インスタンスの再生を高速化するために役立つヒントをいくつかご紹介します。
パーティクル インスタンスに複雑なジオメトリを使用している場合や、シミュレーションで多くのインスタンスを使用している場合は、ビューポートに表示するための他のシェイプを使用して表示を最適化することができます。
この操作を行うには、ポイントクラウドの[Particle Display]プロパティエディタの[Display As(表示)]リストから、シェイプ(ボックスや短形など)を選択します(「パーティクル表示を設定する」を参照)。選択したシェイプは、ジオメトリのバウンディング ボックスに従ってスケーリングされます。
また、複雑でアニメートされたインスタンス用に、インスタンス化されたジオメトリの低解像度およびアニメートされていないバージョンをスタンドイン(プロキシ)として作成できます。次に、任意の[If]ノードを使用して、スタンドインおよび実際のインスタンス ジオメトリ(使用する場合)を切り替えます。
パフォーマンスを向上させるために、テクスチャはビューポイントの個々のインスタンスには表示されませんが、レンダリングは行われます。
ボリューム シェーダが Render Tree のパーティクルに接続されている場合([Particle Volume Cloud]シェーダなど)、インスタンス シェイプは無視され、代わりにパーティクル データがボリューム シェーダによってレンダリングされます。サーフェイス シェーダを使用してパーティクル インスタンスをレンダリングする必要があります。
ワイヤフレーム モードで作業していたり、インスタンス ジオメトリの低解像度バージョンを使用している場合は、ビューポートのインスタンスを可視化するのに役立ついくつかのタイプの表示属性を使用できます。[向き]や[Point Velocity]属性タイプは、インスタンスの向きや動きを確認する場合に特に便利です。詳細については、「パーティクル表示属性を作成する」を参照してください。