コンポーネントを選択する

 
 
 

このセクションでは3Dビューでインタラクティブにコンポーネントを選択する方法について説明します。コンポーネントの場合、選択はタグ付けと呼ばれることもあります。

インタラクティブに選択する以外に、文字列を使用してコンポーネントを選択することもできます(「名前による選択」を参照)。

一部のコンポーネント選択テクニックは、ポリゴンメッシュコンポーネントにのみ適用されます これらのテクニックの詳細については、「ポリゴンメッシュコンポーネントの選択」(「ポリゴン モデリング」)を参照してください。

注:同時に、同一のオブジェクト上のオブジェクトまたはコンポーネントを選択することはできません。

コンポーネントの選択の概要

コンポーネントの選択は3段階の手順で行います。

  1. コンポーネントを含む1つまたは複数のオブジェクトを選択します。選択できるオブジェクトは、ポリゴンメッシュ、カーブ、サーフェイス、ラティス、ポイントクラウド、ヘアなどです。

  2. コンポーネント選択フィルタおよび選択ツールをアクティブにします。または、よく使われるフィルタおよびツールの組み合わせが自動的に設定される、コンポーネント選択モードの 1 つを使用します。

    選択されたオブジェクトはオレンジ色で表示され、コンポーネント選択に対してアクティブになっていることを示します。アクティブなオブジェクトのコンポーネントのみ選択できます。

  3. 3D ビューでマウスを使用します。個別のアクション(選択、選択内容への追加、切り替え、選択解除など)の実行に使用するマウスボタンと変更キーは、選択したインタラクションモデルによって異なります。詳細については、「異なるインタラクションモデルを使用したコンポーネントの選択」を参照してください。

    選択されたコンポーネントは、デフォルトでは赤でハイライト表示されます。

    ヒント:Shiftキーと選択モードを使用することで、さまざまなタイプのコンポーネントを同時に選択できます。

コンポーネント選択モード

選択モードは、よく使用される選択フィルタおよびツールの組み合わせをあらかじめ定義したものです。これらのモードはいずれもキーに割り当てられていて、すばやく容易に利用できます。

コンポーネント選択モードをアクティブにするには

次のいずれかの操作を実行します。

  • [Select] [モード](Modes)メニューから項目を選択します。

    または

  • 次のいずれかのキーを押します。

    • [T]キーは、[ポイント](Rectangle Point)モードの[矩形]

    • [E]キーは、[エッジ](Rectangle Edge)モードの[矩形]

    • [I]キーは、[エッジ](Raycast Edge)モードの[レイキャスト]

    • [Y]キーは、[ポリゴン](Rectangle Polygon)モードの[矩形]

    • [U]キーは、[ポリゴン](Raycast Polygon)モードの[レイキャスト]

    • [Rectangle Tip]モードの場合は'(アポストロフィ)(ヘアオブジェクトの場合)

    上記のいずれのキーも、[Shift]キーを押しながら使用すると拡張モードになります。

注:

拡張モードは非拡張モードと似ていますが、 拡張モードをオンにすると、すでに選択されているコンポーネントは選択から削除されません。これにより、複数種のコンポーネントを同時に選択できます。

[Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)および[Select] [拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)を両方ともオフにしている状態でコンポーネントを選択に追加するには、[Shift]キーを押しながらクリックする必要があります。[Shift]キーを押さなかった場合は、新たに選択されたコンポーネントによって、以前の選択が置き換えられます。

コンポーネント選択フィルタ

アクティブなジオメトリオブジェクトで選択できるコンポーネントの種類は、コンポーネント選択フィルタにより決まります。よく使用されるフィルタは[Select]パネルのボタンから使用できます。ほかのフィルタはボタンの下のフィルタメニューから使用できます。

コンポーネント選択フィルタはコンテキスト依存です。つまり、どのタイプのオブジェクトがアクティブになっているかにより異なります。たとえば、ポリゴンメッシュオブジェクトが選択されている場合は、使用できるフィルタは[エッジ]、[ポリゴン]などですが、NURBSサーフェイスが選択されている場合は、使用できるフィルタは[サブサーフェイス]、[アイソライン]などになります。

