アニメーション(Animation)(設定)プリファレンス
 
 
 

プリファレンス(Preferences)ウィンドウの設定(Settings)カテゴリの下にあるアニメーション(Animation)サブカテゴリでは、以下のプリファレンスを設定できます。(ディスプレイ(Display)カテゴリにもアニメーション(Animation)プリファレンスがあります。詳細については、アニメーション(Animation)(ディスプレイ)プリファレンスを参照してください)。

自動キー(Auto Key)

自動キー(Auto Key)

すでにアニメーションがつけられたオブジェクトのアトリビュートに対して、そのアトリビュート値を変更したときに、Maya が自動的にキーを設定するかどうか指定します。このプリファレンスは、アニメーション プリファレンス(Animation Preferences)ボタンの横にあるアニメーション コントロールの自動キーフレームの切り替え(Auto Keyframe Toggle)ボタンと同じ効果を与えます。デフォルトでは、オフに設定されています。

キャラクタ セット関連(On Character Sets)

このオプションは自動キー(Auto Key)がオンのときのみ使用可能です。

詳細については、キャラクタ セットアップとはを参照してください。

変更したアトリビュートのキーのみ(Key Modified Attributes)

変更されたアトリビュートに対してのみキーを設定します。

すべてのアトリビュートのキー(Key All Attributes)

変更されたかどうかにかかわらず、すべてのアトリビュートに対してキーを設定します。

回転補間(Rotation Interpolation)

回転補間オプションを設定するには、カーブの回転補間を設定するを参照してください。

新しいカーブ デフォルト(New Curve Default)

カーブの作成に使用する回転補間のタイプを指定します。これらのオプションは、グラフ エディタ(Graph Editor)回転補間の変更(Change Rotation Interp)メニュー項目で使用できるものと同じです。回転補間の詳細については、Maya のアニメートされた回転を参照してください。

独立したオイラー角度カーブ(Independent Euler-angle curves)

X、Y、Z 軸を中心とした回転を表す 3 つの角度と回転順序によって回転を計算します。このモードでは、特定のノード に対して回転角度を定義するカーブはオイラー角度で表され、補間はオイラー空間内で各カーブで個別に実行されます。キーフレームはユーザが決定します。これらはそのノードのほかの兄弟カーブとは同期しません。また、1 つの回転の縦座標をアニメートすることもできます。これがデフォルト設定です。

同期化オイラー角度カーブ(Synchronized Euler-angle curves)

一緒にロックされた兄弟カーブ上にキーフレームを持つカーブを作成しますが、キーフレーム間の補間はオイラー空間で行われます。

回転は 3 つの個別の回転値の組み合わせなので、回転キーフレームを同期させておくと便利です。カーブ上のキーを 1 つだけ削除すると、補間に対して非常に大きな予期しない影響を及ぼすことがあります。

クォータニオン球面線形補間(Quaternion Slerp)

補間は球面線形補間を使用して計算され入力カーブの接線に依存しません。

クォータニオン キュービック(Quaternion Cubic)

補間はクォータニオン キュービック補間(Squad)を使用して計算され入力カーブの接線に依存しません。

接線依存のクォータニオン(Quaternion Tangent Dependent)

補間は、入力カーブの接線に基づいたクォータニオン補間を使用して計算されます。たとえば、接線がリニアの場合は球面線形補間(Slerp)が使用され、接線がクランプの場合はキュービック補間(Squad)が使用されます。

新しい HIK カーブ デフォルト(New HIK Curve Default)

新しい HIK カーブにデフォルトの回転補間タイプを設定します。このドロップダウン リストには、新しいカーブ デフォルト(新しいカーブ デフォルト)プリファレンスと同じ回転補間オプションのセットが含まれています(上記に一覧表示されています)。HIK カーブのデフォルトは、クォータニオン球面線形補間(Quaternion Slerp)です。

接線(Tangents)

接線は、カーブ セグメントがキーに入る、またはキーから出るときの状態を定義します。

ウェイト付き接線(Weighted Tangents)

