[AttributeDisplay]プロパティ エディタ

 
 
 

3D ビューで属性を表示できるようにします。これには、エリア、ボリューム、ポイント位置などの固有の属性と、ICE ツリーによってコントロールされる属性が含まれます。

オブジェクト上で

適用するには:「属性値の表示」(「Basics(基本)」)を参照してください。

再表示するには: Explorer でオブジェクトの下の[AttributeDisplay]アイコンをクリックします。

ICE ツリーで

適用するには: 接続を右クリックし、[値の表示](Show Values)を選択します。

再表示するには: 接続を右クリックし、[値のプロパティの表示](Show Values Properties)を選択します。

名前(Name)

プロパティの名前。複数の AttributeDisplay プロパティがある場合は、Explorer ビューで識別できるように、わかりやすい名前を付けることができます。

属性

値の表示(Show Values)

このプロパティの属性値の表示のオンとオフを切り替えます。このオプションを使用すると、プロパティを削除せずに値を非表示にすることができます。

属性(Attribute)

表示する属性を選択します。表示できる属性は、オブジェクトおよびそれに含まれるデータに応じて異なります。

タイプ(Type)

選択した属性のデータ型(スカラ、ベクトル、ブールなど)およびコンテキスト(オブジェクトごと、ポイントごとなど)を表示します。これらの値は参照用で、変更はできません。

一般

表示(Display As)

表示するフォーマットを選択します。使用できるフォーマットは、データ型によって異なります。たとえば、[X, Y, Z]データを表す 3D ベクトルなどは、さまざまな形で表示できます。

Softimage はデータの意味を理解することができません。特定の属性をどのフォーマットで表示すればわかりやすいかは、ユーザが判断しなければなりません。たとえば、次のように記述します。

  • 位置を表す 3D ベクトルの場合は、[ポイント]または[ヌル]を選択します。ポイントとゴール、またはポイントと以前の位置など、コンポーネントとそのデータ値の関連を確認する場合は、[ポイントの跡]を選択します。

  • 法線ベクトルや速度など、方向と長さを表す 3D ベクトルの場合は、[ベクトルの跡]、[ベクトル]、[ベクトル+長さ]を選択します。[ベクトルの跡]と[ベクトル]の違いは、エレメントの位置に描かれるのがベクトルの先端か始点かにあります。

  • 3D ベクトルの厳密な値を表示する必要がある場合は、[数値]を選択します。

さらに、グローバル座標の値を表す 3D ベクトル、行列、回転の場合は、下記の[表示にグローバル座標使用](Use Global Coordinates for Display)を有効にすることができます。

スケール係数(Scale Factor)

指定した係数で属性の表示をスケーリングします。このオプションは、一部の表示フォーマット(ポイント、ヌル、ベクトルなど)でのみ機能し、その他のフォーマット(数値など)では機能しません。

表示 %(Display %)

属性値の指定したパーセントのみを表示します。密度の高いジオメトリで表示項目を整然とした状態にする場合に便利です。

ラベル(Label)

各属性値のオーナーの位置に表示されるラベルを入力します。

属性が数値として表示される場合、このラベルは属性値の前面に表示されます。ラベルが値にかぶらないように、最後のスペースを追加します。

ポイント クラウドでは、# 文字は、パーティクル ID がある場合はパーティクル ID によって、ない場合はインデックスによって置き換えられます。他のジオメトリ タイプでは、# はコンポーネント インデックスによって置き換えられます。

(ポジションセレクタ)([Position Selector])

属性値のオーナーについてのラベルの位置([上](Above)[下](Below)[左](Left)[右](Right))を選択します。

オフセット(Offset)

属性値オーナーのラベルの水平または垂直オフセットを設定します。このオプションは、複数の属性が表示されている場合にすべてのラベルを読みたいときに便利です。

範囲

範囲の使用(Use Range)

指定したコンポーネントの範囲でのみ属性値を表示します。特定のパーティクルの動作をデバッグする場合などに便利です。

これは、ポイント ID ではなく、コンポーネント インデックスを使用することに注意してください。

範囲(Range)

希望する範囲の開始インデックスと終了インデックス。

ステップ(Step)

表示する範囲のコンポーネント間の増分。たとえばステップが 2 の場合は、コンポーネント 1 つおきに属性が表示されます。

列範囲の使用(Use Array Range)

指定した配列の範囲を表示できるようにします。このオプションは、属性が配列データ型に設定されている場合にのみ表示されます。

列範囲(Array Range)

表示する配列の範囲の最大および最小エントリを指定します。

カラー

カスタムカラーの使用(Use Custom Color)

属性値とその下で設定されたカラーのラベルを表示します。このオプションがオフで、コンポーネントに[カラー]属性がある場合は、属性値が代わりに使用されます。

カラー(Color)

属性およびラベルを表示するカラーを指定します。

タイプ(Type)

選択した属性のデータ型(スカラ、ベクトル、ブールなど)およびコンテキスト(オブジェクトごと、ポイントごとなど)を表示します。これらの値は参照用で、変更はできません。

表示にグローバル座標使用(Use Global Coordinates for Display)

表示された値がローカル座標ではなくグローバル座標の値として解釈されます。このオプションは、特定のデータ型(3D ベクトル、行列、回転など)および表示タイプ(ポイント、ヌルなど)のみに影響します。

たとえば、3D ベクトルがローカル位置ではなくグローバル位置を表している場合などにこのオプションを使用します。

ただし、[表示](Display As)[数値](Numeric)に設定した場合は、常にロー データ値が表示されます。座標系間での換算は行われません。

タグ付きコンポーネントの値のみ表示(Show Values for Tagged Components Only)

選択したポイント、エッジ、ポリゴンなどでのみ値を表示します。

表示時にデフォルト値をスキップ(Skip Default Values During Display)

デフォルト値(ほとんどのデータ型ではゼロ、ブールは false、行列では同一、カラーでは黒など)が設定されている属性の表示を省略します。

現在のフレームで計算された値のみ表示(Show Values computed at Current Frame Only)

現在のフレームで計算された値のみを表示します。このオプションは、ICE ツリーの接続で値が表示されている場合にのみ使用できます。

シェーディング オブジェクトの上に値を描画(Draw Values on Top of Shaded Objects)

ワイヤ フレーム以外の表示モードで、属性表示がオブジェクトによって遮られないようにします。