戻り値を使って作業する

 
 
 

各コマンドは、リグのコンポーネントを表す JScript オブジェクトを返します。この JScript オブジェクトは、Softimage でサポートされている他の言語(Python、VBScript、VB および C++)で使用することができます。これらのリターン オブジェクトは、オブジェクトを非表示にしてエンベロープ グループに追加するなど、さまざまな用途に使用することができます。

例: MakeTorso を使った作業

MakeTorso コマンドの戻り値を調べると、返される Torso オブジェクトには 16 個のデータメンバ(Torso.Hip という腰コントロール アイコン オブジェクトなど)が含まれています。

スクリプト内で、次の関数を呼び出すとします。

var myTorso = makeTorso( arguments ); 

腰を検索するには、次の関数を呼び出します。

Application.LogMessage( myTorso.Hip );

あるいは、次の関数を呼び出して腰の親を検索する方法もあります。

Application.LogMessage( myTorso.Hip.Parent );

また、MakeTorso は、スパインの椎も返します。椎の数は可変ですが、さらに特定の椎を取得することもできます。 たとえば、スパインから椎 4 を離すには、次の関数を呼び出します。

var Vertebra4 = Torso.Spine.Vertebra(4);

また、二足ドッグ レッグの椎 4 を取得するには、次の関数を呼び出します。

var Vertebra4 = Biped.Torso.Spine.Vetebra(4);

キャラクタ全体は(また、群衆でさえも)同じオブジェクトのリターン構造に従います。 返されるオブジェクトについては、「コマンドおよびスクリプト リファレンス」の各コマンドに記載されています。各コマンドでビルドされるキャラクタ リグ コンポーネントについては、CDK オブジェクト リファレンスで概要を説明しています。