以下のリストでは、シーンのテクスチャの最適化に役立つ情報と、一般的な問題のトラブルシューティングについて掲載します。
テクスチャ サポートなどの関係を持つオブジェクトの複製方法については、「関係を持つオブジェクトを複製する」(「シーン エレメント」)を参照してください。
レンダリングはシーン内のテクスチャ量によって時間がかかることがあります。各 2D テクスチャ ファイルはメモリにロードされる必要があるため、メモリ スワッピング(データが RAM とディスク間を移動する)が発生します。テクスチャとして使用される大きなイメージ ファイルは小さなものと比較してより多くのメモリを必要とします。また、同じフレーム内の多数の異なるテクスチャは、それぞれについてメモリが必要となります。
カメラから遠い場所にあるオブジェクトについては、イメージの品質を下げることなく、テクスチャファイルのサイズを減らせることがよくあります。また、大きなテクスチャ ファイルで作業している場合は、メモリ マッピング テクスチャを使用することもできます。詳細については、「メモリ マッピング テクスチャを使用する」を参照してください。
オブジェクトにテクスチャが適用されているにもかかわらず適切に表示されない場合は、そのテクスチャについてテクスチャ プロジェクションを定義しなかったことが原因として考えられます。テクスチャ シェーダのプロパティ エディタを開き([修正](Modify) [テクスチャ](Texture))、[新規](New)ボタンをクリックしてテクスチャ プロジェクションを定義します。
オブジェクトにテクスチャを適用後、レンダ領域を開いたときに、カラー バーの [noIcon.pic] しか表示されない場合は、おそらく、テクスチャに対して指定されたパスが無効になっています(ファイルが移動されたことが考えられます)。イメージ クリップのプロパティ エディタを開いて([修正](Modify) [テクスチャ](Texture) [(イメージ クリップ名)]((name of image clip)))イメージ ソースの名前の付いたページを選択することで、パスを確認できます。ファイル パスが有効であることを確認します。
この現象は、オブジェクトのサイズがカメラにより見えるオブジェクトの部分と比較して相当大きな場合に起こる可能性があります。これは、mental ray レンダ オプションの[スキャンライン]オプションを無効にして簡単に修復できます。「[mental ray レンダー オプション]プロパティ エディタ」(「プロパティ リファレンス」)を参照してください。