Lagoa Setup Surface Tension(Lagoa サーフェイスの張力のセットアップ)

 
 
 

パーティクルが高いサーフェイス張力を持つパーティクルの放出を作成するのに必要な、すべての Lagoa ノードが含まれています。既定の結果は、水滴のような円形に迅速にまとまるパーティクルになります。

このコンパウンドは、[ICE]ツールバーから[パーティクル](Particles) [作成](Create) [Lagoa パーティクル](Lagoa Particles) [サーフェイスの張力](Surface Tension)コマンドを選択して使用できます。詳細については、「高いサーフェイス張力を持つ液体の作成」(「Lagoa Multiphysics シミュレーション」)を参照してください。

このコンパウンドの[Execute]出力は、[ICETree]ノードのポート、または[Simulation Root]ノードの[Execute]ポートに接続します。

タスク: [Lagoa]/[プリセット]

出力ポート: [Execute]

シミュレーション品質(Sim Quality)

[Substeps]および[Resolution]のデータに基づいて、シミュレーションの品質を設定します。この値を大きくすると、サブステップとパーティクルの密度が上昇します。これにより、シミュレートにかかる時間も増加します。

パッシブ ボディの入力名(Passive Body In Name)

ポイントが衝突するオブジェクトの[Out Name]ポートを接続します。このオブジェクトは、アニメート(デフォーメーションまたは変換)してもしなくても構いません。

シミュレーション環境では、パッシブ オブジェクトはどのようなタイプのフォースからの影響も受けません。

各衝突オブジェクトのプロパティは、それぞれの[Lagoa Set Collision Data(Lagoa 衝突データの設定)]コンパウンドで定義できます。

サーフェイス張力(Surface Tension)

エレメントのサーフェイス上のポイント間について、張力の程度を設定します。この設定により、エレメントが最大限小さな領域まで圧縮されます。また、パーティクルがグループ化されたときに、球状のシェイプが形成されます。

サーフェイス張力を増加させると、対向するフォースによってパーティクルにちらつきが発生する場合があるため、[Inelasticity Settings]の値を低くする必要があります。

内部圧力(Internal Pressure)

[Internal Pressure]は、相互に特定の距離の範囲内にあるポイントが引き付け合うような動作をします。大きな値を指定すると、水滴や繊維、シートなどを形成するようにポイントがグループ化されます。外見的には、これは流体のサーフェイス張力および粘着エフェクトに関連しています。

値を 1 より大きく設定すると、自然界ではあり得ない流体が作成されてしまうため、お勧めできません。また、不安定になる原因となる場合があるため、[Lagoa Simulate Multiphysics(Lagoa 複数の物理特性のシミュレート)]ノードの[Substeps]値を増加させる必要があります。

外部圧力(External Pressure)

この圧力は、圧縮が発生しないようにポイントを相互に遠ざけ(跳ね返るフォースと同様)、エレメントのボリューム全体のシェイプを保持しようとします。これは、特に流体で顕著に表れます。

圧縮性のある流体にするには、[Internal Pressure]の値を[External Pressure]の値よりも小さくします。流体の圧縮性が高いほど、ポイント間に多くの空間が生まれます(放出時の解像度によって異なります)。この場合、ポイントが最適な位置に迅速に到達しようとするため、ポイント ボリュームはまばらな外観になります。これは、分子が大きく離れようとする気体による、視覚的なエフェクトといえます。

この値は、常に 1 以上に設定する必要があります。ただし、値を大きくしすぎる(15 や 20 など)とジッターが発生する場合があるため、[Lagoa Simulate Multiphysics(Lagoa 複数の物理特性のシミュレート)]ノードの[Substeps]値を増加させる必要があります。

重力(Gravity)

シミュレータによって使用される既定の重力ベクトルです。

この重力フォースの定義は必須であり、シミュレータによって内部的に使用されます。また、他のフォースから独立している必要があります。

密度(Density)

空気の密度を設定します。「Lagoa Air Wind(Lagoa 空気による風)」を参照してください。

フォース(Force)

パーティクルに適用するフォース値を定義します。このポートには、任意のフォース コンパウンドを接続できます。また、何も接続しない場合は、XYZ の値を入力して、汎用のフォースを作成できます。