アニメーションをコピーする

Softimage では、パラメータ間、オブジェクト間、またはモデル間の異なる方法とレベルでアニメーションをコピーできます。これは次のような方法で実行します。

[Animation]パネルのメニューから[アニメーションのコピー](Copy Animation)コマンドを使って、選択したオブジェクト間、またはマークしたパラメータ間でアニメーションのタイプをコピーします(「[Animation]メニューを使ってアニメーションをコピーする」を参照)。
Explorer またはプロパティエディタを使って、さまざまな方法でパラメータ間にアニメーションをコピーします(「Explorer またはプロパティエディタを使ってアニメーションをコピーする」を参照)。
タイムラインでパラメータ間やオブジェクト間のキーをコピーします(「タイムラインでキーを切り取り、コピー、貼り付けする」を参照)。
F カーブエディタでパラメータ間やオブジェクト間の F カーブとキーをコピーします(「キーおよび F カーブを切り取り、コピー、貼り付けする」を参照)。
DopeSheet でパラメータ間やオブジェクト間のキーをコピーします(「タイムラインでキーを切り取り、コピー、貼り付けする」を参照)。
DopeSheet で、モデル間、または同じモデル内のオブジェクトの階層間でアニメーションをコピーします。たとえば、モデル Fred とモデル Bob に同じパラメータ名がついていれば、モデル Bob からモデル Fred へ歩行サイクルのアニメーションを貼り付けられます。「階層間およびモデル間でアニメーションをコピーする」を参照してください。
アクションソースにオブジェクトのアニメーションを保存すると、そのアニメーションをモデル間でコピーできます。これは、シーン間でアニメーションを交換するときに大変便利です(「モデル間でのアクションの共有」を参照)。

[Animation]メニューを使ってアニメーションをコピーする

アニメーションのコピー元となるオブジェクトを選択するか、パラメータにマーク付けします。
[Animation]パネルで[Animation] [アニメーションのコピー](Copy Animation)を選択し、メニューから以下のオプションを選択します。
- [マークパラメータから](from Marked Parameters)選択したオブジェクトのマークパラメータからすべてのアニメーションをクリップボードにコピーします。
- [変換から](from Transforms)スケーリング、回転、移動のパラメータをすべてコピーします。また、適切なコマンドを使用して変換パラメータをタイプ別にコピーすることも可能です(各タイプの X、Y、Z パラメータをそれぞれ指定)。
- [すべてのパラメータから](from All Parameters)、[任意のアニメーションタイプ](Any Animation Type)選択したオブジェクトのすべてのパラメータのすべてのアニメーションをクリップボードにコピーします。
- [すべてのパラメータから](from All Parameters)、[エクスプレッション](Expressions)選択したオブジェクトのすべてのパラメータからエクスプレッションのみをクリップボードにコピーします。
- [すべてのパラメータから](from All Parameters)、[F カーブ](Fcurves)選択したオブジェクトのすべてのパラメータからFカーブのみをクリップボードにコピーします。
- [すべてのパラメータから](from All Parameters)、[レイヤアニメーション](Layer Animation)選択したオブジェクトの現在のアニメーションのレイヤにあるすべてのパラメータからFカーブをコピーします。

アニメーションを貼り付ける

アニメーションの貼り付け先となるオブジェクトまたはマークパラメータを選択します。
[Animation] [アニメーションの貼り付け](Paste Animation)を選択し、以下のいずれかのオプションを選択します。
- [すべてのパラメータに](to All Parameters)クリップボードに現在格納されているアニメーションを貼り付け、選択したオブジェクトのすべてのパラメータに適用します(パラメータ名が一致するものに貼り付けられます)。
- [マークパラメータに](to Marked Parameters)クリップボードに現在格納されているアニメーションを貼り付け、マークパラメータに適用します。
たとえば、クリップボードに全変換のアニメーションが存在し、回転パラメータのみにマークが付いている場合は、回転パラメータのみが貼り付けされます。

ヒント:これらのコマンドを使って複数のマークパラメータをコピーし、貼り付ける際に問題が発生した場合、その問題に関連するキーの範囲は DopeSheet を使ってコピーし、貼り付けることができます。詳細については、「タイムラインでキーを切り取り、コピー、貼り付けする」を参照してください。

Explorer またはプロパティエディタを使ってアニメーションをコピーする

上記で説明した方法に加え、Explorer やプロパティエディタを使用してパラメータレベルでアニメーションをコピーすることもできます。対象となるのはキー、リンクパラメータ、エクスプレッション、またはスクリプトオペレータによるアニメーションです。

また、現在のアニメーションのレイヤからアニメーションをコピーし、それをアニメートされた任意のパラメータに貼り付けることもできます。

アニメーションは、同一オブジェクトの異なるパラメータ、あるいは異なるオブジェクトの異なるパラメータ間で複製できます。たとえば、あるオブジェクトの X 回転値を別のオブジェクトの Y スケーリングにコピーできます。

次のイメージは、使用しているツールまたはビューによって、パラメータ間でアニメーションをコピーするさまざまな方法を示しています。

イメージ	アクション
A	プロパティエディタで、アニメートされているパラメータのアニメーションアイコンをドラッグし、別のパラメータのアニメーションアイコンにドロップします。
B	Explorer で、アニメートされているパラメータの[名前](name)をドラッグし、別のパラメータ名にドロップします。
C	Explorer またはプロパティエディタで、アニメートされているパラメータのアニメーションアイコンを右クリックし、[アニメーションのコピー]を選択します。 [レイヤアニメーションのコピー]を選択して、現在のアニメーションレイヤのにみコピーします。目的のパラメータのアニメーションアイコンを右クリックし、[アニメーションの貼り付け]を選択します。
D	Explorer で、あるオブジェクトのフォルダ全体(移動パラメータを含む Pos フォルダなど)を別のオブジェクトの同じフォルダ名にドラッグアンドドロップすることができます。

ヒント:

[Shift]キーを押しながらドラッグアンドドロップすると、アニメーションはコピーされずに移動します。

しかし、アニメートされていないパラメータまたはリンクパラメータに対してこの操作を実行すると、アニメーションをコピーするのではなく「=」エクスプレッション(等式)が作成されます(パラメータ A = パラメータ B)。