ビューポート 2.0 プラットフォームの制限事項

 
 
 

ビューポート 2.0 プラットフォームの制限事項:

Mac OS X でのメモリ管理の問題により、処理速度が低下する、またはシステムが不安定になる可能性があります

Mac OS X のメモリ管理の問題により、極度に処理速度が低下する、またはシステムが不安定になる可能性があります。

この問題を軽減するには、レンダラ用のファイル テクスチャをロードするときに、ビューポートの表示に使用するテクスチャのサイズを設定します。これには次の操作を実行してください。

  1. Maya を起動する前に、環境変数 MAYA_OGS_ENABLE_MAX_TEXTURE_SIZE_PREF を 1 に設定します。
  2. Maya の起動後、Windows > 設定/プリファレンス > プリファレンス > ディスプレイ(Windows > Settings/Preferences > Preferences > Display)に進み、テクスチャ表示の最大解像度(Max. texture display res)を、グラフィックス カードに応じて 1024 以下に設定します。この値が大きいほど、問題を回避できる確率が高くなります。

また、環境変数 MAYA_OGS_CPU_MEMORY_LIMIT をレンダラで使用する予定のメモリ量に設定することもできます(MB 単位)。この値は、マシンで使用可能な実際の値よりも小さくなければなりません。

Mac OS X で、メモリ容量の小さいグラフィック カードを使用すると不安定になる

Mac OS X (10.6.x)でビューポート 2.0 を使用して作業する場合、グラフィック メモリを使いすぎるとシステムが不安定になることがあります。メモリ容量の小さいグラフィック カードでは、メモリしきい値が小さいため、このような状況が頻繁に発生する可能性があります。Mac OS X プラットフォームでは、VRAM が 1GB 以上のグラフィック カードの使用を推奨します。

注: 2009 年以前に出荷された Apple コンピュータ システムで、ビューポート 2.0 の起動オプションが表示されることがあります。これらのシステムはビューポート 2.0 の最小要件を満たしていないため、Maya が突然停止し、データが失われる可能性がありますので注意してください。