A

共通のフィルタはボタンになっています。

B

その他のフィルタはメニューにあります。

1

カーブコンポーネントフィルタ

2

サーフェイスのコンポーネントフィルタ

3

[ポリゴン]コンポーネント選択フィルタ

4

ヘアのコンポーネントフィルタ

5

ラティスまたはポイントクラウドのコンポーネントフィルタ

注:このメニュー上の追加のフィルタによって、たとえば、[境界]ポイントや境界エッジの選択ができます。これらはカスタムフィルタの例です。フィルタの作成についての詳細は、「カスタムフィルタ」(『SDK ガイド』)を参照してください。

コンポーネントフィルタを選択すると、そのフィルタタイプに該当するアクティブコンポーネントのうち、前回選択したコンポーネントが選択されます。たとえば、[Point]フィルタを選択すると、アクティブオブジェクト上で最も最近選択されたポイントが自動的に選択され、ハイライト表示されます。

ヒント:

複数のタイプのコンポーネントを同時に選択するには、最初にあるタイプのコンポーネントを選択し、次に[Shift]キーを押しながらフィルタを変更します。すでに選択されているコンポーネントは選択から削除されません。

[Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)および[Select] [拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)を両方ともオフにしている状態でコンポーネントを選択に追加するには、[Shift]キーを押しながらクリックする必要があります。[Shift]キーを押さなかった場合は、新たに選択されたコンポーネントによって、以前の選択が置き換えられます。

異なるインタラクションモデルを使用したコンポーネントの選択

3Dビューでコンポーネントを選択する場合、2つのインタラクションモデルのうち一方を使用できます。

  • デフォルトの Softimage 選択モデルは、Shift や Control などの制御キーを使用して選択の拡張、切り替え、選択解除などを行います。この点で、ほかの Windows アプリケーションとの親和性が高くなっています。さらに、マウスの右ボタンではコンテキストメニューが表示され、選択ツールをアクティブにしたまま、よく使用される多数のメニューにすばやくアクセスできます。

  • SI|3D 選択モデルは、SOFTIMAGE|3D と同様、異なるマウスボタンによりコンポーネントの選択(タグ付け)、選択解除(タグの取外し)、切り替えを行います。このモードは、以前のスタイルの操作方法に慣れていて、その方法のほうが好みというユーザ向けに用意されています。コンポーネントのコンテキストメニューを表示するには、Windows ではAltキーを押しながら右クリック、Linuxでは Ctrl+Alt キーを押しながら右クリックします。

コンポーネントのインタラクションモデルは、[Select]メニュー上の2つのオプション、[SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)および[拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)で制御されます。前者には後者も含まれます。つまり、[拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)をオンにするとコンポーネントだけで SI|3D 選択モデルが使用され、[SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)をオンにするとオブジェクトとコンポーネントの両方で SI|3D 選択モデルが使用されます。

初期設定のインタラクションモデルは、最初に Softimage を起動したときに[Interaction Model]ダイアログボックスで選択した設定に従います。しかし、設定は常に変更可能です。また、変更内容は次回 Softimage を起動したときも有効になります。

コンポーネントに対してSoftimage選択モデルをアクティブにするには

  • [Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)および[Select] [拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)の両方をオフにします。

Softimage選択モデルでコンポーネントを選択するには

[SI|3D Selection Model][Extended Component Selection]の両方がメインコマンドエリアの[Select]メニューでオフになっている場合は、以下のマウスとキーボードの組み合わせを使用してコンポーネントを選択します。

  • 新しいコンポーネントを選択して現在選択中のコンポーネントの選択解除をする場合には、モディファイアキーを押さないでください。

  • コンポーネントを選択に追加するには、[Shift]キーを押します。

  • 選択のオンまたはオフを切り替えるには、[Ctrl]キーを押します。

  • 選択を解除するには、[Ctrl]+[Shift]キーを押します。

  • 選択をすべて解除するには、3D ビューの空白領域でクリックまたはクリックアンドドラッグします。

  • 上記のいずれの組み合わせの場合にも、左ボタンはコンポーネント、中央ボタンはクラスタに使用します。または、[Select]パネルで[クラスタ]フィルタを使用するか、[=]キーを押します。クラスタ選択の詳細については、「クラスタを選択する」を参照してください。

  • 選択状況に応じたコマンドを提供するコンテキストメニューを表示するには、選択されたコンポーネントのオブジェクト上で右クリックします。

コンポーネントに対してSI|3D 選択モデルをアクティブにするには

  • [Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)および[Select] [拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)のいずれかまたは両方をオンにします。

SI|3D 選択モデルでコンポーネントを選択するには

[SI|3D Selection Model]または[Extended Component Selection]オプションのいずれかが[Select]パネルの[Select]メニューでオンになっている場合は、以下のマウスとキーボードの組み合わせを使用してコンポーネントを選択します。

