使用してシーンの既存のネームスペースからノードを除去する方法を示します。ネームスペースとそのコンテンツを除去することも、ネームスペースを除去してそのコンテンツをルート ネームスペースまたは親ネームスペースとマージすることもできます。
シーンのすべてのノードに対して指定したネームスペースを除去するには
選択したオブジェクト/ノードのネームスペースは、チャネル ボックス(Channel Box)やアウトライナ(Outliner)などに表示されます。割り当てられたネームスペースを持つオブジェクトの名前が次のように表示されます。
spaceJunk:pSphere1
namespace -mergeNamespaceWithRoot -removeNamespace "spaceJunk";
namespace -mergeNamespaceWithParent -removeNamespace "spaceJunk";
namespace -mv “spaceJunk” “:” -f
spaceJunk ネームスペースを持っていたノードは指定されたネームスペースを持たなくなります。ここで、: は既定のネームスペースを示し、-f フラグはネーミング コンフリクトが発生しても強制的にコマンドを実行します。結果として、同一の名前のノードには増分番号が割り当てられます。
namespace -rm “spaceJunk”