ウェイト付き接線は、接線がアニメーション カーブ セグメントに与える影響を表します。オンの場合は、すべての新しい接線に自動的にウェイト付けされます。ウェイト付き接線のデフォルト設定はオフです。詳細については、接線を編集するを参照してください。

デフォルト イン接線(Default in tangent)

イン接線タイプのデフォルトを指定します。イン接線の設定はキーの前のアニメーション セグメントのシェイプを制御します。

以下のオプションがあります。

自動(Auto)

(デフォルト)自動イン接線で、カレントのキーフレーム値と直前のキーフレーム値が比較され、カーブ セグメントがこれらのキーフレーム値の上または下を移動している場合は、このカーブ セグメントが平らになります(グラフ エディタ 接線(Graph Editor Tangent)メニューの自動接線(Auto tangents)も参照してください)。

スプライン(Spline)

スプライン接線はキーの前のアニメーション カーブをスムースに丸くします。キーのアウト接線もスプラインであれば、カーブの接線は同一の線(両方が同じ角度)になります。これにより、キーに入るときと出るときのアニメーション カーブはスムースになります。

リニア(Linear)

リニア接線はキーの前のアニメーション カーブを直線として作成します。

クランプ(Clamped)

クランプ接線は、次のキーが接近していなければ、キーの前のアニメーション カーブをスムースに丸くします(スプライン(Spline)を選択した場合と同様)。これにより、イン接線と前のキーのアウト接線は両方とも直線(リニア(Linear)を選択したのと同様)になり、キー間のアニメーション カーブは直線になります。クランプ(Clamped)がデフォルト イン接線のタイプです。

フラット(Flat)

フラット接線タイプは、キーの前の接線の傾斜を 0 度(平坦)にして水平になるように設定します。

プラトー(Plateau)

プラトー接線タイプは、キーフレームの内外にあるアニメーション カーブを緩やかにし、同じ値のキーフレーム間に発生するカーブ セグメントを平らにし、丘と谷が発生しているカーブ内のポイントでキーフレームを平らにして、そのカーブ上にある最初と最後のキーフレームを平らにします。

デフォルト アウト接線(Default out tangent)

アウト接線タイプのデフォルトを指定します。アウト接線設定はキーの直後のアニメーション カーブのシェイプを制御します。

以下のオプションがあります。

自動(Auto)

(デフォルト)自動アウト接線で、カレントのキーフレーム値と次のキーフレーム値が比較され、カーブ セグメントがこれらのキーフレーム値の上または下を移動している場合は、このカーブ セグメントが平らになります(グラフ エディタ 接線(Graph Editor Tangents)メニューの自動接線(Auto tangents)も参照してください)。

スプライン(Spline)

スプライン アウト接線はキーの後のアニメーション カーブをスムースに丸くします。キーのイン接線もスプラインであれば、カーブの接線は同一の線(両方が同じ角度)になります。これにより、キーに入るときと出るときのアニメーション カーブはスムースになります。

リニア(Linear)

リニア接線はキーの後のアニメーション カーブを直線として作成します。

クランプ(Clamped)

クランプ接線は、次のキーが接近していなければ、キーの後のアニメーション カーブをスムースに丸くします(スプライン(Spline)を選択した場合と同様)。これにより、アウト接線と前のキーのイン接線は両方とも直線(リニア(Linear)を選択したのと同様)になり、キー間のアニメーション カーブは直線になります。クランプがデフォルト アウト接線のタイプです。

フラット(Flat)

フラット接線タイプは、キーの後の接線の傾斜を 0 度(平坦)にして水平になるように設定します。

ステップ(Stepped)

ステップ接線タイプは、アニメーション カーブが 1 つのキーから次のキーまで強制的にその値を維持するようにします。

プラトー(Plateau)

プラトー接線タイプは、キーフレームの内外にあるアニメーション カーブを緩やかにし、同じ値のキーフレーム間に発生するカーブ セグメントを平らにし、丘と谷が発生しているカーブ内のポイントでキーフレームを平らにして、そのカーブ上にある最初と最後のキーフレームを平らにします。

アニメーションのブレンド(Animation Blending)