  • 選択にコンポーネントを追加するには、左ボタンを使用します。

  • コンポーネントを選択解除するには、中央ボタンを使用します。

  • コンポーネントの選択をオンまたはオフに切り替えるには、右ボタンを使用します。

  • クラスタを選択するには、[Select]パネル上で[クラスタ]フィルタを使用するか、[=]を押します。

  • 選択状況に応じたコマンドを提供するコンテキストメニューを表示するには、Windows をお使いの場合は選択されたコンポーネントのオブジェクト上で Alt キーを押しながら右クリックし、Linux をお使いの場合は Ctrl+Alt キーを押しながらクリックします。

コンポーネントの範囲選択とループ選択

クイック ループでは、ダブルクリックまたは[Alt](または[Ctrl])キーを使用して、コンポーネントの範囲またはループを選択できます。Softimage は、選択した2つのコンポーネントの間のパスを見つけようと試みます。範囲選択では、XSIは、選択されたコンポーネントの間のパスをたどってすべてのコンポーネントを選択します。ループの場合、可能な場合は両方向のパスを延長し、パス全体に存在するすべてのコンポーネントを選択します。

  • ポリゴンメッシュについては、ポイント、エッジ、またはポリゴンの範囲とループを選択できます。パスを見つけるのにいくつかの戦略を使用しますが、境界線と四辺形トポロジに高い優先度が与えられます。

  • NURBSカーブとサーフェイスについては、ポイント、ノット、またはノットカーブの範囲とループを選択できます。ポイントとノットは同じUまたはVの行にある必要があります。さらに、パスとループは組み立てられたサーフェイスメッシュのサブサーフェイスの交差点で停止します。

範囲とループを選択するプロシージャは、使用しているコンポーネント選択モデルに依存します。各プロシージャについて、以下のセクションに説明があります。アクティブ化の方法を含むコンポーネント選択モデル全般の詳細については、「異なるインタラクションモデルを使用したコンポーネントの選択」を参照してください。

注:ペイント選択ツールでは範囲選択とループ選択を実行できません。

範囲選択

ダブルクリックまたは[Alt]キーを使用してコンポーネントの範囲を選択できます。これにより、ピックアップした2つのコンポーネント間のパス上にある相互接続したコンポーネントを選択できます。

1

最初にアンカーを指定します。

2

その後、エンドコンポーネントを指定して、その間のコンポーネントの範囲を選択します。

Softimage選択モデルでコンポーネント範囲を選択するには

  1. 最初の「アンカー」コンポーネントを選択します。

  2. Altキーを押しながら2番目のコンポーネントをクリックします。Altキーが押されている間、アンカーコンポーネントが、ビジュアルリファレンスとして明るい青色でハイライト表示されることに注意してください。

    パスにある2つのコンポーネントの間のすべてのコンポーネントが選択された状態になります。

    注:Linux では、[Alt]キーを押しながらクリックする操作が機能しないことがあります。これは、お使いのウィンドウ マネージャでその組み合わせが別の用途に使用されているためです。その場合は、ウィンドウ マネージャで別のキーの組み合わせを使用するように修正します。詳細については、「Linux システムでの[Alt]キー」(「インタフェースおよびツール」)かウィンドウ マネージャのドキュメントを参照してください。
  3. 以下のキーとマウスのコンビネーションを使用して選択をさらに絞り込みます。

    • 通常操作と同様に、Shiftキーを使用して、個々のコンポーネントを選択に追加します。範囲またはループを追加すると、最後に追加選択されたコンポーネントが新しいアンカーになります。以前の範囲の最後の点からアンカーされる新しい範囲を始めたい場合は、Shiftキーを押しながらクリック、またはAlt+Shiftキーを押しながらクリックして最後のポイントを再選択する必要があります。新しいアンカーを選択したら、[Shift]キーを押しながらダブルクリックするか、[Alt]+[Shift]キーを押しながらクリックすることで選択に別の範囲を追加できます。

    • [Ctrl]キーを使って選択を切り替えます。新しいアンカーを選択したら、Alt+Ctrlキーを押しながらクリックすることで範囲選択を切り替えられます。

    • [Ctrl]+[Shift]キーを使って選択を解除します。新しいアンカーを選択したら、Alt+Ctrl+Shiftキーを押しながらクリックすることで範囲選択を解除できます。

