Render Treeでの複数マテリアルの編集

グループやオーバーライドを使用して、複数オブジェクトのマテリアルのパラメータを一度に編集できます。オブジェクトに複数のマテリアル([Phong]、[Lambert]、[Blinn]など)が混在していても一括編集は可能です。

以下の手順に従い、グループ化された複数オブジェクトのオーバーライドプロパティを作成しましょう。

この Render Tree は、複数のマテリアルの[diffuse]、[ambient]、[specular]、[transparency]パラメータから作成されたものです。図のように、1 つのシェーダは、複数のオブジェクトに対しパラメータを同時に作用させることができます。

複数のオブジェクトマテリアルを同時に表示して編集するには

[Shift]キーを押しながらクリックして複数のオブジェクトを選択します。
[編集]パネルで[グループ](Group)ボタンをクリックし、オブジェクトを新しいグループに追加します。
グループが選択されている状態で、[Render]ツールバーから[取得](Get) [プロパティ](Property) [オーバーライド](Override)を選択します。
[オーバーライド]プロパティエディタで[パラメータ追加](Add Parameter)を選択します。ポップアップ Explorer が開きます。
Explorer でオブジェクトのマテリアルシェーダノードの 1 つを展開し、パラメータを選択します(例: [マテリアル](Material) [Phong] [透明度](Transparency))。
Explorer の外側をクリックし、Explorer を閉じます。
選択した material-surface-out-parameter の接続ポイントがオーバーライドに含まれているはずです。オーバーライドを Explorer で選択し、Render Tree で[更新](Update)をクリックします。これにより、オーバーライドのノードに組み込むシェーダによらず、グループ内のすべてのオブジェクトについて、選択したパラメータを操作することができます。

注:また、親をブランチ選択してオーバーライドを適用すれば、階層内の全オブジェクトにオーバーライドを適用できます。

この実行方法の詳細については、「シェーダパラメータをオーバーライドする」(「レンダリング」)を参照してください。