アニメーションのブレンド(Animation Blending)プリファレンスはオブジェクトのコネクションで発生するブレンド タイプを指定します。たとえば、既存のコネクションと常時ブレンド(Always Blend with Existing Connections)をオンにすると、単一のオブジェクトに対してアニメートとコンストレインの両方を行うことができます。

既存のコネクションと常時ブレンド(Always Blend with Existing Connections)

このプリファレンスをオンにすると、次のようになります。

  • アニメーションとコンストレインのように既存のコネクションを持つオブジェクトを移動したりキー設定したりすることができます。
  • オブジェクトにキーやコンストレインを設定すると、Maya はオブジェクトの既存のコネクションと新規キーやコンストレインとの間に pairBlend ノードを挿入します。
  • 出力をロック(Lock Output)アトリビュートのデフォルト設定は、すべての新規コンストレインに対してオフです。

既存のコネクションと常時ブレンド(Always Blend with Existing Connections)のデフォルト設定はオンです。

コンストレイン以外のすべてのブレンド(Blend With All Except Constraints)

このプリファレンスをオンにすると、次のようになります。

  • コンストレインされないオブジェクトだけにキー設定することができます。
  • オブジェクトにキーを設定すると、Maya はオブジェクトの既存のコネクションと新規キーとの間に pairBlend ノードを挿入します。
  • コネクションを持つオブジェクトはコンストレインできません。
  • 出力をロック(Lock Output)アトリビュートのデフォルト設定は、すべての新規コンストレインに対してオンです。

既存のコネクションとはブレンドしない(Never Blend with Existing Connections)

このプリファレンスをオンにすると、次のようになります。

  • 既存のコネクションを持たないオブジェクトだけにキーを設定できます。
  • オブジェクト コネクションをブレンドしても、Maya は pairBlend ノードを挿入しません。
  • 出力をロック(Lock Output)アトリビュートのデフォルト設定は、すべての新規コンストレインに対してオンです。

グラフ エディタ(Graph Editor)プリファレンス

値を隣接キーにスナップ(Snap Value to Adjacent Keys)

オン(デフォルト)の場合、グラフ エディタ(Graph Editor)でカーブを編集するに従って、類似する値を持つ隣接キーが自動的にアラインされます。類似する隣接キーを同じ値にスナップする場合は、このプリファレンスを有効化します。

左マウス ボタンで選択項目を変更(Left Mouse Button Alters Selections)

オン(デフォルト)の場合、グラフ ビューで、選択したキーフレームをシングル クリックでドラッグすると移動できます。オフの場合、選択したキーフレームをクリックしても、グラフ ビューは何も変化しません。キーフレームを調整するには、移動(Move)ツールを選択して中マウス ボタンでドラッグする必要があります。このオプションは、MotionBuilder など、他の Autodesk アプリケーションでのキーフレーム編集ワークフローに慣れている場合に有効化するようにしてください。

カメラ シーケンサ(Camera Sequencer)プリファレンス

ショットのダブル クリック(Shot Double Click)

カメラ シーケンサ(Camera Sequencer)でカメラ ショットをダブル クリックしたときの挙動をここで設定します。

Maya フレーム範囲の設定(Set Maya Frame Range)

タイム スライダのフレーム範囲を、選択したショットの Maya 開始フレームと Maya 終了フレームに一致するよう設定します(詳細については、カメラ ショットの概要を参照してください)。

カメラの選択(Select Camera)

選択したショットに割り当てられたカメラを選択します。

シーケンサをショットにフレーム(Frame Sequencer to Shot)

選択したショットをショット ビュー領域いっぱいに表示します。

トラックのソロ化(Solo Track)

選択したショットが含まれるトラックのソロ(Solo)オプションをオンにします。

シーケンス時間を編集しない(Don't Modify Sequence Time)

どこをダブルクリックしても、シーケンス時間のインジケータをカレント タイムのまま保ちます。

シーケンス時間をカーソル位置に設定(Set Sequence Time To Cursor)

シーケンス時間のインジケータをダブルクリックした位置に移動させます。

シーケンス時間をショット開始時間に設定(Set Sequence Time To Shot Start)

シーケンス時間のインジケータを選択したショットの開始時間に移動させます。

関連項目