ファイル ブラウザ ウィジット

 
 
 

ファイル ブラウザ コントロールには、編集可能テキス トボックスおよびファイル ブラウザ ウィジットと一緒に、オプションのラベルが表示されます。 これらは、String 型の基本パラメータに関連付けられています。

ファイル ブラウザ ウィジットをクリックすると、ファイル ブラウザが呼び出されます。このファイル ブラウザを使用して、パスおよびファイル名を指定できます。 ファイル ブラウザで[OK]をクリックすると、関連するテキスト ボックスが、選択されたパスおよびファイル名で更新されます。

これらを作成するには、PPGLayout.AddItem または PPGLayout::AddItem メソッドを使用して、siControlFilePath コントロール タイプ列挙型を指定します。

var oItem = oLayout.AddItem( "ScriptFile", "Script File", siControlFilePath );

次に、ファイル ブラウザ ウィジットの機能のいくつかについて、設定方法のヒントを示します。

使用可能な項目属性は次のとおりです。

すべてのコントロールで(また、PPGItem オブジェクトのプロパティとしても)使用可能な属性

多くのコントロールに共通の属性

ファイル ブラウザ コントロールに固有の属性

保存先や開くファイルを表示するには

デフォルトでは、ファイル ブラウザは既存のファイルの名前と場所を表示します([開く]アクション)。 しかし、ファイル名およびファイルの書き込み先の場所をユーザに指定させる必要がある場合は([保存](Save)アクション)、siUIOpenFile 属性および siUIFileMustExist 属性を false に設定します。

oItem.SetAttribute( siUIOpenFile, false );
oItem.SetAttribute( siUIFileMustExist, false );

デフォルトのディレクトリを指定するには

ブラウザ ウィジットにより開始時に表示されるディレクトリを指定できます。

var path = XSIUtils.BuildPath(
	Application.InstallationPath(siFactoryPath),
	"Application", "Plugins"
);
oItem.SetAttribute( siUIInitialDir, path );

指定したパスが存在しない場合、エラーは表示されずに、汎用的な場所(Windows のデスクトップなど)が表示されます。

ファイル拡張子フィルタを指定するには

siUIFileFilter 属性を使用して、任意のファイル拡張子でファイルをフィルタできます。

var filterstring = "Script files (*.js *.vbs *.py)|*.js:*.vbs:*.py|";
filterstring += "Source files (*.cpp *.cs)|*.cpp:*.cs|";
filterstring += "Text files (*.txt *.text)|*.txt:*.text|";
filterstring += "All Files (*.*)|*.*||";
oItem.SetAttribute( siUIFileFilter, filterstring );

また、すべてのイメージ タイプとオーディオ タイプをカプセル化する 2 つの特別な属性があります。

oItem.SetAttribute( siUIImageFile, true );

... および ...

oItem.SetAttribute( siUIAudioFile, true );
注:

siUIAudioFile 属性および siUIImageFile 属性に加えて siUIFileFilter 属性を設定すると、イメージ フィルタが指定されている場合は、イメージ フィルタのみが使用され、それ以外の場合は、オーディオ フィルタのみが使用されます。指定したカスタムフィルタ文字列はすべて無視されます。