マッスル クリエイタ(Muscle Creator)ウィンドウを使用して作成したマッスルには、既定のレスト位置、収縮状態、伸長状態それぞれに 1 つずつ、編集可能な 3 つのビルトイン断面カーブ セットがあります。シーン ビュー、またはマッスル クリエイタ(Muscle Creator)ウィンドウを使用してカーブを直接編集できます。次の例では、これらの各ポーズのマッスルの長さを調整する方法について説明します。
このシーンには、カプセル化されたボーン、前脚のマッスル、首のマッスルを持つ剣歯虎が含まれており、3 つのポーズ状態がすべて設定されています。
首のマッスルが頚部のジョイントから上肢のジョイントまで直線でつながっていることに注目してください。これにより、マッスル サーフェスは、虎の胴体から外側に大きく突き出すか、あるいは肩のジョイントを貫通することになります。これは見た目が不自然なだけでなく、マッスルの動作にも影響します。次の手順では、これを修正するために、各ポーズ状態のマッスルの中心線が虎の胴体の輪郭に沿うように変更します。
次の手順では、マッスル ロケータを使用して各ポーズ状態でのマッスルの長さを調整します。
これにより、首のマッスルの上部にある最初の内側のワイヤフレーム ボックスが選択されます。これが隣接する断面のアタッチ ポイントを表します。
マッスルのシェイプは自然な形で虎の胴体に沿うようにする必要があります。このアタッチ ポイントは完璧に配置しなくてもかまいません。後でいつでも微調整できます。
このレッスンでは、マッスルの中心線を変更して長さを調整する方法について学習しました。このレッスンの完成ファイルである Sabertooth_Length_End.mb は、Maya マッスルの高度なテクニックのフォルダにあります。これでマッスルのサーフェスをスカルプトする準備が整いました。