Maya ベクター レンダラ
 
 
 

(Microsoft® Windows® 32/64 ビットと Apple® Mac OS® X 32/64 ビット)

Maya ベクター レンダラを使えば、様式化されたレンダリング(たとえば、アニメ、色調アート、ライン アート、隠線、ワイヤフレーム)を、さまざまなビットマップ イメージ フォーマット(IFF、TIFF など)または次の 2D ベクトル フォーマットで作成することができます。

Maya ベクター レンダラを選択するには、レンダラを選択するを参照してください。

Maya ベクター レンダラのオプションを設定するには、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウを参照してください。

サンプル アニメーション  
helicopter.swf
flowers.swf
boat.swf
car.swf
注:
  • Maya ベクター レンダラでは、一部の Maya 機能をレンダーすることができません(ベクター レンダーされない Maya 機能を参照)。
  • オンライン配信用の SWF または SVG ファイルをレンダーする場合は、必ずベクター レンダラのファイル サイズを縮小する方法をお読みください。読まずに作業をされると、オンライン配信にはサイズの大き過ぎるファイルを作ってしまうことになりかねません。
  • ベクター レンダラの基盤であるテクノロジーの制限のために、レンダー設定(Render Settings)の解像度を高くしても、必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。

ベクター レンダーされない Maya 機能

Maya ベクター レンダラでは、次の Maya 機能をレンダーすることはできません。

Maya 機能

バンプ マップ

レンダー不可。

ディスプレイスメント マップ

レンダー不可。レンダリング用にディスプレイスメント マップをポリゴンに変換するには、修正 > 変換 > ディスプレイスメントをポリゴンに(Modify > Convert > Displacement to Polygons)を使用します。

Maya® Fluid Effects

レンダー不可。レンダリング用に流体エフェクトをポリゴンに変換するには、修正 > 変換 > 流体をポリゴンに(Modify > Convert > Fluid To Polygons)を使用します。

イメージ プレーン

レンダー不可。

ライト

レンダリングには、ポイント ライトだけが使用可能。レンダリングには、ライトの位置、ライトのカラー、ライトの強度(ポイント ライト用)、スペキュラの放出(Emit Specular)デプス マップ シャドウの使用(Use Depth Map Shadows)レイ トレース シャドウの使用(Use Ray Trace Shadows)のライト アトリビュートのみが考慮されます。

Maya® Fur

レンダー不可。

複数の UV

レンダー不可。

Maya® Paint Effects

レンダー不可。レンダリング用にペイント エフェクトをポリゴンに変換するには、修正 > 変換 > ペイント エフェクトをポリゴンに(Modify > Convert > Paint Effects To Polygons)を使用します。

一部のペイント エフェクトが意図したとおりにレンダーされない可能性があります。ペイント エフェクト ブラシの多くは、単一のポリゴン上の透明テクスチャを使ってエフェクトを実現します(たとえば、葉のアウトライン)。ただし、Maya ベクター レンダラがサポートしているのは、オブジェクト単位の透明度のみです。

パーティクル

レンダー不可。

ポストレンダー エフェクト

レンダー不可(ポストレンダー エフェクトには、モーション ブラー、フォグ、グローなどが含まれます)。

シェーダ 異方性(Anisotropic)、Lambert、Blinn、Phong、Phong E の各シェーダでは、意図したとおりの結果が生成されます。これ以外の Maya シェーダでは、思うような結果が得られない可能性があります。単一の NURBS サーフェスまたはサブディビジョン サーフェスに割り当てられた複数のシェーダもレンダー不可です。
テクスチャ テクスチャ レンダリングは、塗りつぶしスタイルとポリゴン数によって制限されます。ポリゴンを塗りつぶす塗りつぶしスタイル(フル カラー(Full Color)とメッシュ グラディエント(Mesh Gradient))では、テクスチャが他の塗りつぶしスタイルよりも正確にレンダーされます。また、ポリゴン数の多いモデルの方が、テクスチャがより正確にレンダーされます。
フレーム間隔 ベクター レンダーしたファイル名ではフレーム間隔(By Frame)が無視されます。