SI|3D 選択モデルでコンポーネント範囲を選択するには

  1. 最初の「アンカー」コンポーネントを選択します。

  2. 2 番目のコンポーネントで、[Shift]キーを押しながらダブルクリックするか、または[Alt]キーを押しながらクリックします。Altキーが押されている間、アンカーコンポーネントが、ビジュアルリファレンスとして明るい青色でハイライト表示されることに注意してください。

    パスにある2つのコンポーネントの間のすべてのコンポーネントが選択された状態になります。

  3. 以下のマウスボタンを使用して選択をさらに絞り込みます。

    • 左ボタンを使用して選択を追加します。最後に選択されたコンポーネントは新しい範囲のアンカーとなります。以前の範囲の最後の点からアンカーされる新しい範囲を始めたい場合は、クリック、またはAltキーを押しながらクリックして最後のポイントを再選択する必要があります。新しいアンカーを選択したら、[Shift]キーを押しながらダブルクリックするか、[Alt]キーを押しながらクリックすることで選択に別の範囲を追加できます。

    • 中央ボタンを使用して選択を解除します。新しいアンカーを選択したら、[Alt]キーを押しながら中央ボタンをクリックするか、または[Shift]キーを押しながら中央ボタンをダブルクリックすることで範囲選択を解除できます。

    • 右ボタンを使用して選択をオンまたはオフに切り替えます。新しいアンカーを選択したら、[Alt]キーを押しながら右クリックするか、または[Shift]キーを押しながら右ボタンをダブルクリックすることで範囲選択を切り替えられます。

ループ選択

コンポーネントのループを選択すると、Softimage は選択した2つのコンポーネント間のパスを見つけます。その後、Softimage は可能であればパスを両方向へと延長し、そのパスに沿ったすべてのコンポーネントを選択します。

1

最初にアンカーを指定します。

2

その後、他のコンポーネントを指定して、コンポーネントの全ループを選択します。

注:ポリゴンメッシュのエッジループについては、より厳密な基準を使用した他のコマンドがあります。「エッジ ループを選択する」(「ポリゴン モデリング」)を参照してください。

Softimage選択モデルでコンポーネントループを選択するには

  1. 次のいずれかの操作を実行します。

    • 最初の「アンカー」コンポーネントを選択し、隣接コンポーネント上で[Shift]キーを押しながらダブルクリックします。

    • 最初の「アンカー」コンポーネントを選択してから、ループ内の別のコンポーネント上で[Alt]キーを押しながら中央ボタンをクリックします。Altキーが押されている間、アンカーコンポーネントが、ビジュアルリファレンスとして明るい青色でハイライト表示されることに注意してください。

    • Altキーを押しながら中央ボタンをクリックして、2つの隣接したコンポーネントを1回のマウス動作で選択します。

    2つのコンポーネントに接続した、拡張されたパス上のすべてのコンポーネントは選択された状態になります。

    エッジについては方向は明示されないので、1つのエッジ上のみでダブルクリックするか、または[Alt]キーを押しながら中央ボタンをクリックする必要があることを注意してください。ただし並行エッジループについては、上で説明したように2つのエッジを指定する必要があります。

  2. 以下のキーとマウスのコンビネーションを使用して選択をさらに絞り込みます。

    • 通常操作と同様に、Shiftキーを使用して、個々のコンポーネントを選択に追加します。範囲またはループを追加すると、最後に追加選択されたコンポーネントが新しいアンカーになります。最後に選択されたコンポーネントは新しいループのアンカーとなります。新しいアンカーを選択したら、[Shift]キーを押しながらダブルクリックするか、または[Alt]+[Shift]キーを押しながら中央ボタンをクリックすることで、選択に別のループを追加できます。

    • [Ctrl]キーを使って選択を切り替えます。新しいアンカーを選択したら、Alt+Ctrlキーを押しながら中央ボタンをクリックすることで、ループの選択を切り替えられます。

    • [Ctrl]+[Shift]キーを使って選択を解除します。新しいアンカーを選択したら、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらダブルクリックするか、または[Alt]+[Ctrl]+[Shift]キーを押しながら中央ボタンをクリックすることで、ループの選択を解除できます。

SI|3D 選択モデルでコンポーネントループを選択するには

  1. 次のいずれかの操作を実行します。

    • 最初の「アンカー」コンポーネントを選択してから、隣接する 2 番目のコンポーネント上で[Shift]キーを押しながらダブルクリックします。

    • 最初の「アンカー」コンポーネントを選択してから、ループの別のコンポーネント上で[Ctrl]キーを押しながらクリックします。Ctrlキーが押されている間、アンカーコンポーネントが、ビジュアルリファレンスとして明るい青色でハイライト表示されることに注意してください。

