スクリプト環境のカスタマイズ

 
 
 

Softimage の Script Editor で作業する方法は、以下のような多くの方法でカスタマイズできます。

ヒント:

Script Editor の編集ペインまたはヒストリ ペインは、表示を変更する場所をクリックし、[Ctrl]を押しながらスクロール車輪をドラッグ(ズーム インは上に、ズーム アウトは下に)することで、ズーム インまたはズーム アウトすることができます。 この操作は、 Script Editor のプリファレンスのテキスト サイズには影響せず、表示のみが変更されます。

スクリプト プリファレンスの設定

スクリプト プリファレンスでは、情報を記録する方法と使用するスクリプト言語をカスタマイズできます。

面白い設定の 1 つは、[コマンドのハイパーリンクを表示](Show Command hyperlinks)オプションです。 このオプションをオンにすると、履歴ログに記録された各コマンドがハイパーリンクとして表示され、このリンクをクリックすると、そのコマンドの[コマンドの編集]プロパティ ページを起動できます。

Script Editor のプリファレンスの設定

Script Editor のプリファレンスでは、Script Editor の操作方法自体を変更できます。 これらのプリファレンスは、任意のテキスト エディタで使用できるものや(一般的に Scintilla ベース機能と呼ばれる)、特定のスクリプト エディタでのみ使用できるものがあり、Script Editor の検索および置換の動作を定義するものもあります。

A

Script Editor 固有の機能

  • 新規行を自動的にインデント

    有効な場合(デフォルト)、エディタは前の行のタブまたはスペースと同じ番号を付けて、自動的に新しい行をインデントします。

  • 選択された行をインデントするのに Tab/Shift-Tab 使用

    有効な場合(デフォルト)、行の任意の場所で 1 つまたは複数の行を選択し、[Tab](または[Shift]-[Tab])キーを押すたびに 1 タブ分インデントを増やす(または減らす)ことができます。

  • 外部で修正されたスクリプトを自動的に再ロード

    有効な場合、エディタが開いている修正されたファイル(たとえば、別のテキスト エディタで修正されたものか、Softimage の別のインスタンスで修正されたファイル)を自動的に再ロードします。 デフォルトでは、外部で修正されたファイルが再ロードされます。

  • Script Editor に自動的にフォーカス

    有効な場合、マウスがウィンドウ内をポイントするとエディタが自動的にフォーカスされるので、入力を開始する前に編集ペインをクリックする必要はありません。 デフォルトでは、この機能は無効になります。

B

一般的なテキストエディタ(Scintilla)の機能

  • フォント

    このテキスト ボックスでフォントの名前を入力できます。 指定したフォントがシステムにインストールされている場合は、エディタ全体でこのフォントが使用されます。 インストールされていない場合、または認識されない場合は、サイズ、ピッチ、ウェイトなどが最も近いフォントがデフォルトとして設定されます。

  • フォント サイズ

    ドロップダウン リストからフォントのサイズをポイント数(460)で選択します。

  • タブサイズ

    タブのサイズをスペース数(116)で設定します。

  • 行数の表示

    左マージンに行番号を表示します。 これは、大きなスクリプトで作業する場合に便利です。 デフォルトでは、行番号が表示されます。

  • 折りたたみを有効

    左マージンに折りたたみコントロールを表示します。 折りたたみコントロールは、- (if 句または関数などの構文ブロック内に行を折りたたむ)と + (折りたたまれている構文ブロックを展開する)の 2 種類あります。 コードのブロックを折りたたむと、長いファイルを読んだり操作するのが簡単になります。 デフォルトでは、これらのコントロールは非表示になります。

  • 空白スペースの表示

    エディタでスペースをドットとして表示し、タブを矢印として表示します。 これらのビジュアル キューは、タブが構文的に重要な Python などの言語で作業しているときに特に便利です。 デフォルトでは、空白スペースは明示的には表示されません。

  • 選択マージン

    編集ペインでブックマークを示すために使用可能なマージンの幅を設定します。 マージンのサイズが 0(デフォルト)の場合は、ブックマークされてる行は編集ペインで水色でハイライトされて表示されます。 その他の値(122)の場合は、ブックマークされている行はマージン内に水色の四角マークが付いて表示され、テキスト部分はハイライトされません。

C

検索および置換機能

  • 文末まで検索後に先頭から検索

    有効の場合、挿入ポイントから指定されたテキストの検索が開始され、ページの最後までいくと、ファイルの先頭から検索が開始されます。 デフォルトでは、続けてページの先頭から検索されます。

  • 検索が不成功の際

    指定されたテキストが見つからない場合の動作をドロップダウン リストから選択できます。 使用可能なオプションには、[何もしない][警告音][警告の表示](デフォルト)があります。

ツール開発環境の使用

Softimage では、多くの開発ツールやプラグインのサポートを提供する特殊なレイアウトが用意されています。 このレイアウトには、メイン メニュー バーの[ビュー](Views)[レイアウト](Layouts)[ツール開発環境](Tools Development Environment)からアクセスできます。

A

[プラグイン](Plug-ins)[ツリー](Tree)タブでは、自己インストール プラグインの作成/管理用のファイル構造に簡単にアクセスできます。

B

プラグイン ツリー内では、コンテキスト依存型のメニューが利用できます(たとえば、カスタム コマンド ウィザードやカスタム プロパティ ウィザードはプラグイン コンテキストで起動できますが、シェーダ ウィザードは SPDL コンテキストで利用できます)。

C

実行するコードやロードされたファイル(テキスト ファイルや HTML ファイルでも)を、最大 10 の独立した編集ペインで使用できます。

作業領域は基本的に 2 つに分割されています。左側では、Softimage の内容、プラグイン ツリー、SDK Explorer、NetView、および Browser を切り替えることができます。 右側では、6 つの編集ペインを切り替えたり、NetView や Browser を表示したりすることができます。いずれの場合でも下部に共通のヒストリ ペインが表示されます。