スクリプト オペレータのヒントとコツ

 
 
 

次に、スクリプト オペレータを使用した作業に関するヒントを紹介します。

スクリプト オペレータを表示してアクセスする

変換パラメータ上のスクリプト オペレータに関する情報を取得し、3D ビュー内のスクリプト オペレータにアクセスできます。

スクリプト オペレータ関係を表示する

ビューポートにスクリプト オペレータ関係を表示するには、ビューポートのメニュー バー上で目のアイコンをクリックし、[関係](Relations)がオンになっていることを確認してください。

  • 選択したオブジェクトの変換パラメータがスクリプト オペレータで操作されている場合、[スコープ](Scop)ラベルはオブジェクトの中央右側に白で表示されます。

ラベルをクリックすると、スクリプト オペレータで操作されているパラメータのリストが表示されます。リスト上のパラメータをクリックすると、エディタでスクリプト オペレータを開くことができます。

  • 選択したオブジェクトの変換パラメータが入力接続として他のオブジェクトを含むスクリプト オペレータで操作されている場合、そのオブジェクトと選択したオブジェクトは白い点線で結ばれて表示されます。

    この点線をクリックすると、結ばれたオブジェクトに設定された変換パラメータのリストを表示できます。リスト上のパラメータの 1 つをクリックしても、エディタでスクリプト オペレータを開くことができます。

アニメーション キューとスクリプト オペレータ

ビューポートにアニメーション キューを表示するには、ビューポートのメニュー バー上で目のアイコンをクリックし、[アニメーション キュー](Animation Cues)がオンになっていることを確認してください。

選択したオブジェクトの変換パラメータがスクリプト オペレータで操作されている場合、赤い三角形がオブジェクトの中央右側に表示されます。

三角形をクリックすると、スクリプトオペレータで操作されている変換パラメータのリストが表示されます。リスト上のパラメータをクリックすると、エディタでスクリプト オペレータを開くことができます。

アニメーション キュー全般の詳細については、「アニメートされた変換のビジュアル キュー」(「アニメーション」)を参照してください。

カラーにスクリプト オペレータを適用する

アニメーション アイコンを使用して R、G、または B カラー チャネルにスクリプト オペレータを設定することはできません。代わりに、次のいずれかの操作を実行します。

  • カラーをマークして、[アニメーション](Animation) [スクリプト オペレータの設定](Set Scripted Operator)を選択します。

    または

  • Explorer でカラー チャネルを右クリックして、[スクリプト オペレータの設定](Set Scripted Operator)を選択します。

スクリプト オペレータをテストする

オブジェクトのスクリプト付きパラメータにスクリプト オペレータがあるかどうかをテストするには、[IsAnimated]コマンドを使用します。

bHasScrOp = IsAnimated(oMyObj, siScriptedOperatorSource, , )

オブジェクト モデルの場合は、[IsAnimated]メソッドを使用できます。

bHasScrOp = oMyObj.IsAnimated(siScriptedOperatorSource)

現在のフレームを取得する

現在のフレームを取得するには、[In_UpdateContext.CurrentFrame]プロパティを使用します。たとえば、次のように記述します。

logmessage "Evaluating MyOp at frame: " & In_UpdateContext.CurrentFrame

[PlayControl.Current]への入力接続を作成することもできます。PlayControl.Current は、[In_UpdateContext.CurrentFrame] が使用できるようになる前に旧バージョンで使用されたメソッドです。

更新を強制する

通常スクリプト オペレータは、入力接続が値を変更した場合のみ更新されます。フレームが変更されるたびにスクリプト オペレータを更新する場合は、Explorer で目的のオペレータをクリックして[常に更新](Always Update)をオンにします。

スクリプト オペレータをミュートする

スクリプト オペレータをミュートするには、Explorer で目的のオペレータをクリックして[ミュート](Mute)をオンにします。

スクリプト オペレータをデバッグする

コマンド ヒストリにメッセージを表示してスクリプト オペレータのデバッグに役立てたい場合は、Explorer で目的のオペレータをクリックして[デバッグ](Debug)を設定します。高い値を設定するほど、より詳細なメッセージが表示されます。

グローバル変数を使用して処理速度を最適化する

Scripted Operator Editor の下部ペインで変数をグローバルに宣言すると、スクリプト オペレータのパフォーマンスを向上できます。

異なるオペレータ間の名前が競合しないように注意してください。詳細については、「サブルーチン、変数、名前の競合」を参照してください。

オブジェクト、プロパティ、メソッドの詳細情報を取得する

オブジェクト モデルで利用できるオブジェクト、プロパティ、メソッドやスクリプト コマンドに関するリファレンス情報については、『SDK ガイド』を参照してください。

この情報を表示するには、[F1]キーを押すか、Scripted Operator Editor のコマンド バーから[ヘルプ](Help) [スクリプト リファレンス](Scripting Reference)を選択します。スクリプト オペレータで使用できるメソッドとプロパティには、アスタリスクのマークが付いています。