レンダ チャンネルとフレーム バッファ

 
 
 

レンダ チャンネルは、特定のデータ タイプのイメージ データの記述に名前を指定したものです。このフレーム バッファは、チャンネルのイメージ データがいつ、どこに書き出されるかを指定します。

実際には、レンダ チャンネルは、複数のイメージを出力するためのメカニズムです。各パスには単一パスからのさまざまな情報が格納されます。パスをレンダリングするときは、フル パスのほかにどのチャンネルを出力する必要があるかを指定することができます。

既定では、[メイン](Main)レンダ チャンネルが各パスに宣言され(これは各パスでレンダリングされる「ビューティ」チャンネルと見なします)、カラーのデータ タイプが使用されます。メイン レンダ チャンネルに加えて、深度、モーション ベクトル、法線ベクトル、ラベル、およびピクセル範囲データを出力するための[組み込み](built-in)のレンダ チャンネルがあります。

[プリセット](Preset)レンダ チャンネルでは、個別のパスでレンダリングされることの多いシーンの属性を分離できます。既定のパスさえあれば、プリセットのアンビエント、ディフューズ、スペキュラ、反射、屈折、放射照度レンダ チャンネルをすばやく出力できます。