トラッカの設定

 
 
 

シーケンス内のトラッキングを開始する前に、モーションパスを描画するトラッカを設定する必要があります。トラッカの各種コンポーネントについては、前のセクションで説明しました。このセクションでは、トラッカをアクティブにする方法と、Fx Viewer内にトラッカを配置する方法について説明します。

トラッカを有効にする

デフォルトでは、新規の[Tracking]オペレータではトラッカ番号 1 がアクティブになります。必要に応じてその他の3つをアクティブにできます。

トラッカをアクティブにするには

  1. Fx Tree で[トラッキング]オペレータをダブルクリックして[トラッキング]オペレータのプロパティ エディタを開き、Fx Viewer でプレビューします。

  2. [Trackers]ボタンをクリックして[Trackers]ページを表示します。

  3. アクティブにしたいトラッカ(トラック2、トラック3など)のタブで、[有効](Enable)を選択します。

    トラッカをアクティブにすると、そのトラッカのコントロールがFx Viewerに表示されます。

  4. [カラースペース]リストから、トラッキングアルゴリズムで使用するカラースペースを[輝度](Luma)[赤](Red)[緑](Green)[青](Blue)[RGB]、または[アルファ](Alpha)から選択します。

ポジショントラッカ

トラッカの位置を変更するには、Fx Viewerでトラッカの各コンポーネントの位置とサイズを変更します。

注:
  • [Tracking]プロパティエディタのタブのコントロールではトラッカを配置することはできません。これらのコントロールは参照専用です。

  • [Tracking]オペレータを編集している間とプロパティエディタが[Trackers]ページまたは[Options]ページに設定されている間は、トラッカは Fx Viewer 内にのみ表示されます。

通常は、各トラッカの初期位置を設定してからトラッキングを開始することをお勧めします。トラッキングの処理中に、同じパスのトラックを継続するために、1つまたは複数の特定のトラッカのエレメントの位置またはサイズを変更しなければならない場合も生じます。詳細については、「モーションパスの作成」を参照してください。

トラッカのエレメントを配置するには

  • トラッカの任意のエレメントをクリックアンドドラッグします。その他のエレメントは、それに合わせて移動するか、または次のように動作します。

    • テンプレート領域を移動すると、相対的な位置を保持するように検索範囲も移動します。

      トラックポイントを移動したりその位置にキーフレームを設定したりしなければ、トラックポイントはテンプレート領域の中央にスナップします。

    • 検索範囲を移動した場合は、その他のエレメントは移動しません。

    • トラックポイントを移動した場合は、その他のエレメントは移動しません。

    モーションパスで最後まで同一のポイントを使用するために、初期設定の後はトラックポイントを移動しないことをお勧めします。トラッキング処理の途中でトラックポイントをオフセットする必要が生じた場合は、代わりにテンプレート領域を移動してください。詳細については、「テンプレートと検索領域を再配置する」を参照してください。

  • Shiftキーを押しながらテンプレート領域をドラッグすると、3つのエレメントをすべて同時に移動できます。

テンプレート領域または検索範囲のサイズを変更するには

  • 次のいずれかまたは両方を実行します。

    • X方向とY方向に同時にサイズ変更するには、テンプレート領域または検索範囲の任意のコーナーでリサイズハンドルをクリックアンドドラッグします。

    • X方向またはY方向のいずれか一方のサイズを変更するには、テンプレート領域または検索範囲の任意の辺のリサイズハンドルをクリックアンドドラッグします。