ビューポート 2.0 プラットフォームの制限事項:
- ビューポート 2.0 は現在、Mac OS X プラットフォームで ATI Radeon X1900 Gfx カードをサポートしていません。
- PCI Express 1.0 を使用した一部の Linux プラットフォーム(特に古いバージョン)にはドライバの問題があり、ビューポート 2.0 が強制的にソフトウェア パスに戻る可能性があることがわかっています。この結果、パフォーマンスが極端に低下します。最新ドライバではこの問題は解決されていると思われます。
- さまざまな機能のサポートに制限があるため、ビューポート 2.0 を 32 ビット Windows XP システムで使用することは推奨しません。
- リモート表示すなわち間接レンダリングは Linux プラットフォームではサポートされていません。
Mac OS X でのメモリ管理の問題により、処理速度が低下する、またはシステムが不安定になる可能性があります
Mac OS X のメモリ管理の問題により、極度に処理速度が低下する、またはシステムが不安定になる可能性があります。
この問題を軽減するには、レンダラ用のファイル テクスチャをロードするときに、ビューポートの表示に使用するテクスチャのサイズを設定します。これには次の操作を実行してください。
- Maya を起動する前に、環境変数 MAYA_OGS_ENABLE_MAX_TEXTURE_SIZE_PREF を 1 に設定します。
- Maya の起動後、に進み、を、グラフィックス カードに応じて 1024 以下に設定します。この値が大きいほど、問題を回避できる確率が高くなります。
また、環境変数 MAYA_OGS_CPU_MEMORY_LIMIT をレンダラで使用する予定のメモリ量に設定することもできます(MB 単位)。この値は、マシンで使用可能な実際の値よりも小さくなければなりません。
Mac OS X で、メモリ容量の小さいグラフィック カードを使用すると不安定になる
Mac OS X (10.6.x)でビューポート 2.0 を使用して作業する場合、グラフィック メモリを使いすぎるとシステムが不安定になることがあります。メモリ容量の小さいグラフィック カードでは、メモリしきい値が小さいため、このような状況が頻繁に発生する可能性があります。Mac
OS X プラットフォームでは、VRAM が 1GB 以上のグラフィック カードの使用を推奨します。
注: 2009 年以前に出荷された Apple コンピュータ システムで、ビューポート 2.0 の起動オプションが表示されることがあります。これらのシステムはビューポート 2.0 の最小要件を満たしていないため、Maya が突然停止し、データが失われる可能性がありますので注意してください。