UV メッシュを展開することは、メッシュを切り開いてサーフェス全体を平面にすることです。ただし、これを行う前には、UV がサーフェスに均等に広がっているかを確認した方が良いでしょう。これには、基本的なチェッカ パターンをメッシュに適用します。
前面ビューで、チェッカ パターンが非常に小さな歪みはあるものの大体均等に見えます。これは、UV がかなり均等に分布されているということです。テクスチャを適用したときにテクスチャの歪みを避けるには、UV の均等な分布が重要です。別の平面マッピングを試して、作業に最適な基本マップを作成する必要があることもあります。
ただし、平面投影も完璧とは言えません。胴体側面の腋から腰の部分を見てみると、歪みがひどくなっています。これは、UV エッジを切り開いてラッピングを解消するのに最適な場所です。
固定された UV は、UV メッシュが展開されても動きません。基準点にするために、一般に、展開時に最低 1 つは UV を固定します。これはちょうど、布地を広げるときに、むやみに広がって扱いにくくならないようピンで留めるのと似ています。
UV メッシュが UV 空間全体に広がります。それぞれのパーツが 0 ~ 1 のテクスチャ空間:の外側にはみ出すこともありますが、ここではそれで構いません。ここでは、パターンがメッシュ全体に均等になっていることが重要です。
歪みを最小限に抑えると、UV エッジを切り開いた部分の継ぎ目が見えてしまいますが、これはやむを得ません。一般的に、継ぎ目を最も見えにくい場所に持って来るのが次善策です。ここでは、継ぎ目はほとんどの場合に腕で隠れるため、さほど目立たないでしょう。