ICE でカラーを操作する

 
 
 

[Color]カテゴリのノードは、ICE ツリーのカラーやグラディエントを操作するために設計されています。

パーティクル カラー

パーティクルの[カラー]属性は、ビューポートの表示に影響を与えます。レンダリングされたカラーには特に影響を与えません。一部のシェーダでは、自動的に ICE の[カラー]属性が使用されますが、それ以外の場合は、属性シェーダを使用して[カラー]属性を取得し、該当するシェーダ ポートに接続する必要があります(「属性シェーダを使用して Render Tree に ICE データを移行する」(「ICE パーティクルシミュレーション」)を参照)。[カラー]属性は、ポリゴン メッシュやその他のタイプのジオメトリのポイントのビューポート カラーに影響を与えません。

カラー計算ノード

[Color]カテゴリには、[Add Color]や[Subtract Color]、[Multiply Color by Scalar]など、カラーを使用して基本的な計算処理を実行するためのいくつかのノードが含まれています。これらのノードは各チャンネルで別々に動作します。通常の計算ノードと異なり、これらのノードでは次のオプションを指定できます。

  • アルファ。アルファ チャンネルを含めたり、除外することができます。除外する場合は、出力アルファは 1.0(完全な不透明)になります。

  • Clamp Mode(クランプ モード): 値を範囲[0.0, 1.0]にクランプしたり、負以外の値[0.0, infinity]にクランプしたり、クランプされていない結果をそのまま残すことができます。

頂点カラーを操作する

ICE ツリーで頂点カラー(頂点カラー プロパティまたは CAV とも呼ばれる)の読み取りや書き込みを行うことができます。この操作を行うには、該当するクラスタの下にある頂点カラー プロパティの[カラー]属性に接続します。

CAV プロパティを読み取るには、目的の位置にある[カラー]属性を取得します。たとえば、次のツリーは、[EmitLocation]の CAV プロパティの値に基づいて、パーティクルの初期カラーを設定します。

CAV プロパティに書き込むには、ノードの位置の[カラー]属性を設定します。たとえば、次のツリーは、ノードの X 位置を使用して、グラディエントに基づいてカラーを設定します。