MEL または Python スクリプトを使用して、レンダリング時にどのリプリゼンテーションをアクティブ化するかを指定できます。コールバックのコレクションを使用してシーンのシーン アセンブリ階層を分析し、レンダーするシーン リプリゼンテーションとタイミングを決定できます。
たとえば、高解像度のシーン リプリゼンテーションがカメラ ビューにある場合には、カメラ ビューの背後にあるシーン リプリゼンテーションをアンロードしながら、レンダー用の高解像度のシーン リプリゼンテーションをロードする Python スクリプトを記述することができます。この記述されたカスタムの走査セットをショットのフレームごとに呼び出して、Maya が使用するメモリを最小にすることができます。
走査セットは、プラグインで追加するか、MEL または Python スクリプトとして実行することができます。通常、走査セットのコールバックにより、シーンがレンダーに送信される前に走査セットを実行するように指定されます。
この記述されたワークフローにより、テスト レンダー用の 1 つの走査セットを使用して、軽量のリプリゼンテーションでライティングを設定することができます。ライティングの設定が完了したらスクリプトを実行し、Maya が異なる走査メカニズムを使用して最終レンダー用の高解像度のシーン リプリゼンテーションをアクティブ化できるようにします。
Python スクリプトの例については、Maya インストール ディレクトリの sceneAssembly フォルダに格納されている adskPrepareRender.py を参照してください。たとえば次のようになります。
C:¥Program Files¥Autodesk¥Maya2014¥Python¥Lib¥site-packages¥maya¥app¥sceneAssembly
アセンブリ リプリゼンテーションのレンダリング用の走査セットを作成する詳細については、Maya のテクニカル ドキュメント内の prepareRender コマンドを参照してください。
