ソフトウェア レンダリング

ソフトウェア レンダリングは、最高画質のイメージを生成し、最も洗練された結果をもたらします。

マシンのグラフィックス カードに依存するハードウェア レンダリングとは対照的に、ソフトウェア レンダリングでは、CPU 上で計算が行われます。また、一般的に、ソフトウェア レンダリングの方が、コンピュータのグラフィックス カードの制限を受けない分、柔軟性があります。しかし、ソフトウェア レンダリングの方が処理に時間がかかります。

まさに、使用するソフトウェア レンダラと特定の制限事項によって、何をレンダーできるかが決まります。

Maya には、次のソフトウェア レンダラがあります。

• Maya ソフトウェア レンダラ

  Maya ソフトウェア レンダラについては、Maya ソフトウェア レンダラを参照してください。

• mental images^® mental ray^® for Maya^®

  mental ray for Maya については、mental ray for Maya レンダラについてを参照してください。

ハードウェア レンダリング

ハードウェア レンダリングは、コンピュータのビデオ カードとそのドライバを使って、ディスク上でイメージをレンダーします。一般的に、ハードウェア レンダリングの方がソフトウェア レンダリングよりも高速ですが、生成するイメージの精度は劣ります。しかし、ハードウェア レンダリングでも充分、放映可能な結果が得られる場合もあります。

高度なシャドウ、反射およびポスト プロセス エフェクトのような最も洗練されたエフェクトの中には、ハードウェア レンダリングでは生成できないものがあります。この種のエフェクトを生成するには、ソフトウェア レンダリングを使用しなければなりません。

Maya には、次のハードウェア レンダラがあります。

• Maya ハードウェア レンダラ

  Maya ハードウェア レンダラについては、Maya ハードウェア レンダラを参照してください。

  注:

  • 使用しているビデオ カードがハードウェア レンダリング用に認定されていない場合は、シーン ビューの表示に影響を与える可能性があり（たとえば、トゥーン シェーディング）、警告メッセージが表示されます。この場合、シーン ビュー内のシェーディングは、非高精度レンダリングでの、またはハードウェア レンダラを使用せずに得られるシェーディングになります。
  • ハードウェア レンダー バッファ（Hardware Render Buffer）については、ハードウェア レンダー バッファ ウィンドウを参照してください。

ベクター レンダリング

ベクター レンダリングにより、さまざまなビットマップ イメージ フォーマットや 2D ベクトル フォーマットで、様式化されたレンダリング（アニメ、色調アート、ライン アート、隠線、ワイヤフレームなど）を作成することができます。

Maya ベクター レンダラについては、Maya ベクター レンダラを参照してください。