このトピックで説明する手順を実行する必要があるのは、Autodesk® Alias™ (旧称: AliasSTUDIO または StudioTools)からモデルを読み込む場合だけです。
AliasSTUDIO バージョン 13 以降には SaveLayers アドインが備わっています。このアドインにより、レイヤごとに別々のファイルを自動的に書き出すことができます。複数のファイルを書き出す場合、各ファイルに対して別々のテッセレーション設定を使用することができます。たとえば、小さいパーツに対しては細かいテッセレーション設定、大きいサーフェスに対しては粗いテッセレーション設定をそれぞれ使用できます。
このアドインは、以前のバージョンの Alias ソフトウェアでは利用できません。これらのバージョンにおいて、レイヤごとに別々のテッセレーション設定を使用する場合は、各レイヤを別々のファイルとして明示的に保存する必要があります。
Alias モデルを準備する前に、次の手順を実行してください。これにより、モデルが Autodesk® Showcase™ で正しく表示されるようになります。
Showcase では、対称のジオメトリおよびミラーされたジオメトリの読み込みがサポートされており、シーン内のジオメトリの複製およびミラー化を行うことができます。
Autodesk の .wire ファイルが Showcase に読み込まれる際、ごくまれに不整合が生じることがあります。たとえば、トランスフォーム内容が失われる、マテリアルが誤って割り当てられる、オブジェクトが複製される、などの問題が生じることがあります。この場合、Alias でそのファイルを再度開き、すべてのオブジェクトを 1 つのノードにグループ化したあと、ファイルを保存し、それから Showcase に読み込みます。
Autodesk Showcase では、[編集] > [法線を表示]をクリックして法線を表示することや、[編集] > [法線を反転させる]をクリックして法線を反転させることができます。しかし、モデルを頻繁に更新する場合は、Alias で法線を固定した方がよい場合があります。
APF ファイルを作成して、同じレイヤ内で同じマテリアルを共有しているすべての隣接サーフェスをシェル(ステッチ)する場合は、自動ステッチ スクリプトを使用できます。この操作を行うカスタム スクリプトを作成できます。詳細については、Showcase Customization Help を参照してください。[ヘルプ] > [カスタマイズ ヘルプ]を選択し、[Showcase カスタマイズ ヘルプ] > [Python スクリプトおよびアドイン] > [カスタム読み込みスクリプト]に移動します。
各レイヤに割り当てられているコンポーネントを .wire ファイルとして保存します。
1 つのモデルに対して複数のファイルを作成することにより、モデルの特定パーツを Autodesk Showcase に読み込むこと、レイヤを追跡すること、および、ファイル ロード時により適切なフィードバックを得ることができます。
Alias アドイン マネージャから saveLayers アドインを試してみることが役立つ場合があります。saveLayers は、一度ロードすると、Alias の[レイヤ]メニューからアクセスできます。