mental ray のフレームバッファ設定

 
 
 

[場所](Location):

モーション ブラーと輝度クリッピング

オプション:[モーション データ]([プロパティ リファレンス])

既定で、mental ray は、各レイの後でカラー サンプルをクリッピングしてから、最終的なピクセル値にフィルタリングします。モーション ブラー オブジェクトをレンダリングする際には、このカラー クリップ処理によって、さまざまな輝度の値(1.0 以上)を持つオブジェクトが、それらがブラー処理されたときにすべて同じ輝度の値を持っているかのように表示されます。

[カラーチャンネルのクリッピング](Color Channel Clipping)オプションを無効にすると、mental ray はカラー クリッピングを実行しなくなります。これで、ブラーの結果にオブジェクトの輝度を一貫して適用できます。

  • カラー チャンネルのクリッピングを無効にするには、[クリップ無し](No Clip)に設定します。

    A

    上のイメージは、モーション ブラーが適用された 2 つの球体を示しています。右の球体の輝度の方がはるかに高いのですが、mental ray のカラー クリッピングでは、正しくレンダリングできていません。

    B

    [カラーチャンネルのクリッピング](Color Channel Clipping)を無効にすると、右の球体が正しい輝度でレンダリングされます。