    • Ctrlキーを押しながらクリックして、2つの隣接したコンポーネントを1回のマウス動作で選択します。

    2つのコンポーネントに接続した、拡張されたパス上のすべてのコンポーネントは選択された状態になります。

    エッジについては方向は明示されないので、1 つのエッジ上のみでダブルクリックするか、[Ctrl」キーを押しながらクリックする必要があることに注意してください。ただし並行エッジループについては、上で説明したように2つのエッジを指定する必要があります。

  2. 以下のマウスボタンを使用して選択をさらに絞り込みます。

    • 左ボタンを使用して選択を追加します。最後に選択されたコンポーネントは新しいループのアンカーとなります。新しいアンカーを選択したら、[Shift]キーを押しながらダブルクリックするか、または[Ctrl」キーを押しながらクリックすることで選択に別のループを追加できます。

    • 中央ボタンを使用して選択を解除します。新しいアンカーを選択したら、[Ctrl]キーを押しながら中央ボタンをクリックするか、または[Shift]キーを押しながら中央ボタンをダブルクリックすることで、ループの選択を解除できます。

    • 右ボタンを使用して選択をオンまたはオフに切り替えます。新しいアンカーを選択したら、[Ctrl]キーを押しながら右クリックするか、または[Shift]キーを押しながら右ボタンをダブルクリックすることでループの選択を切り替えられます。

範囲およびループの選択を変更する

コンポーネントの選択した範囲およびループを変更するためのコマンドがいくつかあります。それらは、ポイント、エッジおよびポリゴンとともに動作します。

  1. 1 つ以上のエッジまたは 2 つ以上の隣接ポイントまたはポリゴンを選択します。

  2. [選択](Select) [ループの選択](Select Loop)メニューから、次のコマンドのいずれかを選択します。

    • [選択からのループ](Loops From Selection)は両方向でできる限り遠くまで選択を拡張します。境界エッジに対しては、3 つのエッジが接触する接合部を越えて選択を拡張しますが、その他の接合部で停止します。
    • [選択からのループ(コーナー周り)](Loops From Selection (around corners))[選択からのループ](Loops From Selection)と似ていますが、境界エッジの場合、境界全体が選択されます。
    • [ループ グロー](Grow Loops)は、可能な場合両方向での 1 つのコンポーネントによる選択を拡張します。
    • [ループ シュリンク](Shrink Loops)は、1 つのコンポーネントだけが残るまで、両方向での 1 つのコンポーネントによる選択を縮小します。閉ループが完全に選択されている場合、任意のコンポーネントの選択が解除されます。

コンポーネントの選択解除

次のいずれかの操作を実行します。

  • [Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)および[Select] [拡張コンポーネント選択](Extended Component Selection)の両方がオフの場合、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらコンポーネントをクリックします。

    または

  • どちらかのオプションがオンの場合は、コンポーネントを中央クリックします。

コンポーネント選択のナビゲーション

ポイントコンポーネント、エッジコンポーネント、またはポリゴンコンポーネントが選択されている場合は、キーボードショートカットを使用してそれらの間をナビゲートできます。ナビゲートの順序はコンポーネントの内部インデックスに基づきます。この規則はカーブ上のポイントで特に役立ちます。それは、インデックスがカーブに沿ったポイントの位置と正確に対応しているためです。

構文

実行内容

[Alt+up-arrow]または[Alt+right-arrow]

次のコンポーネントを選択します。

[Alt+down-arrow]または[Alt+left-arrow]

前のコンポーネントを選択します。

Alt+Home

最初のコンポーネントを選択します。

Alt+End

最後のコンポーネントを選択します。

[Shift+Alt+up-arrow]または[Shift+Alt+right-arrow]

次のコンポーネントを選択に追加します。

[Shift+Alt+down-arrow]または[Shift+Alt+left-arrow]

前のコンポーネントを選択に追加します。

Shift+Alt+Home

最初のコンポーネントを選択に追加します。

Shift+Alt+End

最後のコンポーネントを選択に追加します。

コンポーネントのクラスタの選択

クラスタとは、オブジェクト上のコンポーネントをグループ化して名前を付けたものです。クラスタを選択するには、「クラスタを選択する」を参照してください。