カスタム プリミティブ ウィザード

 
 
 

カスタム プリミティブ ウィザードを使用して、カスタム プリミティブ オブジェクトを含む自己インストール プラグインの基本コードを作成することができます。

カスタム プリミティブ ウィザードを使用してプラグインのコードを生成するには:

  1. [ファイル](File) [プラグイン マネージャ](Plug-in Manager)をクリックします。

    プラグイン マネージャが開きます。

  2. 次のいずれかの操作を実行します。
    • ユーザ ロケーションにプラグインを作成するには、[ファイル](File) [新規作成](New) [プリミティブ](Primitive)を選択します。
    • 別の場所(ワークグループや Add-on フォルダなど)でプラグインを作成するには、プラグイン ツリーで場所を展開し、[プラグイン](Plugins)フォルダを右クリックして、[新規作成](New) [プリミティブ](Primitive)を選択します。

    カスタム プリミティブ ウィザードが表示されます。

  3. [プラグイン情報](Plugin-Info)タブを選択し、カスタム プリミティブ オブジェクトの名前[プリミティブ名](Primitive Name)テキスト ボックスに入力します。

    名前の先頭文字には英字を使用する必要があります。以降に続く文字には、英字、数字、アンダースコア(_)を使用できます。名前にスペースが使用されていれば、ウィザードによって自動的にアンダースコアに置き換えられます。

  4. 自分の名前や組織名などのプラグイン製作者の名前を、[製作者](Author)テキスト ボックスに入力します。
  5. [C++ コンパイラのバージョン](C++ Compiler Version)リスト ボックスで、適切なコンパイラのバージョンを選択します。[コーディング言語](Coding Language)リスト ボックスで、C++ がコーディング言語として選択されます。
    注:カスタム プリミティブ オブジェクトのコーディング言語としては、現在 C++ のみがサポートされています。
  6. [出力ディレクトリ](Output Directory)ボックスに表示される生成済みファイルの場所が正しいことを確認します。
  7. カスタム プリミティブ オブジェクトのプロパティ ページにパラメータやボタンを追加するには、[パラメータ追加](Add Parameter)タブを選択します。[項目の定義](Define Item)グループのオプションを使用して各パラメータを定義し、[項目追加](Add Item)をクリックしてプロパティ ページにパラメータを追加できます。[パラメータ追加](Add Parameter)タブの詳細については、「パラメータを追加する」のセクションを参照してください。
    ヒント:パラメータを削除するには、対応する行のハンドル([パラメータ](Parameters)グループ内の最初の暗くなっている列)をクリックして、[選択の削除](Delete Selected)をクリックします。
  8. プラグインに対してどのコールバックを生成する必要があるかを指定するには、[コールバック](Callbacks)タブを選択します。コールバックを選択するには、対応するチェックボックスを選択します。
  9. プロパティ ページのレイアウトを定義するには、[レイアウト(オプション)](Layout (Optional))タブを選択します。次の操作を実行できます。
    • プロパティ ページにパラメータが表示されないようにする。
    • プロパティ ページのタブにパラメータを割り当てる。
    • プロパティ ページのグループにパラメータを割り当てる。
    • プロパティ ページの行にパラメータを割り当てる。
    • プロパティ ページでのパラメータの表示順序を変更する。

    [レイアウト(オプション)](Layout (Optional))タブの詳細については、「プロパティ ページ レイアウト」のセクションを参照してください。

    ウィザードは基本的なレイアウトを作成しますが、DefineLayout コールバックを使用してプロパティ ページをさらに調整することができます。追加およびカスタマイズできるコントロールの種類の詳細については、「ユーザー操作」を参照してください。

  10. [コードの生成](Generate Code)をクリックして、カスタム プリミティブ プラグイン用のコードを生成します。

    作成されたプラグインは自動的にロードされて実行され、コードは Script Editor にロードされます。

    注:コードに手動で行った変更は、ウィザードを使用してコードを再生成すると上書きされます。[コードの生成](Generate Code)をクリックする前に、コーディングを開始する準備ができていることを確認することをお勧めします。

パラメータを追加する

[パラメータ追加](Add Parameter)タブでは、カスタム プリミティブのパラメータを定義することができます。ウィザードはこの設定を使用して生成するコードを決定します。必要に応じてさらにコードをカスタマイズし、機能を追加することができます。次の表では、[パラメータ追加](Add Parameter)タブの設定を定義します。

