簡単な大気

 
 
 

下位互換用に用意されています。このシェーダはサポートされていませんが、これを使用する古いシーンとの互換性を確保するために Softimage で引き続きインストールすることができます。シーン内のサポートされていないシェーダは、現在の Softimage シェーダ ライブラリの同等のシェーダに置き換えることを推奨します。

| 太陽 | | | グラウンド | クラウド | 環境大気

[シェーダタイプ](Shader Type): マテリアル((Soft3D)

[出力]: カラー((RGB)値

高度な数値計算テクニックを使って、光が大気中を通過するときの散乱をシミュレーションします。惑星を宇宙から見る場合と、惑星表面から宇宙を見る場合とをシミュレーションできます。

名前(Name)

シェーダの名前。任意の名前を入力するか、デフォルト名を使用します。

大気

ビュー高さ(View Azimuth)

惑星の中心と相対的な視点の位置を決定します。

惑星半径(Planet Radius)

惑星の半径。既定値の 6000 km はほぼ、地球の半径と等しくなります。

厚み(Thickness)

これは大気の厚さのスケールです。既定値の 7400 m は、地球の大気密度が一様であると仮定した場合の地球の大気の厚さに対応します。

密度(Density)

これも大気密度のスケーリング係数です。これを変更すると、空と日没のカラーに影響があります。

ダスト厚み(Dust Thickness)

球状の塵が大気中に存在しています。このパラメータはその球体の高さを定義します。

ダスト密度(Dust Density)

塵の密度。塵によって、灰色のかすみが現れます。これは太陽の周囲にも非常に有効なハロを生じさせます。北極並の空気の透明さが必要なら、このパラメータを 0 に設定します。この値を大きく設定すると、ぎらぎらして太陽を見分けられなくなります。

太陽

サイズ(Size)

度数で示す太陽の円盤の大きさ。

カラー(Color)

太陽のカラー。地球から見た太陽は白に近い色をしています。

ハロのサイズ(Halo Size)

塵が生み出すハロが十分でない場合、

このパラメータにより、太陽の縁はより不鮮明となります。

サイズ(Size)

度数で示す月の大きさ。地球から見ると、太陽と月はほとんど同じ大きさになります。

カラー(Color)

月のカラー。通常球体で見られる月は実際には月の拡散発射であり、 どちらかというと暗い物体で、昼は太陽があるため夜にしか明るく現れることはありません。

ハロのサイズ(Halo Size)

月の周囲にハロを作ります。とても寒い夜をシミュレーションする場合に適しています。

バイアス(Bias)

ランダムな明るさの分散にかけるバイアス。

輝度(Brightness)

星の輝度のスケーリングを行います。輝度が小さすぎることがあり、この場合はスケーリングして見えるようにする必要があります。

スケール(Scale)

星のスケーリング係数。

きらめき(Twinkle)

星の明るさが変化する時間。

グラウンド

グラウンド パラメータ

グラウンドマップ(Ground Map)

グランド マップとして使うイメージ クリップを定義します。[編集](Edit)をクリックすると、イメージ クリップのプロパティ ページが開きます。新しいクリップを取得するには、[新規](New)をクリックし、新しいクリップを作成するのか、またはソースからクリップを作成するのかを指定します。

イメージ ビュー ウィンドウ(Image View Window)

このウインドウに選択したイメージを表示します。イメージを右クリックすると、[Image Clip]プロパティ エディタにアクセスできます。イメージがシーケンスの場合は、再生機能を利用してシーケンス イメージを再生することができます。

球状マッピング(Spherical Mapping)

球状は惑星外のシーンに役立ちます。ここでは、極点を 2 つのピンチ ポイントとする従来からの球状マッピングを使って、イメージを惑星状にマッピングできます。このマッピング タイプを選択すると、スケーリングはキロメートル単位ではなくなり、スケーリング値 1 では、イメージが惑星を 1 周します。

ロリポップマッピング(Lollipop Mapping)

ロリポップは雲のマッピングと似ていて、イメージを地面に置きたいような地面のシーンに役立ちます。

天鏡面(Mirror Sky)

このボックスをチェックすると、地面はちょうど空の鏡像になります。

変換

スケーリング X、スケーリング Y(X, Y Scaling)

マップのスケーリング。ロリポップモードでは、イメージのインスタンスは何キロメートルまで伸びるのかを示します。球状モードでは、イメージが惑星の周囲を包み込む回数を示します。

回転(Rotation)

マップの回転。

移動 X、移動 Y(X, Y Translation)

マップの変換。モード間に現れる同じ違いが、スケール パラメータにも同様に適用されます。

クラウド

クラウドパラメータ

カラー(Cloud Color)

雲のカラー。火星では赤色です。世界的には、一般的に白色が好まれますが、イギリスでは灰色が好まれることがあります。

乱流(Turbulence)

より乱れた外観の雲のフラクタルを作ります。

高度(Altitude)

雲の大気中の水平位置を定義します。500 m 程度が適切です。

振幅(Amplitude)

雲のフラクタルの振幅を定義します。

割合(Ratio)

フラクタル比率。0.707 の値が適しています。

反復(Iterations)

雲は柔らかく、繰り返す必要はほとんどありません。

センター位置(Center Position)

これはフラクタルのセンター(と期待される値)です。フラクタル値が 0 の時、雲は出現しませんが、フラクタル値が 1 の時は完全な雲となります。このパラメータは実際には、両極端の中間のバランスをコントロールし、振幅と併用すると、フラクタルを 0..1 ドメインに入れられます。

アニメート(Animate)

チェックした場合は、時間パラメータを使用して雲をアニメート可能にします。

アニメーション速度(Animation Speed)

[アニメート]オプションをチェックしたときのみに有効になります。アニメーションの速度を定義します。

変換

スケーリング X、スケーリング Y(X, Y Scaling)

雲はロリポップ マッピングを使って惑星上に置かれます。これは南極(-Y 方向)に伸びて切れ目があることを意味します。スケーリングは、km 単位とするので、スケーリング値 1 では、直径 1 km の雲ができます。

回転(Rotation)

フラクタルを回転させます。フラクタルの繰り返しによる不自然な結果を取り除くのに役立ちます。

移動 X、移動 Y(X, Y Translation)

雲のフラクタルのオフセットを行います。これらの値をアニメートして風の影響を作り出すことができます。