コントロール 説明
ParamType

パラメータのデータ タイプを指定します。これらのタイプの多くは、実際のデータ タイプ(整数、文字列、ブールなど)に対応しています。ただし、[ボタン](Button)オプションはボタンを追加するだけで、パラメータ タイプではありません。

このコントロールで選択した値によっては、[パラメータ追加](Add Parameter)タブ内のその他の設定の一部が使用できなくなる場合があります。たとえば、[最小](Min)[最大](Max)などの値の範囲の設定は数値データ タイプのパラメータにのみ表示されます。

名前/ラベル(Name/Label)

パラメータの名前を指定します。

ReadOnly

パラメータに書き込みできるかどうかを指定します。

アニメーション可能(Animatable)

パラメータがアニメート可能かどうかを指定します。

キー設定可能(Keyable)

パラメータをキー設定可能にするかどうかを指定します。

デフォルト

パラメータに使用する既定値を指定します。この設定は、テキスト(文字列)型ではテキスト ボックス、ブール型ではチェックボックス、数値型ではスライダ、カラー型ではカラー ボックスとして表示されます。F カーブ、グリッド コントロール、ボタンではこの設定を使用できません。

最小(Min)

パラメータの下限を指定します。この設定は、数値型のパラメータでのみ使用できます。

最大(Max)

パラメータの上限を指定します。この設定は、数値型のパラメータでのみ使用できます。

UI 範囲(UIRange)

プロパティ ページが表示されているときの、パラメータのスライダ バーの値の範囲を定義できる[UI 最小値](UIMin)および[UI 最大値](UIMax)設定の使用可能性を切り替えます。このオプションは、数値型のパラメータでのみ使用できます。

プロパティ ページ レイアウト

[レイアウト(オプション)](Layout (Optional))タブでは、プロパティ ページのレイアウトを定義します。

[レイアウト(オプション)](Layout (Optional))タブの[レイアウト](Layout)リストには、プロパティ ページに表示されるパラメータのセットが示されます。[上へ](Up)および[下へ](Down)をクリックして、[レイアウト](Layout)リストでの(そして、最終的にはプロパティ ページでの)パラメータの順序を変更できます。[レイアウト](Layout)リストでは、次の図のようにグループ化をラベル付きの括弧(ブラケット)で区切られたブロックとして表します。この括弧内にパラメータが表示されます。

[パラメータ](Parameters)リストには、カスタム プリミティブ オブジェクトに定義されたすべてのパラメータが表示されます。既定では、すべてのパラメータがプロパティ ページに表示されます。ただし、[レイアウト](Layout)リストにいくつかのパラメータを追加している場合は、そのパラメータのみがプロパティ ページに表示されます。

[レイアウト](Layout)リストにパラメータを追加するには:

  1. [パラメータ](Parameters)リストのパラメータをクリックします

  2. [パラメータ](Parameters)リストの下にある[追加](Add)をクリックします。

    [レイアウト]リストにパラメータを追加しても、[パラメータ]リストから削除されることはありません。

[削除](Remove)をクリックして[レイアウト](Layout)グループからグループ化またはパラメータを削除することができます。

[レイアウト](Layout)リストからパラメータを削除するには:

  1. [レイアウト](Layout)リストのパラメータをクリックします

  2. [削除](Remove)をクリックします。 [レイアウト](Layout)リストからパラメータが消えます(ただし、[パラメータ](Parameters)リストには残っています)。

[レイアウト](Layout)リストからグループ化を削除するには:

  1. 削除するグループの括弧のどちらかをクリックします。

  2. [削除](Remove)をクリックします。 [レイアウト](Layout)リストからグループ化が削除され、パラメータは残ります。パラメータは、次に高いレベルにあるコントロールにネストするようになります。たとえば、パラメータがタブの行の内部でネストしている場合に行を削除すると、パラメータはタブ内に表示されるようになります。

[グループ化](Groupings)領域では、プロパティ ページにタブ、グループ、列を追加することができます。タブやグループを識別できるように、ラベルを[名前](Name)テキスト ボックスで指定します。 [タブの追加](AddTab)[グループの追加](AddGroup)、または[行の追加](AddRow)などのコントロールのタイプに対応するボタンをクリックして、コントロール用の括弧を[レイアウト](Layout)リストに表示することができます。